米国ではFacebook、Instagram、Twitterと並ぶ人気を誇り、4大SNSの一角を占めるSnapchat。日本での知名度は他の三者に及ばないが、本国では若年層を中心に圧倒的な人気を誇り、中高年層にも広がりを見せているとか。すでに日本上陸も果たしているこのSNSの人気の秘密に迫った!
他のSNSにはないSnapchatの強みとはなにか?
(Image:BigTunaOnline / Shutterstock.com)
ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグがFacebookを開発したように、Snapchatもスタンフォード大学の3人の学生によって設計された。2011年に開発され、同年中にiOSアプリとして配信されたこのアプリケーションは、翌2012年の段階で1日あたり2000万枚という膨大な量の画像が共有されるようになり、2017年にはニューヨーク証券取引所に上場を果たしている。
そんなSnapchatの最大の特徴は2つ、すなわち共有する画像が一定の時間が経つと自動的に消えてしまうことと、画像を保存したり、スクリーンショットしたりできないこと(無理に保存しようとすると、相手に通知されてしまう)である。この2つの機能により、仮に問題のある画像(自分や他人の個人情報が写った写真など)をアップロードしてしまったとしても、他のSNSほど被害が拡大しないというメリットがあるため、予期せぬ炎上やストーカー被害を避けることができるのだ。
ようやく中高年に浸透し始めたSnapchat
(Image:charnsitr / Shutterstock.com)
TwitterなどのSNSとはことなり、画像・動画がメインで文字要素がほとんどないことから、リリース当初から若者がユーザーの多数を占めていたSnapchat(2017年時点でアメリカの12歳〜17歳の8割が利用していると推定される)だが、昨今ではようやく中高年層にも浸透してきたとされる。おそらく、その最大の理由は「簡単だから」のひとことに尽きるだろう。
文字主体のサービスは若者だけでなく、ネットそのものに親しみのない高齢者にとっても煩わしいのだ。文章を書くよりも写真を一枚送るほうがはるかに楽であるのは間違いない。また、使い方だけでなく登録方法もかなり簡単で、メールアドレスを入力する必要さえない(電話番号を入れれば、あとはSMSだけのやりとり)。日本語版もリリースされ、おそらく我が国でも流行することは間違いなしだろう。なお、アメリカではSnapchatは家族間の交流にも利用されるとのこと。最近家族間の会話が減ったとお嘆きのお父さん、息子・娘より先にSnapchatに慣れ親しみ、家族間の連絡ツールとして採用なされてみてはいかがだろうか?
【スナップチャット登録方法】
Snapchatの起動画面。最初は下部の「登録」をタップして、個人情報を入力する。
名前を登録する。
生年月日を登録する。
ユーザーID(Snapchat上の名前)を決める。
パスワードを決める。
電話番号を入力。
SMSで認証番号が届くので、それを入力すればSnapchatの登録は完了。
【メニュー画面】
Snapchatのメニュー画面。最下段の「マイストーリー」から投稿する写真を撮影し、右上の「シェア」から共有する。