【2024】タクシーアプリおすすめ6社を比較:すぐ乗れるアプリはどれ?対象地域や台数も解説

スマホでタクシーを呼ぶ「タクシーアプリ」。待ち時間や料金を事前に確認できる他「クレジットカードや電子マネーでの支払いが可能」「レシートや領収書をメールで受け取り可能」と様々なメリットがあります。

しかし2024年現在、複数の会社がタクシー配車アプリをリリースしており、どのアプリを選べばいいか迷っている方もいるでしょう。そこで、この記事では、日本で利用できるタクシーアプリの中から、おすすめの6社を比較してご紹介。対応エリアや登録台数、支払い方法や料金など、タクシーアプリの選び方に役立つ情報を解説します。

タクシーアプリの選び方

タクシーアプリを選ぶときには、以下の3つのポイントに注意しましょう。

・対応エリア
・登録台数
・支払い方法と料金

対応エリア(対象地域)

タクシーアプリは、全国どこでも使えるわけではありません。各社が提携しているタクシー会社や地域によって、対応エリアが異なります。

主なタクシーアプリの対応エリアを以下の表にまとめました。

タクシーアプリ名 対応地域
GO 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
Uber Taxi 北海道、青森県、宮城県、福島県、石川県、東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、広島県、高知県、福岡県、沖縄県
DiDi 北海道、宮城、東京、埼玉、千葉、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、広島、福岡、長崎、沖縄
S.RIDE 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、宮城県、愛知県、大阪府、宮崎県
フルクル 東京23区、武蔵野市、三鷹市、横浜市
東京無線タクシー 東京都23区、武蔵野市、三鷹市

全国に対応しているタクシーアプリは「GO」。また徐々に拡大傾向にあるのが「Uber Taxi」や「DiDi」です。

登録台数:配車マッチングしやすいか?

自分が使いたい地域にそのタクシーアプリが対応している場合、基本的には登録台数が多いアプリほど配車マッチングしやすく、すぐにタクシーに乗りやすいです。たとえば「GO」は東京都内タクシー台数の2/3、全国でタクシー台数の半分と提携しており、台数が多く、マッチングしやすいアプリの1つです。

一方でユーザーも多いため、タクシー需要が高い地域や時間帯ではGOでマッチングを試みても時間がかかる場合も。そうした際は「その地域での登録台数」を重視するのもおすすめ。たとえば「S.RIDE」は全国で約1万8,000台、東京都内では約1万2,000台のタクシーに対応しています。東京都内のタクシーの3台に1台がS.RIDEに対応しているため、都内ではタクシーを呼びやすいアプリです。

支払い方法・料金

タクシーアプリの大きな特徴は、アプリ内で決済ができること。急いでいるときにタクシーアプリを使ってタクシーを呼び、ネット決済ができれば降車時の決済の時間を節約することが可能。
一方、タクシーアプリを利用してタクシーを呼んだ場合、迎車料金などが必要となります。タクシーを拾った場合の方が安くなることもあるため注意しましょう。

【1】GO(旧MOV×JapanTaxi)

GOは日本最大級のタクシーアプリ。旧名はMOV×JapanTaxiでしたが、2020年9月にリニューアルして、GOになりました。一番の特徴は対応地域の広さです(画像はGO公式サイトより引用)

対象地域と登録台数

GOは2024年現在、45都道府県で利用可能。ただし、地方地域は県庁所在地などでしか利用できないこともあるので注意が必要です(画像はGO公式サイトより引用)

45都道府県をカバーできているタクシーアプリは、実は極めて貴重。特に地方でタクシーを呼びたい場合は、GO一択になりやすいでしょう。

たとえばUber Taxiと対象エリアを比較してみましょう。

(画像はUber Taxi公式サイトより引用)

 

Uber Taxiは21の「都市」に対応していますが、たとえば「東京」では、武蔵野市など西東京のエリアをカバーできてはいません。一方、「GO」は23区はもちろん、青梅市、西多摩郡までもカバーしています。

(画像はUber Taxi公式サイトより引用)

 

また、「GO」は10万台以上のタクシーとのネットワークを持ち、現在では全国のタクシーの台数の半分、都内のタクシーの2/3が「GO」と提携していると言われています。都内のタクシー台数は約5万台。つまり、都内の3万台ほどのタクシーをカバーしていることになります。

一方、「Uber Taxi」は2,700台程度。その差は10倍ほどで、「すぐ乗れるタクシー」を探す場合はやはり「GO」ということになるでしょう。

配車手数料や迎車料金はかかる?

「GO」は手配料がかかります。料金を以下の表にまとめました。

各手配料 料金
アプリ手配料 100円
(ニセコエリアのみ900円)
AI予約手配料 370円?980円
優先パス手配料 300円?980円
こだわり条件指定料
(GO優良乗務員手配料、JPN TAXI車種指定手配料、空気清浄機など搭載車両手配料)
各150円
空港定額手配料 400円

使い方

アプリを起動後、初回のみ個人情報の登録が必要になります。登録後、ピンで乗車ポイントを指定し、目的地などを設定してタクシーを呼びます。料金はメーター運賃のほか、「事前確定運賃」を選ぶことも可能。決済はアプリ内で行えます

【2】Uber Taxi

Uber Taxiは2024年2月現在、全国21都市で利用できるタクシーアプリ。事前に料金の見積りが可能。「思ったより高かった」といった不満を解消できます(画像はUber Taxi公式サイトより引用)

対象地域と登録台数

Uber Taxiは東京都を中心に全国21都市で利用可能。登録台数は2,700台ほどです。

 配車手数料や迎車料金はかかる?

Uber Taxiの配車手数料はタクシー会社によって異なります。なお、混雑する時間帯やエリアによって「ピーク料金」が課されることがあるので注意。

使い方

アプリ起動後、初回のみUberに登録する必要があります。登録が済んだら配車をリクエスト。乗車位置と降車位置を設定し、「Uber Taxi」ボタンを押すと配車手配完了です

【3】DiDi

DiDiは「平均5分でタクシーが来る」を謳い文句にしている配車プラットフォーム。AIを活用し、もっとも近い場所にいるタクシーを効率的に配車してくれます(画像はDiDi公式サイトより引用)

対象地域と登録台数

2024年2月現在、DiDiは全国15都市に展開しています。筆者が調べた限り、登録台数は非公開ですが、東京都や大阪府など、主要都市では数千台のタクシーと契約しています。

配車手数料や迎車料金はかかる?

DiDiの迎車料金は配車されるタクシー会社によって異なります。ただし、アプリ内で迎車料金なしのタクシー会社を指定することは可能です。

使い方

アプリ起動後、初回のみ登録が必要です。登録後、目的地とタクシーの種類を選択し、乗車地をピンで指定すればOK。決済はアプリ内で行えます

【4】S.RIDE

S.RIDEはAI技術を活用してタクシーが呼べるタクシーアプリ。「S.RIDEプレミアム」というサブスクプランが用意されているのが特徴で、ワゴン車種の指定配車が利用可能になったり、タクシーがより捕まりやすくなります。また、予約の際のサービス利用料が0円です(画像はS.RIDE公式サイトより引用)

対象地域と登録台数

対象地域は関東を中心とした9都市。東京都内は10,000台が登録されています。

配車手数料や迎車料金はかかる?

配車手数料や迎車料金は配送されるタクシー会社によって異なります。なお、予約配車の際には別途予約サービス利用料がかかります。

使い方

先述した通り、S.RIDEはアプリ起動後、スライドをするだけでその位置にタクシーを呼ぶことが可能。タクシーを待っている間に目的地を入力できるため、急いでいる場合などにもおすすめ

【5】フルクル

フルクルはスマホを振るだけで周辺500メートル以内の空車タクシーに乗車の意志を伝えることができる新感覚のスマホアプリ。ユーザー登録の必要もなく、迎車料金もかかりません(画像はフルクル公式サイトより引用)

 対象地域と登録台数

対象地域は東京都23区と武蔵野市、三鷹市、横浜市。2021年1月時点で約4,100台のタクシーが対応しています。

 配車手数料や迎車料金はかかる?

フルクルはタクシーと客のマッチングアプリのような性質のアプリ。そのため、配車手数料や迎車料金はかかりません。

使い方

フルクルは起動後、スマホを振れば周辺のタクシーに5分間乗車の意思を伝えることが可能。一度振ったあとは5秒間隔で位置情報が更新されるため、移動しても問題ありません

【6】東京無線タクシー

東京無線タクシーは、東京のタクシー会社が共同で運営するタクシーアプリ。東京23区と武蔵野市、三鷹市で利用できます(画像は東京無線タクシー公式サイトより引用)

 対象地域と登録台数

名前の通り、対象地域は東京都のみ。約3,500台が登録しています。

配車手数料や迎車料金はかかる?

迎車料金は400円かかります。

使い方

アプリ起動後、初回は電話番号と氏名の登録が必要です。「タクシー注文」画面から迎車場所を選び、「注文」します。手配が完了すると、タクシーの無線番号と到着予定日時が伝えられます

東京都内でタクシーアプリを使うならどのアプリがおすすめ?

東京都内では国内で利用できるタクシーアプリのほとんどが利用できますが、おすすめなのは都内での台数が多い「GO」。もしくは、サブスクリプションプランのある「S.RIDE」です。

(画像は各公式サイトより引用)

 

  GO S.RIDE
配車手数料 100円 無料
予約手配料 370円~980円 サブスクプランなら無料
(月額3,480円)
車種指定 各150円
空港定額手配料 400円

先述した通り、S.RIDEにはサブスクリプションプランがあり、予約手配料や車種指定などが無料で使い放題になります。そのため、よくタクシーを使い、快適に利用したい場合は「S.RIDE」、たまにしか乗らない場合は「GO」がおすすめです。

タクシーアプリのよくある質問

タクシーアプリに関するよくある疑問と答えをご紹介します。

タクシーアプリでタクシーを呼ぶと「呼ぶだけ」でお金がかかる?

基本的にタクシーアプリでタクシーを呼ぶと迎車料金がかかります。ただし、フルクルは迎車料金はかかりませんが、迎車を確約するものではありません。

キャンセル料はかかる?

タクシーアプリでタクシーを呼んだあとにキャンセルした場合はキャンセル料金が発生することがあります。たとえば「GO」では、配車確定後、3分以上経ったあとにキャンセルすると500円(税込)のキャンセル料が発生します。

 ピーク時や混雑時に追加料金はかかる?

ピーク時や混雑時に追加料金がかかることもあります。たとえばUber Taxiではタクシー需要が高まった際、「ピーク料金」という名目で追加料金がかかります。

まとめ

タクシーアプリは、待ち時間や料金を事前に確認可能、決済が簡単、レシートや領収書をメールで受け取り可能など、ユーザーにとって様々なメリットがあります。アプリ毎に特徴が異なるため、タクシーをよく利用するエリアや利用頻度に応じて、自分に合ったアプリやプランを選択し、快適に利用しましょう。

オトナライフ編集部
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