10代~20代前半を指す“Z世代”は、現代日本のトレンドを作り出す年代と言っても過言ではないだろう。前の世代と比べ、トレンドが速いスピードで移り変わるのは、スマートフォンの普及によるものが多いといえる。話題性のある物事は、すぐさま拡散、共有され、一気にトレンド化し、すぐ、また別のトレンドが誕生していると考えられるだろう。
つまり、若者のスマートフォンのアプリを探れば、現在や未来のトレンドが丸わかり、といえるのではないだろうか。今回は大学生のスマホ事情についてのアンケートの内容を、カテゴリ別にランキング形式で紹介。2023年の最新トレンドとはなにかを見ていこう。
【SNS】では 「LINE」が1位。【カメラ】では「Pinterest」など
Z世代を中心としたブランディング・マーケティング会社である「bineo」が行った「現役大学生の“スマホアプリ・ホーム画面”調査」の調査結果から、最新のトレンドを見ていこう。まずは、情報化社会の現代に不可欠な【SNS部門】。1位は不動の人気「LINE」(96.1%)であった。手軽に連絡が取れる機能を持つSNSのため、もはや、スマートフォンを持つ人ならだれもが入れていて当たり前といえるだろう。
【カメラ・写真ランキング】では、「Pinterest」が1位となった。画像やイラストなど、ビジュアルから情報の検索ができるため、文字よりもより簡単にほしい情報を手に入れられるサービスとなっている。わかりやすさがZ世代からの票を集めた理由といえるだろう。
【ゲーム部門】では、「Among Us」が1位を獲得。“人狼ゲーム”の要素とかわいいビジュアル、オンラインで集まってプレイできるゲーム性がコロナ禍の状況とマッチし、いまや、世界中で人気のゲームだ。現在はスマートフォン以外の機器からもゲームのプレイが可能であるため、少し落ち着いたものの、まだまだ人気のアプリゲームといえるだろう。
そのほか【エンタメ部門】では「Netflix」が1位となっており、コロナ禍で人気となったアプリやサービスの人気が、まだまだ続いていることが伺える結果となった。
Z世代が今年、とくに注目するアプリを3つ紹介!
Z世代に人気のアプリを見ると、新たな発見も複数見つけられた。たとえば【SNS部門】ランキングでは、2位に「Instagram」(82.4%)、3位は「Instagram」(60.7%)となる中、「Snapchat」(51%)が4位にランクインしている。Snapchatは画像や動画の投稿アプリで、特徴は「履歴が残らない」ことである。話した内容も送った写真もすぐ消えるため、会話内容を保存され、拡散される心配がないとZ世代から評価を集めているようだ。
bineoのリサーチによると、今年に注目すべきアプリが3つという。
まずは日記アプリ「MOODA」。顔の絵文字で1日の記録をつけることができるため、簡単に日々を振り返ることができる。「自分の成長のために日記をつけたいが、なかなか続かない」と悩んでいる人にぜひ、オススメのアプリといえるだろう。
“ポイ活”をしている人にぜひ利用してもらいたいのが「トリマ」だ。自分が移動した距離分だけ、ポイントが貯まるアプリとなっており、貯めたポイントはコンビニやファストフード店の商品引換券と交換することが可能なのだという。家にこもることが増えた人にとっては、外に出るためのよいきっかけとなるアプリといえるだろう。
女性の悩みに寄り添うアプリ「OiTr」も注目のアプリだ。公共施設の女性用トイレに生理用ナプキンを常備し、無料で提供を行うサービスであり、アプリからどこのトイレに生理用ナプキンが置いてあるのかを確認することができる。急な生理でナプキンを持ち合わせていない、というハプニングが発生しても安心して対応することが可能。
大学でも導入されはじめており、今後もシェア率を伸ばすことが予想されているようだ。時代遅れにならないよう、2023年の最新トレンドをしっかり抑えることが大切といえるだろう。
出典元:【株式会社bieno/PR TIMES】
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