子どものスマホデビュー「中学生」が最多、親も「賛成」6割も 理由は?【日本トレンドリサーチ】

全世帯の95%以上が所有しているとされる「スマートフォン・携帯電話」。電話に加えて、メールやSNSなど世代を問わず利用できる情報通信ツールが搭載されている“令和の必需品”である。そうした背景から、「スマートフォンがほしい!」と子どもが思うのは普通のことで、それに対して「まだ早い!」と跳ね返すのも正常な親心だろう。

まさに今、家庭内で“スマホデビュー論争”が繰り広げられている人必見の情報が発表された。絶賛子育て中の男女を対象にした、携帯電話・スマホにまつわる最新アンケート結果だ。

携帯・スマホデビューは「中学生」が主流、人気はやはりスマートフォン

8月17日、日本トレンドリサーチが「子どもの携帯電話」に関するアンケート調査の結果を発表した。国民の必需品とはいえ、子どもに所有させるとなれば家庭の方針はそれぞれだ。特に子どもにとっては憧れのツールであり、その購入時期をめぐっては親と子どものバトルが勃発しかねないセンシティブな話題だろう。そのような修羅場(?)をくぐり抜けてきた、子どもをもつ調査対象者280名の回答に目を向けてみよう。

現在、子どもは携帯電話を持っていますか?

回答者全体の71.3%が「現在、子どもは携帯電話(スマホ/ガラケー)を持っている」(「日本トレンドリサーチ、青山ラジュボークリニック」調べ)

回答者全体の71.3%が「現在、子どもは携帯電話(スマホ/ガラケー)を持っている」と答えるなか、所有者から圧倒的に支持されているのは「スマートフォン」だった。フィーチャーフォン(ガラケー)と大差をつける90.8%で、現代の子どもたちがスマホネイティブユーザーであることをうかがわせる結果となった。

子どもに携帯電話はいつから持たせ始めた?

(「日本トレンドリサーチ、青山ラジュボークリニック」調べ)

気になるデビュー時期は、「中学」が最多票の35.7%を集めた。次いで「高校」が30.4%で、「大学」となると0.4%と激減。スマホデビューは中学生または高校生で実現するのが一般的なようだ。なかには「小学校低学年」が10.7%と早めのデビューを飾る層も。子どもの携帯電話事情ひとつとっても多様性の時代であることがわかる。

意外な結果?子どもの携帯電話所有「賛成派多数」なにかと物騒な世の中だからこそ必要か

子どもに携帯電話を持たせた当初、最初から賛成していましたか?

「子どもに携帯電話を持たせたい」親の心の内とは……(「日本トレンドリサーチ、青山ラジュボークリニック」調べ)

大半の家庭でスマホを筆頭とする携帯電話を子どもが所持していることがわかった。その背景には、子どもの願望以上に親のやさしさが関係しているようだ。「子どもに携帯電話を持たせた当初、最初から賛成していましたか?」の問いに、65.2%の親が「賛成していた」と回答している。理由として「どこにいるかわからなくなったりして心配だから」「安心出来るので」のほか、早めにデジタル社会に慣れさせたい、時代遅れになるのもかわいそう、といった子を想う気持ちがあった。

なかには今後も持たせる予定はない、と意志を示す回答者も。スマホをもつことによるリスクを考慮してのことのようだ。同調査からは、携帯電話を介して家庭ごとの教育方針が垣間見られた気がした。

出典元:【日本トレンドリサーチ
出典元:【青山ラジュボークリニック
参照元:【総務省

オトナライフ編集部
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