世界で3億5,000万人以上ものプレイ人口を抱える米エピックゲーム社の大人気シューティングゲーム「フォートナイト」がiOSに復活するようだ。独自の課金システムを実装したことで、米アップル社から規約違反として2020年8月よりApp Storeから削除されてしまっていたフォートナイト。
この問題はエピックゲームとアップルの訴訟問題にも発展し、解決までは数年単位の長期化が予想され、当分iPhoneでプレイすることはできないだろうと言われていた。そのためこの突然の朗報に喜ぶ人も多いだろう。だが、App Storeに復活したわけではない。一体どういうことなのだろうか?
iPhoneでもプレイが可能に! でもGeForce NOWって?
半導体メーカーの米NVIDIA社が1月13日(現地時間)、自社のゲームストリーミングサービス「GeForce NOW」で期間限定のクローズドベータ版としてフォートナイトを提供することを発表した。
GeForce NOWは別途購入したゲームコンテンツをインストールすることで、手持ちのさまざまなデバイスからプレイすることができるようになるクラウドゲームサービスだ。GeForce NOW版フォートナイトをプレイするには、まずはGeForce NOWに登録し、1月14日からスタートしているベータ版の抽選に参加する必要がある。リリースはその翌週とのことだ。有料プランのほかに無料プランもあり、その場合はプレイ時間が1時間までという制限があり、続けてプレイするには再起動しなければならない。連続して1時間以上遊びたい場合には、月額9.99ドルの有料プランとなる。
ちなみにモバイル版のフォートナイトは、タッチコントロール操作。NVIDIAによるとエピックゲームと協力しモバイル版のタッチ操作を最適化したとのことだ。コンシューマーゲームに慣れている人は操作に慣れる必要はありそうだが、これまで「興味はあってもわざわざゲーム機を買うほどではない」と見送っていた層にまで広がっていくかもしれない。
ゲーム業界は大きく変わる? クラウドゲームに注目
このニュースに対しネット上からは「うおおお!」「え?iPhoneでフォートナイトできるようになるの?ガチ嬉しいんだけど」「来週からiPhoneでできるってま?」「よし。これで『iPhoneだから…』とか言ってたリア友を引きずり込めるな!!」など歓喜するフォートナイトファンが続出。フォートナイトの人気の高さと合わせて、iPhoneユーザーの多さも改めて実感できる反応となった。
NIVIAだけでなく、グーグルやアマゾン、マイクロソフトなど大手テクノロジー企業が介入し近年注目を集めているクラウドゲーム。まだまだ発展途上ではあるが、ゲーム業界を大きく変える存在となってきていることは否定できない。今回のフォートナイトの一件でまた認知度が上がり、ユーザーがさらに増えていくかもしれない。従来の据え置き型ゲーム機の時代が終わり、クラウドゲームが主流となる日も来るのだろうか? 今後どう成長していくのか注目だ。
引用元:NVIDIAは→こちら
参照元:『フォートナイト』がGeForce NOWを介してiPhoneで復活【iPhone Mania】
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