フリマアプリは年代が上がるほど「購入のみ」が増加、若年層は売買両方利用が多数

フリマアプリは手軽に出品したり、欲しいものを購入できたり便利なツールだ。では実際どれくらいの人が利用し、購入金額や売上金などはどの程度なのだろうか。アプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」がフリマアプリに関するアンケート調査を実施しているので見てみよう。

フリマアプリの利用経験が最も多いのは20代で73.0% 若い世代ほど利用者が多い傾向

フリマアプリの利用経験は

(「Appliv」調べ)

フリマアプリと聞いてわからない人はいないだろうが、実際どれくらいの人が利用しているものなのだろうか。スマホユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」が10~60代の男女1,365人を対象に、フリマアプリに関するアンケート調査を2024年3月25日~4月5日に行ったところ、フリマアプリを利用したことがある人は59.0%という結果だった。

フリマアプリの利用経験年代別

利用経験者の半数以上がフリマアプリで売買をしており、約7割が販売経験ありと回答している(「Appliv」調べ)

年代別に見ると最も利用経験が多かったのは「20代(73.0%)」で、「10代(69.5%)」、「30代(66.1%)」と続き、最も利用経験が少なかったのは「60代(37.8%)」との結果だった。若い世代ほど利用者が多く、年代が上がるほど少なくなっている。筆者が若いころは、フリマといえば公園などで開催されるイベントのことだった。今も場所を借りて出品するといったやり方もあるようだが、フリマ=アプリとイメージする人が多いかもしれない。

売り買い両方の利用者が最多で半数以上 フリマで買う理由1位は価格が安いから

プリマアプリを利用した目的は

(「Appliv」調べ)

では、売り買いの利用割合はどうかというと、「売る・買うの両方」が最多で51.2%、「買うのみ」が30.6%、「売るのみ」が18.3%だった。年代別では、60代が「売る・買うの両方」と「買うのみ」が同率だが、それ以外の年代では「売る・買うの両方」が最も多くなっている。「売るのみ」は年代が上がるほど減り、逆に「買うのみ」は年代が上がるほど増える傾向にあった。

フリマアプリで購入する理由は

フリマアプリでの購入では価格交渉ができるというのも魅力の1つだ(「Appliv」調べ)

次にフリマアプリで買う理由を聞いたところ、1位は「価格が安いから(471人)」、2位が「品揃えが豊富だから(192人)」、3位が「希少価値の高い商品があるから(177人)」との結果だった。フリマアプリは中古品が多いため、出費を抑えたいというニーズにぴったりなことが一番の魅力のようだ。

フリマアプリで売り理由は

(「Appliv」調べ)

同じくフリマアプリで売る理由を尋ねると、1位は「不要なものを処分したい(372人)」、2位が「不要なものを売り小遣いを稼ぎたい(335人)」、3位は「店舗での買取価格より高く売れる(183人)」で、66.5%が不要なものを処分する手段として活用していることがわかった。昨今は処分するにも費用がかかるものが多く、リサイクルなどへの意識の高まりなどが背景にありそうだ。フリマアプリで買ったものを販売した経験がある人は51.0%という結果もあり、「捨てるくらいなら売ろう」という意識が強くなってきているのかもしれない。

フリマアプリでの年間平均購入金額は

(「Appliv」調べ)

最後に、売買の金額を見てみよう。年間平均購入額で最も多かったのは「3,000円未満(31.3%)」、次いで「5,000円未満(21.9%)」とあまり大きな買い物はしていない印象だ。
年間平均売上金額の最多は「3,000円未満(25.0%)」、次に「5,000円未満(21.3%)」と購入金額とほぼ同額同割合という結果だった。

いらないものを手放し、必要なものを安く買えるフリマアプリは、物価高の昨今にはありがたい存在。賢く活用したい。

出典元:【Appliv(アプリヴ)

オトナライフ編集部
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