Amazonプライム会費「5,900円」が勝手に課金?解約・返金が可能かAmazonに聞いてみた

筆者の祖母(85才)は、筆者が数年前に買い与えたスマホを使ってAmazonで買い物を楽しんでいます。年会費無料で買い物ができ、自宅に商品が届くので「近所のスーパーまで運転しなくていいから安心」「ガソリン代もかからない」のが主な理由。ちなみによく購入しているのは、レトルト食品やペットボトルのお茶など。

ところが、先日「気付かないうちにAmazonプライム会員になっていたようだ」と連絡があり、祖母の携帯決済の履歴を見たところ確かに「5,900円」ほどの引き落としがありました。ちなみにプライムビデオなどは全く見ておらず、お急ぎ便は「使ったか使っていないかよく分からない」そう。

なおAmazonプライム会費は2023年8月に年会費を4,900円から5,900円に値上げしています。そこで、おそらく5,900円はAmazonプライム会費の引き落としだと予想しました。

本人が特に意識していないうちに加入してしまった「Amazonプライム」は解約・返金ができるのか、Amazonに聞いてみました。

Amazonプライム会費「5,900円」が勝手に課金?よくある原因

前知識として、本人が意識することなく、Amazonプライム会費「5,900円」が課金されてしまうよくある原因をいくつかご紹介します。

プライム会員の無料体験に加入し、体験期間が終了して有料版に移行した

Amazonプライムは基本的に30日間の無料体験期間が用意されています。

プライム会員の無料体験に加入し、体験期間が終了して有料版に移行した1

無料体験期間ではAmazonプライムサービスをすべて受けることが可能

しかし、無料体験期間終了前に解約手続きを行わないと有料会員に自動的に切り替わってしまい、5,900円が引き落とされてしまいます。

商品購入時に「お急ぎ便」を選択した

自分が無料体験に申し込んだ覚えがないという場合は、注文時に「お急ぎ便」を選んでしまった可能性があります。

商品購入時に「お急ぎ便」を選択した1

プライム会員でない場合、注文画面にこのような表示が出る場合があります。無料お急ぎ便と勘違いしがちですが、これがプライム無料体験へのリンクです

Amazonプライム会費の返金はできるのか?Amazonに聞いてみた

課金するつもりがないのにAmazonプライムの会費が引き落とされてしまった場合、返金は可能なのでしょうか。実際にAmazonに問い合わせを行ってみました。

筆者の家族のシチュエーション

冒頭でも説明した通り、筆者の祖母はレトルト食品などを買うためにAmazonを利用していますが、自分で無料体験に申し込んだ記憶はないそう。おそらく「無料お急ぎ便」と勘違いして、無料体験リンクを通じてプライム会員に登録してしまったのでしょう。

そしてAmazonプライム・ビデオは一切見ていないものの、Amazonプライムの特典であるお急ぎ便は使ったか使っていないかは定かではないとのことでした。

Amazonへの問い合わせ方法

まず、Amazonの問い合わせ方法は以下の通りです。

Amazonへの問い合わせ方法1

【1】Amazonアプリの場合、画面右下の①三本線ボタン(≡)をタップし、ページ最下部までスクロールして②「カスタマーサービス」をタップ。【2】③「Amazonプライム会員」をタップします

Amazonへの問い合わせ方法2

【3】④「会員情報管理」をタップし、【4】⑤「カスタマーサービスへ連絡」をタップして問い合わせをしましょう

解約・返金が可能か実際にAmazonに聞いてみた

気付かないうちにAmazonプライムに加入してしまったのは、祖母にも非がありますが、本当にAmazonプライム・ビデオやお急ぎ便を一切使っていない状況であれば、返金があればありがたいものです。

そこでAmazonチャットサポートに以下の2点を質問しました。

解約・返金が可能か実際にAmazonに聞いてみた1

「Amazonプライム・ビデオやお急ぎ便を使っていない場合は返金が可能か」「お急ぎ便等を使ってしまっている場合は返金は難しいか」を聞きました

解約・返金が可能か実際にAmazonに聞いてみた2

つまり「Amazonプライム・ビデオやお急ぎ便など、プライムのサービスを一切使っていない」場合は返金が可能。そしてサービスを使ってしまっている場合でも「意図していない形で加入してしまった」ならば、返金が可能とのことでした。

後者の場合は「意図していない形で加入した」ことを証明する必要があるものの、筆者の祖母のケースと同様の例であれば、丁寧に説明することでAmazon側に意図やシチュエーションがおそらく伝わると思われます。

メールアドレスが分かればプライムのサービスの利用状況も分かる

なお登録しているメールアドレスが分かれば、Amazonチャットサポートに伝えることでプライムのサービスの利用状況も調べてもらえます。利用状況を確認し、本当に全くプライムのサービスを利用していなければ返金までの流れもよりスムーズです。

親族がAmazonプライムに意図せず加入してしまった、というような筆者に近いシチュエーションの場合、その親族のメールアドレスも問い合わせ前にメモしておきましょう。

Amazonプライムの解約・退会方法

このような事態にならないために、Amazonプライムの無料期間に登録している場合は早めに解約手続きをすることをおすすめします。

Amazonプライムの解約方法は以下の通り。

アマゾンプライムの解約・退会方法1

【1】①人型アイコンをタップしマイページを開き、②「アカウントサービス」をタップします。【2】③「プライム会員情報の設定・変更」をタップします

アマゾンプライムの解約・退会方法2

【3】④「プライム会員情報の管理」をタップし、【4】表示されたメニューから、⑤「プライム会員情報」をタップします

アマゾンプライムの解約・退会方法3

【5】⑥「プライム会員資格を終了し、特典の利用を止める」をタップします。【6】⑦「特典と会員資格を終了」をタップします

アマゾンプライムの解約・退会方法4

【7】続けて⑧「会員資格を終了する」をタップし、【8】最後に⑨「日付+特典と会員資格を終了」をタップすれば解約は完了です

まとめ

一度もAmazonプライム・ビデオやお急ぎ便などのプライムサービスを使っていない場合や、意図せず会員登録をしてしまった場合は会員費を返金してもらうことが可能。登録しているメールアドレスをAmazonチャットサポートに伝えることでサービスの利用状況も調べてもらえます。「会員費が引き落とされて初めて気が付いた」という場合は問い合わせてみましょう。

オトナライフ編集部
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