「ひろゆき」といえば、忖度しない鋭い物言いで相手を“論破”していく姿が若年層を中心に人気を博す論客だ。予想もつかない切り口の発言で、日々メディアを沸かせるひろゆきだが、そんなひろゆきを思い通りに喋らせることのできるツールが登場し、ネット上で大きな話題となっている。
今回は、実際に「おしゃべりひろゆきメーカー」をやってみて、その模様をレポートしていきたいと思う。
“論破王になんでも言わせられるジェネレーター”が誕生!
ひろゆき本人もひろゆきメーカーで遊んでいる
AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供する株式会社CoeFontは9月5日、ひろゆきのAI音声「CoeFont」の登録を記念して、ひろゆきのAI音声で原稿を読ませた動画を生成できるジェネレーターコンテンツ「おしゃべりひろゆきメーカー」を公開した。AI音声合成技術を用いて、ひろゆきの過去の音声データからAI音声化を実現させたという。
もちろんひろゆき本人も公認しており、ジェネレーターの公開にあたって「お手柔らかにお願いします。。(原文ママ)」とコメントを寄せている。
筆者も、実際にさわってみようとサイトを訪れると、謎のユルいイラストとともに「ひろゆきに適当な事を喋らせよう!」と、これまたユルく遊ぶことが推奨されていた。
あなたなら論破王に何を言わせてみる?
サイトを開くと、ジェネレーターには、例文として「なんだろう、嘘つくのやめてもらっていいですか」と、過去にひろゆきの発した名言がプリセットされている。試しにこのフレーズで「動画を生成」してみると、若干の違和感はあるものの、AIとは思えないひろゆきボイスが作られた。また、過去の配信から持ってきたと思われるひろゆきの画像と合わせて、粗めのパラパラ漫画のような雰囲気の3秒間の動画として生成される。音だけでなく視覚的にもおもしろいジェネレーターだ。
実際に生成してみるとわかるのだが、テキストの中に「、」や「。」を入れると、ちゃんと“間”を作ってくれる点もすごいと感じた。文字を並べていくだけでは、切れ目なくひろゆきボイスが垂れ流されるだけなのだが、“間”を作って一文一文を区切って読ませると、途端に本当の朗読感が増しておもしろい。実際に長文を入れて試す人は、しっかり句読点を打った文章を使用してみていただきたい。
本物のひろゆきに代わって、何かを“論破”するもよし、現実ではお目にかかることがないであろう「白旗をあげて完全降伏するひろゆき」を作成して悦に浸るもよし。この手の音声ジェネレーターは遊び方が無限大だ。
バズりまくっている「#おしゃべりひろゆきメーカー」のハッシュタグをながめながら、本物のひろゆきよりも“ひろゆきらしい”フレーズを作り出すユーザーの登場を待ちたい。
引用元:おしゃべりひろゆきメーカー voiced by CoeFont→こちら
※サムネイル画像(Image:Alim Yakubov / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています