2023年10月に始まったハマスのイスラエルへの大規模攻撃などに関連し、ここしばらくはX(旧Twitter)上には暴力的な映像なども出回っています。ポストを閲覧してショッキングな想いをした方もいるのではないでしょうか。
こうした映像の中にはディープフェイクも混ざっていることが指摘されていますが、こういったセンシティブな内容を含む投稿をまとめて非公開にすることも可能です。
この記事では、X(旧Twitter)で「センシティブな内容」を含む画像や動画を非公開にする方法を画像付きでご紹介します。
X(旧Twitter)の「センシティブ」とは:暴力的な映像などを非表示にするには?
X(旧Twitter)では、刺激の強いコンテンツと成人の裸体および性的行動、強姦および性的暴行、獣姦、屍姦、グロテスクなコンテンツなどが「センシティブな内容」として規定されています。これらのコンテンツを公開する場合には、センシティブな内容を投稿するアカウントとして設定する必要があります。
もちろん、この中には暴力、身体的な争い、身体的危害などの暴力的コンテンツも含まれます。
このように暴力的な映像などを非表示にするには「ポストそのものは表示されているが画像・動画のプレビューをオフにする」といった対処法とポストの閲覧そのものを避ける方法の2通りがあります。
X(旧Twitter)で「センシティブ」な画像・動画を非表示にするには
まずは、X(旧Twitter)でセンシティブな画像・動画のプレビューをオフにする方法を細かくご紹介します。
「メディアのプレビュー」をオフにする方法
センシティブな内容を含むコンテンツ(画像や動画)を完全に避けるために、メディアのプレビュー全体を非表示にするのもひとつの手。設定方法は以下の通りです。
動画の自動再生をオフにする方法
ショッキングな動画がタイムラインに流れてきた際、通常は動画が自動再生されます。内容を目にしないために、動画の自動再生をオフにする方法もあります。
設定方法は以下の通り。
まず、画面左上にある自身のユーザーアイコンをタップし、メニューを表示させ、「設定とプライバシー」を開きましょう。
【PC版】「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」を切り替える
PC(ブラウザ版)からは、Xのセンシティブな内容を含むメディアを一括非表示する設定ができます。方法は以下の通りです。
X(旧Twitter)で「センシティブ」なポストの閲覧を避けるには
ここまで紹介してきた設定の他に、目についてしまうセンシティブなポストの閲覧を避けるための方法は以下の通りです。
・ミュートワードの設定
・積極的な通報
ミュートワードの設定
センシティブなポストの閲覧を避けるために、キーワードを指定しミュートに設定することが可能。設定方法は以下の通りです。
まず、画面左上にある自身のユーザーアイコンをタップし、メニューを表示させ、「設定とプライバシー」を開きましょう。
積極的な通報もおすすめ
こちらは目にしてしまった際の対処ですが、「センシティブな内容」にも関わらずに設定されず公開されているセンシティブな内容を含むポストはX(旧Twitter)の規約違反。Xでは違反行為の報告が可能です。
【iPhoneの場合】スクリーンタイムを活用する手もある
たとえば子どもがX(旧Twitter)で「センシティブな内容」に触れることを避けたい場合は、端末側でスクリーンタイムを活用することでSNSの利用に一定の制限もできます。
X(旧Twitter)の「センシティブ」関連の設定を活用しつつ、なおかつスクリーンタイムを活用することで子どもが衝撃的なコンテンツを目にするリスクをより軽減できます。
【自分がポストする場合】ポストの内容が「センシティブ」と思われる際の対処法
自分がセンシティブな内容を含むコンテンツを投稿する可能性がある場合、ポストするメディアを「センシティブな内容を含むものとして設定する」必要があります。
手順は以下の通り。
まず、画面左上にあるユーザーアイコンをタップし、メニューを表示させ、「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」を開きましょう。
なお、個々のポストに設定する方法は以下の通り。

【1】投稿する画像を選択した後、①画像右下の「筆マーク」をタップします。【2】続いて②右下に表示される「旗マーク」をタップ。【3】③警告の内容を選択し、④「完了」をタップして設定は終わりです。あとは通常通り投稿しましょう
【参考】X(旧Twitter)で「センシティブ」を解除して見る設定方法とは?
参考までに、「センシティブな内容を含むコンテンツ」を表示させる設定方法もご紹介します。なお、設定はAndroid版公式Xもしくはブラウザ版からのみ行うことができます。
なお、設定方法はこの他にも様々あり、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
画像・動画のプレビューおよび再生をオフにして、センシティブなコンテンツが目に入らないよう避ける方法と、ミュートキーワードの設定や通報によってポストそのものを避ける方法の2通りの対処法をご紹介しました。
センシティブな投稿については、見る側が設定するだけでなく、投稿する側もセンシティブな内容を含むものとして設定の上、投稿する必要があります。それぞれがX(旧Twitter)の設定を活用し、快適に利用するようにしましょう。