「マイナポイント駆け込み申請者」狙いの詐欺メール増加、クレカ情報の入力があれば確実に詐欺

フィッシング対策協議会は9月11日、マイナポイント事務局をかたるフィッシング詐欺への注意喚起を行った。どうやら、マイナポイント(第2弾)の申込期限が間近に迫ってきたタイミングに乗じて、この手の詐欺が増えている様子。くれぐれもダマされないよう注意が必要だ。

メールやSNSからフィッシングサイトへ誘導、個人情報等を詐取

マイナポイント事務局をかたるフィッシングメールの一例

マイナポイント事務局をかたるフィッシングメールの一例。フィッシングサイトへの誘導を促している(画像は「フィッシング対策協議会」より引用)

最近でも、他人の情報が誤って登録されるなどのトラブルが相次いだ「マイナンバーカード」。依然、多くの課題は抱えているものの、総務省によれば累計交付枚数は9,500万枚以上を数え、保有割合は約76%に達しているそうだ(2023年9月10日時点)。この普及の大きな原動力のひとつになったのが、「マイナポイント」だろう。2023年2月末までにマイナンバーカードの申請を行った人を対象に、最大2万円分のポイントがもらえる、マイナポイント第2弾の申込期限が9月末日に迫っている。

このような状況下で増えているという、マイナポイント事務局を装ったフィッシング詐欺。フィッシング対策協議会によれば、この種のメールに使われていた件名として、

・【マイナポイント第2弾】で獲得した20,000円ポイントはまもなく失効します
・【マイナポイント第2弾】20,000円分のポイントプレゼント!
・[マイナンバーカードに関する重要なお知らせ]

などを挙げている。

件名によっては、「まだマイナポイントの申込を済ませていない人」や、「ポイント付与対象となるカードの申請期限はすでに過ぎていることを知らない人」だけでなく、誰でもメールを開封して、フィッシングサイトに誘導されてしまうおそれがある。そこで、個人情報やクレジットカード情報等の入力を求められても、もちろん、決して入力してはいけない。

どのような時も個人情報を入力する前には、いったん立ち止まって確認を

マイナポイントの詐欺サイト

個人情報やクレジットカード情報等の入力を求められても、もちろん、決して入力してはいけない(画像は「フィッシング対策協議会」より引用)

クレジットカード情報の入力は要注意

クレジットカード情報の入力を求められたら確実に詐欺!

同協会では、このようなケースでダマされないよう、日頃から個人情報やクレジットカード情報等の入力を要求された時には、入力前に同様のフィッシング詐欺事例がないかを確認するように、アドバイスしている。また、オンラインで各種サービスの登録や契約内容の変更を行う際には、メールやSMS記載のリンクではなく、普段、利用しているスマホの公式アプリやブックマークからアクセスするようにも促している。

その他、いわゆる迷惑メール自体が多く届く場合、まず迷惑メールフィルターの設定が有効になっているかどうかを確認しておくとよいだろう。

類似のフィッシングサイトやメール、SMSを見つけた際には、フィッシング対策協議会(info@antiphishing.jp)まで連絡を。

引用元:【フィッシング対策協議会
参照元:【マイナポイント事業
参照元:【総務省

※サムネイル画像は(Image:​「フィッシング対策協議会」より引用)※画像は一部編集部で加工しています

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