今スマートフォンのホーム画面を見たときに、普段からよく使っているアプリはいくつあるだろうか。連絡ツールのみ使っている人もいれば、SNSをよくチェックする人や、スマホゲームを楽しむ人など、普段のスマホの使い方でその数は大きく変わってくるだろう。
今回ご紹介するのはスマホアプリに関する調査結果だ。いったいみんなどれくらいのアプリをダウンロードしているのだろうか。その中でも日常的に使っているアプリの数は？他人のスマホ事情を覗いていこう。
スマホにダウンロードしているアプリはいくつ？
年代によって緩やかに変化するダウンロード数（NTTドコモ「モバイル社会研究所」調べ）
NTTドコモ モバイル社会研究所は2022年2月、アプリの利用動向に関するアンケート調査を実施した。回答者はスマホを利用している15～79歳の男女6,272人だ。
まずは自分でスマホにダウンロードしたアプリの数から。全体の結果では「10～19個」が32%と最も多く、続いて「20～49個(25%)」、「5～9個(22%)」と続いた。年代別で見ていくと、若い世代の方が比較的多くのアプリをダウンロードしている傾向にあるようだ。
筆者としては、10代～30代は「50個以上」の割合がもっとも多いと予想していた。若い世代の人たちのスマホのホーム画面がアプリでいっぱいになっているのをよく見かけるからだ。ときどき、「スマホの容量は大丈夫なのか」「どこに何のアプリがあるのかわからなくならないのだろうか」など、余計な心配が働くほどアプリがぎっしり入っている人も見る。ただやはりそういう傾向にあるのは若者がほとんどで、筆者の周りにいる40代以降の人たちのスマホはすっきりしているものが多いように感じる。
また、ごくわずかではあるが20代の回答に「アプリをダウンロードしていない」という回答が2%いるのが衝撃だった。そんなレアな20代、まだ一度もお目にかかったことはない。ちなみに筆者のスマホの中には68個も自分でダウンロードしたアプリが入っていた。
では、スマホの中に入っているアプリの中でほぼ毎日使っているものはどれくらいあるだろうか。
スマホに入っているアプリで毎日使っているのはいくつ？
ダウンロードの数の割に毎日使うアプリは少ない（NTTドコモ「モバイル社会研究所」調べ）
次に、スマホに入っているアプリで日常的に使っているものの数を見ていこう。全体的に一番多かったのは「5～9個」で43%だった。ダウンロード数もほぼ毎日使うアプリの数も「5～9個」と答えた人は、本当に必要なアプリだけを入れて使っているのだろう。
しかし多くの人が、たくさんのアプリをダウンロードしつつも、日常的に使うアプリは一部だけという状態になっているようだ。68個のアプリをダウンロードしている筆者だが、実際ほぼ毎日使っているのは8個ほど。では残りの60個ほどのアプリはどうなのか。毎日は使わないが必要なものが18個、それ以外の42個はなんとなく必要になるときがありそうだから入れている、という状態だった。だんだんほとんど使っていない42個のアプリをアンインストールした方がいいような気もしてきた。
それでもアンインストールしないのは、その作業が面倒でいざ必要になったときにないと困るからだ。このアンケートに答えた筆者と同じような状態の人たちの中にも、こういった考えの人はいるように思う。
また、ほぼ毎日使うアプリとなるとかなり数も限られてくるのではないだろうか。連絡ツール、SNS、YouTubeなどが予想される。例えばサブスクのアプリは時間に余裕のあるときや休日のみ、カメラアプリはお出かけしたとき、ネット通販のアプリは何か買いたいときだけなど、必要だけど日常的には使わないというものは多いだろう。こういった点からアプリのダウンロード数と日常的に使うアプリの数は離れているのではないだろうか。
このアンケート結果を見て、少しスマホの中身を整理した方がいいように感じた。あなたのスマホはどうだろうか。
出典元：日常的に利用するアプリの数「5個以上」が全体の6割を超える【NTTドコモ モバイル社会研究所】
※サムネイル画像（Image:mama_mia / Shutterstock.com）
