「旅行に行く暇がない」「円安で、海外にまで行くのが億劫」というときにGoogleマップで気軽に旅行気分を味わう人も少なくないでしょう。せっかくGoogleマップで旅行気分を堪能するなら、リアルでの旅行では尻込みしてしまうかもしれない「ちょっと怖い場所」をのぞいてみませんか?
Googleマップには「ストリートビュー」機能があり、実際にその土地で撮影された風景をクリックしながら楽しむことができます。
この記事では、今回は、そんなGoogleマップで見つけた「怖いストリートビュー」を10個厳選してご紹介します。それぞれの場所の座標情報も掲載しているので、実際にストリートビューで探索して、その恐怖を体験してみてください。
【目次】
1.カプチン派のカタコンベ(イタリア)|8000体のガイコツが並ぶ地下墓地
2.人型の池(ブラジル)|奥地に作られた巨大な人型の人工池
3.キング・ハリド軍事都市(サウジアラビア)|大型複合軍事施設
4.青い木(オーストラリア)|真っ青に塗られた枯れた木
5.ミステリーサークル(アメリカ)|正体不明の施設?
6.写り込んだ宇宙人(日本)|空に浮かぶ不思議な物体
7.ゴールドウェル野外博物館(アメリカ)|ゴーストタウンの幽霊の彫刻
8.地獄の門(トルクメニスタン)|燃え続ける巨大な洞窟
9.クフラオアシス(リビア)|無数に広がる黒いサークル
10.人形の島(メキシコ)|朽ちた人形がいたるところに祀られた島
11.まとめ
カプチン派のカタコンベ(イタリア)|8000体のガイコツが並ぶ地下墓地
・検索キーワード:「カプチン、カタコンベ」
・座標:38.11205168523225, 13.339238240858961
シチリア島パレルモにあるカプチン派修道院に付設されたカタコンベ(地下墓地)には、16世紀から1920年までに埋葬された8000体ものミイラが安置されています。とにかくその数の多さに圧倒され、当時の服をまとった姿から生前の様子が偲ばれます。
人型の池(ブラジル)|奥地に作られた巨大な人型の人工池
・検索キーワード:「Lagoa Humanoide」
・座標:-21.805010088459223, -49.09005991900415
ブラジルのサンパウロ、イアカンガと呼ばれる地域に存在する巨大な人型の池。何の目的でこの池が作られたのかについて、公式な情報はありませんが、人によって作られた人工的な池なのだそう。Googleマップで上空から見るとその全容がよく分かります。
キング・ハリド軍事都市(サウジアラビア)|大型複合軍事施設
・検索キーワード:「キング・ハリド軍事都市」
・座標:27.985057096071568, 45.54529198214326
キング・ハリド軍事都市は、サウジアラビア東部のアル・バーチン近郊に位置する複合軍事施設。湾岸戦争の間、アメリカ軍及び多国籍軍の将兵の拠点として使うために設計、施工されました。各種訓練施設、空軍基地、防空システム、病院、ショッピングモール、娯楽施設などすべての施設を含めると30km四方にもなる巨大軍事都市です。
青い木(オーストラリア)|真っ青に塗られた枯れた木
・検索キーワード:「Blue Tree Projec」
・座標:-34.0732152,150.756963
何も知らずにこの青い木を見ると、その真っ青で異様な雰囲気から少し怖いと感じるかもしれません。しかし、実はこの木は「ブルーツリープロジェクト」という活動の象徴で、心の病を患った人に向けてのメッセージやメンタルヘルスを改善する社会活動を広めるための活動の一環で塗られた木です。「It’s OK not to be OK.(大丈夫じゃなくても大丈夫。それでいいんだよ。)」といった意味が込められており、その活動はオーストラリア国内に留まらず、世界中で1159本もの青い木が存在しています。
ミステリーサークル(アメリカ)|正体不明の施設?
・検索キーワード:「‐」
・座標:37.40610543174038, -116.86783206501289
この図形の周辺を調べてみると、少し離れた場所に、何かの設備もしくは施設のような建造物があることが分かります。筆者の見解ですが、何もない砂漠のド真ん中に存在するこの図形と設備は関連施設である可能性が高そうです。また、ネット上では、このエリアが未知の施設である「エリア52」だとも囁かれています。
写り込んだ宇宙人(日本)|空に浮かぶ不思議な物体
・検索キーワード:「‐」
・座標:35.67263120386102, 139.73714532733172
思わず「UFOだ!」と興奮してしまうこちらの写真ですが、拡大してよく見てみると、残念ながらカラスか何かが飛んでいる姿を撮影されただけである可能性が高いです。2016年7月に撮影されたGoogleマップ上で見ることができますので、ぜひ見てみてください。
ゴールドウェル野外博物館(アメリカ)|ゴーストタウンの幽霊の彫刻
・検索キーワード:「ゴールドウェル野外博物館」
・座標:36.89508535743572, -116.83061000151726
ゴールドウェル野外美術館は、アメリカのネバダ州、ライオライトに位置する無料で楽しめるオープンミュージアム。かつてゴールドラッシュの時代に栄えた街で現在ではゴーストタウンと化した場所に、ベルギー人の芸術家によるユニークな作品が展示されています。不気味でシュールな作風が特徴です。
地獄の門(トルクメニスタン)|燃え続ける巨大な洞窟
・検索キーワード:「地獄の門」
・座標:40.25257960793841, 58.43959217543599
中央アジア南西部に位置するトルクメニスタン、ダルヴァザにある地獄の門は、洞窟に貫通する形で崩落した天然ガス田です。カラクム砂漠にぽっかりあいた、その穴の大きさは直径70メートル、深さ30メートル。このクレーターからはメタンガスが噴き出していて、何十年も前に燃えはじめた火が燃え続けています。
クフラオアシス(リビア)|無数に広がる黒いサークル
・検索キーワード:「Al Khufrah Oasis」
・座標:24.17397832170806, 23.412348196825413
クフラ・オアシスは、リビア南東部、エジプトとの国境近くのにある農場です。Googleマップを利用して上空から見ると黒く見えますが、実際には緑色で植物が栽培されています。農場の直径は約1kmと巨大なため、地球を周回する国際宇宙ステーションからもよく分かる地上の光景として知られています。
人形の島(メキシコ)|朽ちた人形がいたるところに祀られた島
・検索キーワード:「Island of the Dolls」または「ラ・イスラ・デ・ラ・ムネカス」
・座標:19.27276888079377, -99.08802166611673
メキシコのメキシコシティ中心部の南、ソチミルコの水路に位置する「人形の島(Island of the Dolls)」この島で暮らしていた男性が、運河でおぼれて亡くなった少女を弔うために人形を祀るようになったと言われている島です。すでに男性は亡くなっているものの、彼がいろいろな場所に吊るしたり括ったりした数千体の人形を見ることができます。
まとめ
Googleマップで見ることができる世界の怖いストリートビュー10選をご紹介しました。上空から見ると不気味に見えても、実はそうではなかったり、逆に本当に不気味なものまで世界中の場所をのぞき見ることができます。マップ上では様々な距離や角度から楽しむことができるので、ぜひ実際に検索してみてください。