新NISA「利用意向はあるが始められない」約6割、つまずく理由は?【ウェルスナビ調べ】

近年、資産運用への世間の注目が集まる中、2024年から導入された新しいNISAについて知っている人はどのくらいいるだろうか。全自動の資産運用サービスを提供する「ウェルスナビ株式会社」は全国の投資意向がある投資未経験者約1,100人に「新NISAについての意識調査」を実施した。新NISAへの意向はあるものの、手を出せていない人たちにはどのような理由があるのか、さっそく見ていく。

NISA制度そのものが難しいと感じる人が約6割

新NISAにより変えた行動、あるいは実施予定のものはどれですか?

約半数近くの人が新NISAに関する行動を起こしていないことがわかった(「ウェルスナビ株式会社」調べ)

「新NISA開始にともない、投資に関する行動を変えましたか。あるいは今後実施予定のものはどれですか」という質問では、49.7%の人が「とくに行動の変化はない/実施予定のものはない」と回答。投資意向があるものの、約半数の人が行動を起こしていないことが判明した。今やYouTubeやSNSで気軽に学べる場所があるのに、何もしていない人がここまで多いのには驚きだ。

新NISA制度について難しいと感じる点はなんですか?

NISA制度の理解につまずく人が多いのが事実…(「ウェルスナビ株式会社」調べ)

また「新NISA制度について、利用するうえで難しいと感じる点はなんですか(複数回答可)」という質問には58%の人が「NISA制度そのもの」と回答しており、制度自体を理解するのが難しいと感じる人が多いといえる。さらに「投資する商品の選び方」56.1%、「投資する額の決め方」47.9%、「金融機関の選び方」45.9%という結果から、たとえNISA制度を理解できたとしても利用開始までに多くのハードルがあることがわかる。

NISA制度そのものの理解や、投資する商品や額を決めるのが難しいと感じる人が多いことから、新NISAに向けて行動にうつせない人が半数近くいるのだろう。

投資未経験者でも将来のために資産運用をしたいと考えている

新NISAをどのように使いたいですか?

ライフプランや将来のために資産運用をしたいと思う人は多い(「ウェルスナビ株式会社」調べ)

「新NISAをどのように使いたいですか(複数回答可)」という質問に、72.7%の人が「将来のため(住宅、教育、老後資金)にコツコツ運用したい」と回答。この結果から、投資未経験者でもコツコツ資産運用をすることで将来、手元にお金が残る可能性が高くなることを理解しているのだろう。ついで「自分のライフプランにあった形で運用したい」と回答した人が56.7%と、こちらも半数を超える結果に。

投資をするにあたり、ライフプランと結び付けて運用したいと考える人も多くいるようだ。また、34.7%の人が「NISAをはじめることで経済を勉強したい」と回答しており、NISAをきっかけに将来のために経済を学びたいと考える人も一定数いることが判明した。

近年「老後2000万円問題」の話題が多く取り上げられ、不安に思う人も少なくないだろう。そのような不安に対し、NISAなどの資産運用について、まずは勉強することからはじめてみてほしい。

出典元:【ウェルスナビ株式会社/PR TIMES

オトナライフ編集部
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