20~30代女性の「節約術」1位は外食をやめる – プチ贅沢を我慢する傾向に【GRAVITY調べ】

電気代に食料品、ガソリン価格と、2023年に入ってからも、さまざまなところで価格の高騰が続いています。この苦しい状況の中で、ミレニアル世代と言われる20~30代の女性たちは、どのように節約をしているのでしょうか。HiClub株式会社が運営するSNS「GRAVITY(グラビティ)」は、20歳~39歳の女性332名を対象に、「節約術」に関するアンケート調査を実施しました。

節約のためにご褒美やプチ贅沢をがまん

20~30代女性が選ぶ「節約術」トップ10

20~30代女性が選ぶ「節約術」トップ10。「外食をやめる」という回答が第1位にランクイン(GRAVITY調べ)

同調査では、アンケート結果をもとに、20~30代の女性による「節約術」の上位10項目をランキング化。その結果、1位「外食をやめる」、2位「コスメはすべてプチプラ」、3位「コンビニで買い物をしない」、4位「美容院に行く回数を減らす」、5位「夏のエアコンは26度」、6位「サブスクリプションを解約」、7位「おやつを食べない」、8位「映画を映画館で見ない」、9位「推し活を我慢」、10位「服の購入はセール時のみ」となりました。

この結果を見ると、多くの女性がちょっとした贅沢や、ご褒美として楽しんでいた部分を“がまんしている”という印象を受けます。

コスメをプチプラに変えて、プチプラのよさに気が付いた

それぞれの項目に寄せられたコメントも見ていきましょう。1位の「外食をやめる」という回答へは、「外食はおなかいっぱいにならないのに高くなりがち」「パスタで1,000円以上するものはもう食べられない」「しっかり考えて作れば1食500円以内でおなかいっぱいになる」「安いスーパーやお得な店をハシゴして、自炊した方が外食より美味しくて健康的な食生活が送れるし、食費が驚くほどに浮く」「少しいい材料を買っても、自炊するほうが外食より安く、満足度が上がる」といったコメントが寄せられています。

コロナ禍でおうち時間を楽しむ人が増えたという流れもあり、外食しなくても家で自炊したものを食べることで満足が得られるならば、それが1番なのかもしれませんね。

また、2位の「コスメはすべてプチプラ」と回答した人からは、「日常はプチプラコスメで、デパコスはご褒美」「プチプラでも日常使いであれば問題ない」「プチプラとデパコスのハイブリッドで頑張っています」などのコメントが見られました。

最近は、プチプラであっても、高品質で使いやすいものが多いようで、中には「コスメ関係をプチプラに変えて、プチプラのよさに気が付きました」という声も。使い心地がよければ、プチプラで十分だと考えている人が多いようです。

続いて、3位の「コンビニで買い物をしない」という回答に関しては、「スーパーとかドラッグストアより割高」「入るとついつい無駄遣いしてしまう」「毎日使う500円くらいの出費が結果的に大きくなっていることに気付いた」などのコメントが寄せられています。

単価が高いという意見に加え、習慣のようになっている、ちょっとした出費が積もり積もると大きな金額になっているという声が多いようです。気軽に立ち寄れる分、無駄遣いをしないよう気を付けて利用しないといけませんね。

夏のエアコン、設定温度の変更は体調と相談して

4位の「美容院に行く回数を減らす」という回答へは、「月1から2~3カ月に1度へ」「染めるのをやめて、黒髪にした」「1000円カットなど安いところでも前髪だけなら切れる」「多少は髪が伸びても、縛ってなんとかしている」といったコメントが。

カットだけでなくカラーやトリートメントまでとなると、出費も大きく時間もかかります。回数を減らすことで、時間もお金も節約できるというのは嬉しい限りですが、定期的にメンテナンスはしていきたいところです。

5位の「夏のエアコンは26度」という回答については、「電気代もどんどん上がっているので、体を壊さない程度に」「夏のエアコンは必須、ただ、子どもの頃みたいにバカみたいに冷やすと電気代が飛ぶ」「健康面も考えて、ギリギリ暑くない温度に設定変更した」などのコメントが見られました。

冷房の温度設定を1度あげると、約13%の消費電力削減になる模様。しかし、今年の夏も猛暑が続いたように、異常な暑さになる日もあります。節約も必要ですが、体調を最優先に考えたいですね。

6位の「サブスクリプションを解約」という回答者の声を見ていくと、「固定費を最小限に抑える」「地味にお金がかかる」「忙しくて結果的に満足に見られていないため、動画のサブスクをやめた」などのコメントが寄せられていました。

個々の支払い額はそれほど大きくないため、気が付くといくつも契約しており、合算すると意外と高額だった、という人もいるようです。利用状況をあらためて確認し、本当に必要かどうか一度、見直してみるのもアリかもしれません。

おやつをがまんすることで、節約とダイエットの一石二鳥

7位の「おやつを食べない」という回答へは、「ダイエットも兼ねている」「初日はキツイけれど、慣れたら不思議と大丈夫」「痩せるし、節約にもなるし、最高」といったコメントが寄せられています。おやつを我慢することで、お金が節約でき、ダイエットにもなるため、ぜひ取り組みたい節約術と言えるのではないでしょうか。

8位の「映画館で映画を見ない」という回答に関しては、「値上がりしたなと感じてしまい足が遠のく」「昔は1000円で見られたのに、大人になって2000円では映画は見られない」「どうしても高く感じてしまう」「サブスクでも早めに出るから、どうしても見たい時以外は待つ」などのコメントが寄せられました。最近は動画配信サービスなどでも、すぐに視聴することができるため、「どうしても映画館で観たい!」という作品以外は見に行かない人も多いようです。

9位の「推し活を我慢」という回答へは、「推しに貢ぐより、自分に貢がないとやっていけない」「一番制御できる出費だから」「同じ商品を何個も買うのを控えました」「1番大切な“推し時”に取っておいている」といったコメントが寄せられています。自分の生活あっての推し活だと、冷静に割り切っている人も多いという印象です。

シーズンごとのセールに合わせて、計画的に洋服を購入

10位にランクインした「服の購入はセール時のみ」という回答者のコメントを確認すると、「洋服は高い」「セール品以外買えない」「国内ブランドだと各シーズンでセールしているし、そういった時に合わせて買っている」などの声が上がっていました。たしかに、街を歩いていると、ファッションコーナーではたびたび「SALE」のPOPを見かけます。“同じ商品を購入するなら安くなるタイミングで”と、思うのもうなずけます。

今回の調査結果を踏まえると、世の女性たちはそれぞれに、ちょっとした工夫を重ねて節約を頑張っているようでした。日常生活を健やかに送るために、ちょっとした贅沢や、気付かないうちに、意外とかさんでしまいがちな出費を見直し、賢く楽しく節約に取り組んでいきたいですね。

出典元:【HiClub株式会社/PR TIMES

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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