厚生労働省が提供していた新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA(ココア)」は、2022年11月17日をもって機能停止することになりました。しかし、COCOAアプリを安易に削除してしまうと、機能が停止せずバッグラウンドで動作して、ムダにバッテリーを消費してしまうのです。そこで厚生労働省は最終アップデート版(3.0.0)を配信して完全に機能停止できるようにしました。そこで今回は、COCOAの正しい削除方法を紹介しましょう。
COCOAをアンストール(削除)してもバッググラウンドで動作し続ける!?
新型コロナウイルスの流行に伴い、厚生労働省は2020年6月から新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の提供を開始しました。
しかし、陽性者の全数届出の見直しで陽性登録が可能な人が限られることから、2022年11月17日をもって機能を停止することとなったのです。
ところが、古いCOCOA(バージョン2.0.1)のアプリをアンインストール(削除)しても、機能が完全には停止せず、スマホのバッテリーを消費し続けてしまうのです。詳しくは、こちらの記事で確認してください。
そこで、厚生労働省では「機能停止機能」を持った、最終アップデート版(3.0.0)を2022年11月17日から配布することになったのです。
iPhone版の3.0.0は11月17日にはApp Storeで配布されており、Android版も11月24日には3.0.0がGoogle Playで配布されています。
そこで今回は、iPhoneとAndroid、それぞれのCOCOA(3.0.0)のアップデート方法と機能を停止する方法を紹介しましょう。
まず、iPhone版COCOAについて解説しましょう。iPhone用のCOCOAは11月17日に最終アップデート版(3.0.0)がApp Storeから配布されている状態です。
したがって、App StoreでCOCOAを3.0.0にアップデートしてから、「機能停止」処理を行えば完全に機能を停止することが可能です。
ただし、設定には「接触通知」が残っているので、過去の接触履歴や接触通知は有効になっていますので、こちらもオフにしておきましょう。
●COCOA(App Store/iPhone)は→こちら
■iPhoneでCOCOAを3.0.0にアップデートする手順
■COCOAの接触通知をオフにする手順
COCOAを3.0.0にアップデートして機能を停止し、接触通知をオフにしたら、COCOAアプリを削除してしまっても問題ない。
ホーム画面のCOCOAアプリ長押しで表示される「Appを削除」を選択して削除してしまおう。
■COCOAアプリを削除する手順
Android版COCOAについて解説しましょう。当初は間に合わなかったAndroid用のCOCOA最終アップデート版(3.0.0)でしたが、11月24日にはGoogle Play(Playストア)で配布されています。
Google PlayでCOCOAを3.0.0にアップデートしてから「機能停止」処理を行えば、完全にCOCOAの機能を停止させることが可能です。
ちなみに、11月24日以降にCOCOAアプリを起動すると、最終版(3.0.0)へのアップデートのお知らせが表示されるはずなので、その案内から最終版にアップデートすることもできます。
ただし、Googleの設定には「COVID-19接触通知システム」が残っているので、アプリを削除する前にこちらもオフにしておきましょう。
■AndroidでCOCOAを3.0.0にアップデートする手順
●COCOA(Google Play/Android)は→こちら
■AndroidでCOCOAの機能を無効にする手順
■COCOAアプリを削除する手順
まとめ
いかがでしょうか? App StoreやGoogle PlayにあるCOCOAの最終アップデート版(3.0.0)を利用することで、機能を完全に停止することが可能です。今すぐ、自分のスマホで確認してみましょう。