フォートナイトはシューティングゲームなので、快適なプレイにはある程度のPCスペックが必要です。とくにノートパソコンの場合は、公式が発表している「推奨動作環境」を満たすものを使用するほうが無難。本記事では、フォートナイトの推奨スペックと、ケースごとのおすすめノートPCを紹介します。
フォートナイトがプレイ可能なノートパソコンの選び方・条件
フォートナイトはノートパソコンでもプレイできますが、ある程度のスペックが必要です。まずはフォートナイトの必要動作環境と推奨動作環境を確認しておきましょう。いずれも「公式サイト」の情報をまとめたものです。
フォートナイトの必要動作環境
フォートナイトの必要動作環境は下記のとおりです。これを満たしていないとゲームを起動することも困難です。
OS | Windows 7/8/10 64-bit以降 Mac OS Mojave 10.14.6以降 |
プロセッサ(CPU) | Core i3-3225 3.3 GHz以上 |
メインメモリ(RAM) | 4GB以上 |
グラフィックカード(GPU) | インテルHD グラフィックス 4000以上 インテルIris Pro グラフィックス 5200以上 |
ビデオメモリ(VRAM) | 指定なし |
ストレージ | 指定なし |
たいていのノートPCであれば上記の条件は満たしています。しかし上記のスペックはあくまで「最低限」のものなので、十分に余裕があるくらいのスペックがなければ、画面がカクついて満足にプレイできないかもしれません。
フォートナイトの推奨動作環境
フォートナイトの推奨動作環境は下記のとおりです。これくらいのスペックがあれば、フルHD解像度の中画質設定くらいで、ある程度は快適にプレイできるでしょう。
OS | Windows 10 64-bit以降 |
プロセッサ(CPU) | Core i5-7300U 3.5 GHz以上 AMD Ryzen 3 3300U以上 |
メインメモリ(RAM) | 8GB以上 |
グラフィックカード(GPU) | Nvidia GTX 960以上 AMD R9 280以上 |
ビデオメモリ(VRAM) | 2GB以上 |
ストレージ | 指定なし |
5年以内に購入したゲーミングノートPCであれば、問題なくプレイできる可能性が高いです。ただし、必要動作環境より大幅に要求スペックが高まっているため、中古品や型落ち品の場合は要注意。
クオリティプリセット「最高」用要件
フォートナイトをフルHD最高画質でプレイするために必要なスペックは下記のとおりです。
OS | Windows 10 64-bit以降 |
プロセッサ(CPU) | Core i7-8700以上 AMD Ryzen 7 3700x以上 |
メインメモリ(RAM) | 16GB以上 |
グラフィックカード(GPU) | Nvidia GTX 1080以上 AMD Radeon RX 5700 XT以上 |
ビデオメモリ(VRAM) | 4GB以上 |
ストレージ | NVMe SSD |
数年以内に購入したハイクラスのゲーミングノートPCでなければ、上記のスペックを満たせない可能性が高いです。とくにグラフィックカード(GPU)のスペックが重要なので、お手持ちのノートパソコンを使用する場合は注意してください。
グラボなしのPCでフォートナイトは遊べる?
グラボ(グラフィックカード)を搭載していないノートパソコンでも、フォートナイトのプレイ自体は可能です。しかし、最低画質でもどうにか30FPS程度のフレームレートが出る程度にとどまります。快適に遊べるとはいえません。
グラボなしでノートパソコンで遊ぶには、現実的にはクラウドゲーミングサービスの利用が必須でしょう。たとえばクラウド上でゲームが遊べるサービス「GeForce Now」では、フォートナイトのクローズドベータテスト参加者を募集しています。とはいえ2022年現在ではまだテスト段階であり、安定的に遊べるようになるにはまだ時間を要します。
用途(コスパ/性能)別の「フォートナイト」におすすめノートパソコン
「コスパ重視」「144FPS以上」「244FPS」の3つの用途別に、おすすめのゲーミングノートパソコンを紹介します。
コスパ重視 | 価格が安いノートパソコン
とにかくコスパ重視でフォートナイトをプレイしたい場合は、下記2機種のノートパソコンがおすすめです。
Lenovo Legion 560 82JW00D4JP |
G-Tune P5 [ Windows 11 ] | |
CPU | AMD Ryzen 7 5800H | Intel Core i5-11400H |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650 | NVIDIA GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB DDR4 3200MHz | 16GB |
ディスプレイ | 15.6型 フルHD 120Hz 液晶パネル (ノングレア) | 15.6型 フルHD 液晶パネル (ノングレア) |
メーカー | Lenovo | マウスコンピューター |
参考価格(税込) | 127,211円 | 139,800円 |
いずれも「推奨動作環境」を十分満たせるスペックです。「Legion 560」はコスパに定評があるLenovo製で、120Hzのディスプレイが特徴的。「G-Tune P5」はNVMe対応の高速SSDを搭載しているため、ロード時間が短く快適にプレイできるでしょう。
性能重視 | 144FPSが出せるノートパソコン
144FPS出せる環境で有利に戦いたい場合は、下記のハイスペックノートパソコンがおすすめです。
Lenovo Legion 560 82JU00SBJP |
FRXNM711/B | |
CPU | AMD Ryzen 7 5800H | Intel Core i7-11800H |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB 3200MHz | 16GB 3200MHz |
ディスプレイ | 15.6型 フルHD 165Hz 液晶パネル (ノングレア) | 15.6型 フルHD 液晶パネル (ノングレア) |
メーカー | Lenovo | フロンティア |
参考価格(税込) | 168,771円 | 194,800円 |
いずれも最新世代のRTX 3060グラボを搭載しており、フルHD最高画質でも余裕があります。「Lenovo Legion 560」はディスプレイが165Hzなので、高フレームレート時も精細な画面でプレイ可能。「FRXNM711/B」はマルチスレッド性能が優れた「Core i7-11800H」CPU搭載で、グラボの性能を十分に引き出してくれます。
性能重視 | 244FPSが出せるノートパソコン
244FPS出せる圧倒的なスペックのノートパソコンが必要な場合は、下記2機種がおすすめです。
ASUS TUF Gaming F17 FX707ZR |
Lenovo Legion 760 82N600GRJP |
|
CPU | Intel Core i7-12700H | AMD Ryzen 7 5800H |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 |
メモリ | 16GB DDR5 4800MHz | 16GB DDR4 3200MHz |
ディスプレイ | 17.3 フルHD ワイドTFT 144Hz (ノングレア) |
16.0 WQXGA IPS LEDバックライト 165Hz (ノングレア) |
メーカー | ASUS | Lenovo |
参考価格(税込) | 199,800円 | 204,356円 |
いずれもグラボにGeForce RTX 3070を採用し、デスクトップPC並みのスペックを誇ります。「ASUS TUF Gaming F17 FX707ZR」は、最新のDDR5メモリを搭載しており、従来のPCより高速な処理が可能です。「Lenovo Legion 760」は、マルチスレッドに強いRyzen 7 5800Hと滑らかな165Hzモニターを採用し、高フレームレートで快適にプレイできます。
自分のパソコンがフォートナイトの要件を満たしているか確認する方法
自身のノートパソコンがフォートナイトの推奨スペックを満たしているか、下記の方法で確認できます。
まとめ
フォートナイトを快適にプレイするためには、それなりのスペックのゲーミングノートパソコンが必要です。12万~13万円前後の予算があれば、推奨動作環境を満たすノートパソコンが手に入ります。予算が20万円以上なら、200FPS以上が出せるノートパソコンも視野に入るでしょう。
※サムネイル画像(Image:DANIEL CONSTANTE / Shutterstock.com)