ダイソーで550円のUBS-C有線イヤホンがiPhone 15で使えるか検証してみた

ダイソーではUSB-C(Type-C)接続の有線イヤホンが新たに発売されています。これならiPhone 15でも使えそうですが、本当に大丈夫なのでしょうか? また、音楽再生時の音質も気になるところです。そこで今回は、ダイソーで550円のUSB-C有線イヤホンを実際に購入して試してみました。果たしてその結果は……?

ダイソーで550円という低価格のUSB-C有線イヤホンは使える?

新しく購入したスマホに3.5mmステレオミニジャックがなく、スマホで音楽を聴くために、新たにワイヤレスイヤホンを購入した人も多いと思います。

しかし、ワイヤレスイヤホンはそこそこ高級な機種でないと音質が悪く、ゲームや動画を楽しむときに音がわずかに遅延することもありますよね。

そこでオススメしたいのが、USB-C(Type-C)接続の有線イヤホンです。これなら、3.5mmステレオミニジャックがないスマホでも、USB-Cに接続して音楽を楽しむことができるのです。

実は、最近ダイソーでも550円という低価格でUSB-C接続の有線イヤホン「リモコンマイク付USBType-Cイヤホン(0425)」が発売されました。

もちろん、このイヤホンはDACを搭載しているので、アナログ音声信号を出力できないスマホでも使用可能です。

DACとは“Digital-to-Analog Converter”の略。DAC対応イヤホンはデジタル/アナログコンバータのチップを搭載しているので、Androidスマホはもちろん、USB-C端子のiPhone 15でも使えそうです。

■ダイソー「リモコンマイク付きUSBType-Cイヤホン(0425)」のスペック

【型式】ダイナミック
【ドライバー】φ9mm
【出力音圧レベル】95dB±3dB
【再生周波数帯域】20Hz〜20,000Hz
【インピーダンス】16Ω
【プラグ】USB Type-C
【マイク周波数特性】100Hz〜10,000Hz
【指向特性】全指向
【感度】-43±3dB
【DAC】搭載
【ケーブル長】約1.2m

■ボタン操作

【1回押し】音楽再生・停止/電話発着時の受話・終話
【2回押し】曲送り/3回音楽再生・停止/電話発着時の受話・終話

ダイソー「リモコンマイク付きUSBType-Cイヤホン(0425)」1

こちらが今回筆者がダイソーで購入した「リモコンマイク付きUSBType-Cイヤホン(0425)」。DAC搭載で価格は550円と格安です。なお、ダイソーには重低音重視タイプの「4208」というモデルもあります(筆者撮影)

ダイソー「リモコンマイク付きUSBType-Cイヤホン(0425)」2

スマホとの接続はUSB-C(Type-C)になりますので、3.5mmステレオミニジャックのないiPhone 15やAndroidスマホでも使えそうです(筆者撮影)

実際にiPhone 15 Proで音楽を聴けるか試してみた!

それでは、ダイソーで550円のUSB-C有線イヤホンをiPhone 15 Proに接続して、本当に音楽が聴けるか試してみましょう。

まずは、イヤホンのUSB-C端子をiPhone 15 Proに挿します。ほかにはとくに何も操作する必要はなく、iPhone 15 Proで音楽を再生すればすぐに音楽が聴けるようになりました。

実際にiPhone 15 Proで音楽を聴けるか試してみた!1

まずは、iPhone 15 ProのUSB-Cにダイソーの有線イヤホンを接続しましょう。ほかの操作はとくに必要ありません(筆者撮影)

実際にiPhone 15 Proで音楽を聴けるか試してみた!2

実際にダイソーで550円のUSB-C有線イヤホンを接続すると、このような感じになります(筆者撮影)

これで、iPhone 15 Proでもダイソーで550円のUSB-C有線イヤホンが使えることは確認できました。しかし、肝心な音質のほうはどうでしょうか?

iPhone 15 Proで音楽を再生してみて最初に気になるのは、重低音がかなり響くことです。もちろん、中音や高音もクリアなのでけっして悪い音ではないのですが、どうしてもボーカルが重低音にやや埋もれてしまう感じがします。

そもそも、ダイソーの3.5mmステレオミニジャック接続の有線イヤホンの多くが、重低音重視のドンシャリ系ですが、それに近い印象なので音質の好みは分かれるところでしょう。

ちなみに、Apple純正「Apple EarPods (USB-C)」はAmazonで2,668円しますが、ダイソーならたった550円でDAC搭載のUSB-C有線イヤホンが購入できるのですから、これはかなりお得ですよね。

実際にiPhone 15 Proで音楽を聴けるか試してみた!3

イヤホンを耳に装着してみました。イヤーピースは柔らい素材なので、フィット感はよく長時間使っても耳が痛くならない感じがしました(筆者撮影)

Androidスマホで使用するときはOTG接続に注意!

次に、AndroidスマホでダイソーのUSB-C有線イヤホンを試してみましょう。

基本的にはAndroidスマホでも、USB-Cに接続すればすぐに利用できるのですが、中国製スマホの一部は「OTG」をオンにしないと使えない場合もあるので注意が必要です。

たとえば、今回使用したOPPO Reno5 Aは3.5mmステレオミニジャックも搭載していますが、USB-C接続の機器を使うときは、設定の「システム設定」で「OTG接続」をオンにしないと音楽を聴くことができませんでした。

OTGとは“USB On-The-Go”の略で、パソコンなしでもUSB機器を接続して使うための規格、USBインターフェース規格団体「USB IF」が2001年12月に策定したものです。

このOTG規格に対応しているスマホなら、USB-Cマウスやキーボード、USBメモリなども使用可能となります。

Androidスマホで使用するときはOTG接続に注意!1

まずは、AndroidスマホのUSB-Cにイヤホンを接続しましょう。多くの機種はこれですぐに音楽を聴くことができます(筆者撮影)

Androidスマホで使用するときはOTG接続に注意!2

今回使用したOPPO Reno5 Aでは、設定を開いて「システム設定」→「OTG接続」をオンにしないと音楽を聴くことができませんでした(筆者撮影)

実際にOPPO Reno5 AでダイソーのUSB-C有線イヤホンを接続して音楽を聴いてみたところ、決して音は悪くないのですが、やはり重低音がかなり響きます。

同じダイソーで販売されている3.5mmステレオミニジャック接続の「高音質ステレオイヤホン(マイク付、AL-004)」(価格330円)と比較しても、音質的にはさほど変わらなかったので、OPPO Reno5 Aの場合は、こちらで十分でしょう。

Androidスマホで使用するときはOTG接続に注意!3

OTG接続をオンにすれば、OPPO Reno5 Aでも音楽を聴くことができました。ただし、音質的には3.5mmステレオミニジャック接続のイヤホンとさほど変わりませんでした(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はダイソーで550円の「リモコンマイク付USBType-Cイヤホン(0425)」を実際に購入して試してみました。

その結果、音質はけっして悪くないものの重低音が響く感じなので、普段聴く音楽によっては音質の好みは分かれるかもしれません。

とはいえ、価格は550円と安価なのに、USB-C接続でiPhone 15やAndroidスマホでもしっかりと音楽が聴けることが確認できましたので、「とりあえず有線イヤホンで音楽を聴ければいいや」ということなら買いだと思います。

※価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2024年2月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

オトナライフ編集部
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