「地図アプリといったらやはりGoogleマップ!」という人は多いだろう。しかし、iPhoneの純正マップはバージョンを重ねるごとに改良されており、大分快適に利用できるようになった。特にApple Watchと組み合わせた経路案内はとても便利に使えるのだ。
iPhoneの純正マップは経路案内がとても便利!
(Image:BigTunaOnline / Shutterstock.com)
iPhoneのマップが最初に登場したとき、地図上に「パチンコガンダム駅」や「マクドナルド公園」といったネタとも思えるような地名が表示されるなど、地図アプリとしてはあまりにお粗末な状態だった。しかし、登場から数年。地図として基本的な部分から便利な機能まで改良されてきた。そして純正アプリならではだが、アプリ自身がiPhoneに最適化されており、快適に利用できる工夫がいくつもされている。
特に便利なのが経路案内。Googleマップで経路案内を使う場合、地図をチェックするにはアプリをずっと開いていなければならない。スリープにしたときは、一度ロックを解除する手間が必要だ。
純正マップアプリの場合、ナビ中はロック画面に地図が表示され操作が可能。ロックを解除する手間が省けるのは非常に快適だ。また、Apple Watchを利用している場合、ナビを開始するとApple Watch側にルート案内が表示される。つまり、iPhoneを取り出さなくてもナビされる仕組みになっている。
純正マップアプリでは、画面の中央付近に検索ボックスが表示される。行きたい場所をここに入力して検索しよう
キーワードを一部入力すると、該当する場所から近い順に表示される。行きたい場所が表示されたらタップする
目的地の情報が表示されるので、「経路」をタップする
交通手段を選択し、「出発」をタップする
ナビを開始すると、iPhoneをロック中でもロック画面にナビゲーションが表示され、地図を操作できる。画面上部をスワイプすれば、スクロールして経路の全体観が順番に表示されるようになっている
Apple Watchを装着している場合、次に曲がる場所などを画面全体に表示する。交通機関を使っている場合、乗車駅の出発時刻や到着時刻、駅の出口の番号なども表示される。デジタルクラウンを回せば、経路の全体をスクロールして確認できる
ナビ中にApple Watchの画面をタップすると、地図を確認できる
iPhoneの純正マップアプリは精度も大きく向上しており、初期とは比べものにならないほど便利になった。今回紹介したロック中も利用できるのはサッと確認するのにとても便利。iPhoneユーザーなら一度試してみてはいかがだろうか。