映像配信サービス「視聴機器」1位はテレビ、Fire TV Stickなどが大きく影響?【マイボイスコム調べ】

昨今ではNetflixやU-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、ディズニープラスなど、さまざまな映像配信(動画配信)サービスが普及していますが、ユーザーはどの視聴機器を使って、どの程度の頻度で利用しているのか気になるところです。マイボイスコム株式会社では、10代~70代の男女9345名を対象に、「映像配信サービス」に関するインターネット調査を実施していたので、その結果を見ていきましょう。

直近1年間で映像配信サービスを個人で利用した人は51.3%

直近1年間に、映像配信サービスを個人でどの程度利用しましたか?

直近1年間で映像配信サービスを個人で利用したという人は約半数。その7割が「週1回以上」の頻度で利用していることがわかりました(MyVoice調べ)

最初に、「直近1年間に、映像配信サービスを個人でどの程度利用しましたか?」と質問しています。その結果、「週1回」から「ほとんど毎日」までを合計した「週1回以上」という回答は全体の34.3%でした。これは、“直近1年間に映像配信サービスを利用した”と回答している51.3%の人の7割弱を占める結果となり、利用者には高頻度で映像配信サービスを利用している人が多いことがわかります。

また、「直近1年間に利用した映像配信サービス」を尋ねたところ、最も多かったのは「Amazonプライム・ビデオ」の56.2%、ついで「Tver」の42.5%となっており、「NHKプラス」「Netflix」「ABEMAビデオ、ABEMAプライム」が各10%台で続きました。その内訳を見てみると、「Tver」の利用者は40~60代の女性が最も多く、「ABEMAビデオ、ABEMAプレミアム」「Netflix」は男性若年層の利用者が多いという傾向があるようです。

「映像配信サービスを選ぶ上で重視する点」については、「月額料金」「見たい番組・ジャンルの充実度」が40%台、「無料かどうか」が39.9%、「定額制見放題タイプ」が21.1%でした。見たい番組が安く見られる、というのが最も重要なポイントであることがわかる結果となりました。

映像配信サービスの視聴機器では「テレビ」がトップに

映像配信サービスの映像を、どのような機器で視聴していますか?

映像配信サービスの視聴に利用する機器のトップは「テレビ」で52.7%、2位は「スマートフォン」で36.6%、3位は「ノートパソコン」で33.2%という結果でした(MyVoice調べ)

続いて、「映像配信サービスの映像を、どのような機器で視聴していますか?」と質問しています。最も多かったのは「テレビ」で52.7%、ついで2位が「スマートフォン」で36.6%、3位が「ノートパソコン」で33.2%、4位が「デスクトップパソコン」で21.3%、5位が「タブレット端末」で19.3%という結果となりました。

2015年に実施した第4回の結果と比較すると、「テレビ」は22.7%から52.7%と大幅に利用者が増えているのがわかります。これは、インターネットに接続できるネットテレビや「Fire TV Stick」「Chromecast」といったツールの普及が大きく影響しているのではないでしょうか。

なおオトナライフでは、映像配信サービスをテレビの大画面で視聴する方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「有料でも利用したい」と回答した人は29.8%! 過去調査と比較して増加傾向に

今後、映像配信サービスを有料で利用したいと思いますか?

「映像配信サービスを有料で利用したいと思う」と回答した人は29.8%。過去の調査を見てみると年々増加してきていることがわかります(MyVoice調べ)

同調査では最後に、「今後、映像配信サービスを有料で利用したいと思いますか?」と質問。その結果、「利用したい」「まあ利用したい」を合わせた「有料で利用したい」という回答は29.8%となっており、過去の結果を見てみると年々増加していることがわかりました。

利用したいという回答者からは、「地上波はほとんど見たいコンテンツ額なく、金を払ってもよいコンテンツを楽しみたいので」「ダウンロード機能もあるので、外泊の際も利用できるし、高画質で見たい映像を自分のタイミングで見られるから」といったコメントが寄せられています。

一方で、“有料では利用したくない”という回答者からは「値段が気になる。有料でもみたい程のコンテンツがない、無料のサービスで十分楽しめる」「有料だと見なきゃ損と思って、見たくないものまでずっとだらだらと見てしまいそう」といった声もあがっています。

オンタイムで視聴するか、録画やレンタルで楽しむのが主流だった映像コンテンツも、いまやオンデマンドの時代となり、ユーザーの意識は“いかに自分に合ったコンテンツが低価格で利用できるか”というところに向いているように感じられます。価格に見合ったコンテンツをいかに提供できるか、映像配信サービス市場も新たな時代に突入しているのかもしれません。

出典元:【マイボイスコム株式会社/PR TIMES

※サムネイル画像(Image:gguy / Shutterstock.com)

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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