「出張に行く」などと偽って、別の場所へ旅行に出かけた。うまく嘘をついたつもりが、現地で撮影した写真を相手に見られ、あっさりバレてしまった……。そんな失敗を防ぎたいなら、写真に埋め込まれた位置情報にご用心。撮影後に位置情報を偽装できるアプリを使えば、本当の居場所を隠してアリバイを作れる。
スマホの写真では撮影場所が簡単にバレる!
(Image:Shutterstock.com)
スマホで写真を撮影すると、GPSで取得した位置情報が埋め込まれ、撮影場所が簡単にわかってしまう。GPSをオフにして撮影すれば情報を隠せるが、「何かやましいことがあるからオフにしたの?」と、かえって怪しまれることもあるだろう。疑われるのがイヤなら、もう一歩進んだ対策が必要だ。
iPhoneの「写真」アプリで写真を開くと、画面上部に撮影場所が表示される。画面を上へスワイプすれば、地図や詳しい住所もわかってしまう
iPhoneの場合、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「カメラ」→「許可しない」を選択すれば、写真に位置情報が付加されない。ただし、逆に怪しまれることもあるので要注意だ
「Mappr」で写真の位置情報を偽装する
iPhoneで写真の位置情報を偽装したいなら、「Mappr」を使おう。住所や郵便番号で検索して場所を探し、その地点を写真の撮影場所として指定できる。たとえば東京で撮った写真を、札幌で撮影したように見せかけるといった操作が可能だ。画面表示は英語のみだが、検索には日本語の住所も使える。地図で場所を確認し、ドラッグ操作で位置を変更できる機能もある。編集後は「写真」アプリに保存するほか、インスタグラムに投稿することもできる。
「Mappr」を起動したら、まず「Photos」をタップ。なお、「Camera」をタップすれば、その場で写真を撮影できる
iPhoneに保存されている写真の一覧が表示されるので、この中から写真を選んでタップする
地図が表示されたら、画面上部の「Search address」と書かれた部分をタップする。なお、写真に位置情報が埋め込まれている場合は、その場所が紫色のピンで示される
住所(郵便番号でも可)を入力し、「検索」をタップ。候補が表示されたらタップする
検索した場所が地図で表示される。画面下部の虫眼鏡アイコンをタップすると拡大/縮小が可能だ。ピンをロングタッチしてからドラッグすれば、位置を調整できる。完了したら右上の共有アイコンをタップ
保存する場合は「Save」をタップ。「Open in Instagram」をタップすれば、写真をインスタグラムに投稿できる
完了したら、「写真」アプリで保存した写真を開き、位置情報がきちんと変更されていることを確認しよう。元の写真は不要なら削除しておく
「Mappr」で位置情報を変更すれば、誰かに写真を見られても、本当の撮影場所を知られることはないはずだ。ただし、写っている風景や建物などから場所がバレてしまう可能性もあるので、写真のチョイスには十分注意しよう。