【iOS版】Google Chromeに加わる4つの新機能が話題 – Googleマップも翻訳機能も進化

WEBサイトを閲覧するときに使用するソフトである「ブラウザ」。私たちユーザーはインターネットの“入口”として日々使っており、それぞれお気に入りのブラウザがあるだろう。Apple社のSafari、Microsoft社のEdgeなどがその代表格だが、世界的にトップシェアを誇るのがGoogle社が提供する「Chrome」だ。多くのユーザーに愛用されるなか、その地位に甘んじることなく、さらなる進化が図られている。そのバージョンアップされた機能4種類がこの度、発表された。

iPhoneユーザーに朗報! iOS版のChromeに加わる4機能

Chromeに対して、すでに満足しているユーザーは大満足に発展するだろうか(画像は「Google」公式サイトより引用)

今回、iOS版「Chrome」に追加されるのは、①Googleマップについてアプリを切り替えすることなく検索・表示する機能、②言語選択や音声再生が加わった翻訳機能、③イベントの詳細情報を簡単にカレンダー機能、④カメラを用いて情報検索や翻訳ができるGoogle Lens機能の4種類の機能だ。アプリ根幹にかかわるバージョンアップというよりも、細かな各機能の底上げにも近い。

(画像は「Google」公式サイトより引用)

①のGoogleマップに関する機能は、Chromeアプリを起点にした情報検索が容易になる。WEBサイト上の住所を長押しするとメニューが表示され、地図で表示したい場合はGoogleマップに位置情報が表示される。Chrome上でスムーズに位置表示できるのは、Google社のAI性能が向上したことが関係している。

(画像は「Google」公式サイトより引用)

②もまさに、AI性能があるからこそ実現した機能だろう。翻訳したいWEBサイト上の文章を選択してGoogle翻訳を活用すると、指定言語の文章が表示される。音声読み上げにも対応しているのもうれしい。

(画像は「Google」公式サイトより引用)

③は外出・旅行ムードが高まる社会において重宝する機能だ。WEBサイト上の対象イベントにかかわる日付を長押しすると、該当情報をGoogleカレンダーに追加できる。時間のほか、場所、イベント説明情報などの登録の有無も決められる柔軟性も備えている。

(画像は「Google」公式サイトより引用)

④はCMでもおなじみの便利機能・Google Lens検索だ。Chromeのアドレスバーに設けてあるLensアイコンをタップしてカメラを起動し、被写体を指定すると該当する情報が表示される。モデルが着用する服のブランドや、きれいだと感じた花の種類など、知的好奇心が生まれた瞬間に調べられる機能が、iPhoneでも使用できるようになる。

iPhone=Safariの純正構図を崩せるか……、Chromeが臨むユーザー獲得争い

(Image:Tada Images / Shutterstock.com)

Chromeの機能アップからブラウザ業界の激しい戦い、進化合戦がうかがえる

Google社が発表したiOS版Chromeの機能追加は、iPhoneユーザーの満足度向上や新たなiPhoneユーザー獲得を目指してのことだろう。Chromeはブラウザシェアにおいてトップではあるものの、Apple社が手掛けるSafariが追従する状況であり、Google社としては盤石とはいえない。

ブラウザは日々使うものだからこそ、ちょっとした違和感や不満が蓄積していき、他ブラウザに乗り換えが起きても不思議ではない。Chromeの進化はiPhoneユーザーに心に刺さるのか注目だ。

引用元:【Google
参照元:【9to5Mac

※サムネイル画像は(Image:​「Google」公式サイトより引用)

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