Z世代の若者が使う位置情報アプリ「whoo」って結局何が楽しいの?

TikTokやビーリアルと並んで、Z世代を中心に流行している位置情報共有アプリ「whoo」。世界的に人気だった位置情報共有アプリ「Zenly」の後継アプリ的な位置づけのサービスとして、支持を集めています。

一方、30代の筆者は位置情報アプリの存在を知ったとき、正直「何に使うの?」と疑問に感じました。というのも「GPSを用いた位置情報が分かるサービス」といえば「浮気調査」というイメージが強く、保護者が子どもの位置情報を把握するという使い方は分かるものの、友だち同士での使い方の想像ができませんでした。

そこで今回実際にパートナーや友人との間でwhooを利用し「whoo」は結局何が楽しいのか、実践しながら考察してみました。結論としては、筆者個人としては「LINEレスのコミュニケーションができる」という点が最大の魅力であると感じています。楽しいというよりは、LINEレスという新たな「便利さ」「魅力」が大きい感じがします。

【whooの魅力・その1】相手が電話に出なくても居場所が分かる

たとえば、大規模商業施設や遊園地、ライブ、フェスなどで「現地集合」する際に、相手が電話に出なくても居場所が分かります。ライブ会場近辺は一般的に電話がつながりにくくなりやすいため、現地集合が意外と大変なこともありますよね。

そんなとき、一緒に行く友人や恋人と位置情報を共有していれば、電話やLINEのやり取り無しですぐに現地集合できます。

「いまどこ?」
「コンビニのところ」
「コンビニ、ファミマとセブンがあるけどどっち?」

というようなやり取りをすべて省略できるので、便利です。テキスト入力無しのコミュニケーションは確かに一度経験すると、なかなか後戻りできない便利さを感じられます。

【whooの魅力・その2】連絡が遅い友だちにストレスを感じなくて済むようになる

たとえば筆者には「高確率で待ち合わせに遅れてやってくる友人」がいます。早朝から一緒に出かける場合には、結構な確率で寝坊をしがちです。

相手が寝坊をしている場合、当然ですがLINEをしても返信はありません。一方で「whoo」であれば、相手の位置情報が自宅から動いていないことが分かります。つまりLINEをしなくとも、相手が寝坊しているかどうか見当がつきます。

せっかくなので、待ち合わせに遅れがちな友だちにも入れてもらった1

「相手が家を出たタイミングを見計らって、自分も家を出る」など、いわば「LINEレス」でのコミュニケーションができるようになります。連絡が遅かったり、LINEの確認頻度が低い友だちとの意思疎通に便利です。

「この友だちのことは好きだし、一緒に遊びたいんだけど連絡なしでの遅刻だけが本当にストレス!」ということはしばしばあるでしょう。そうした友だちと、whooを共有することができれば一気にストレスは軽減するはずです。

【whooの魅力・その3】パートナーが帰ってくる大体の時間が分かる

ここまでの2つの魅力は「お出かけ」や「待ち合わせ」といったときの便利機能と言えます。つまり四六時中、位置情報共有アプリをオンにするというよりは「必要な時にだけ使う」という感じに近いでしょう。whooでいえば普段はフリーズにしておいて、必要なときだけオンにする形です。

一方で日常的に位置情報共有をオンにすると、これはこれで便利です。たとえばパートナーと一緒に暮らしている場合にも便利です。

筆者のパートナーの場合、仕事帰りに「あとどのくらいで自宅に着くか」を知らせることはまちまち。筆者は帰ってくる大体の時間を予想して夕食を作っていますが、時間がズレることも多々ありました。

パートナーが帰ってくる大体の時間が分かる1

しかし、whooを導入したことで、会社から出たパートナーがいまどの位置にいるのかが分かるように。乗り換え駅や到着駅などから逆算して帰ってくる時間が分かるようになったため、食事の支度に取り掛かる時間の目安がつくようになりました。

ちなみに相手の帰り道がおおよそ分かるので、相手の帰り道に美味しいお菓子のお店などがあったら「◎◎によってお菓子を買ってきて!」といったお願いなどもできます。

必要に応じて位置情報をフリーズさせることもできる

先に少しご紹介した通り、「whoo」には位置情報を固定にする「フリーズ」という機能もあります。

つまり一度入れたら24時間・365日に渡って位置情報を共有する必要があるわけではなく、必要に応じて位置情報の共有のステータスを変えられ、共有しないこともできるということです。

要は「待ち合わせのとき」にだけリアルタイムの位置情報共有をオンにするといった使い方ができるので、想像以上に柔軟性があります。なお「フリーズ」ではなく、位置情報を実際の場所とはずらす「あいまい」というステータスもあります。

結局「whoo」は何が魅力なの?

一言で言えば、冒頭でもご紹介した通り「LINEレスのコミュニケーション」が魅力です。

・LINEに既読が付かない
・LINEに返信がない
・相手が遅刻をしているのに、LINEが来ないから寝坊しているのか、緊急事態が起きたのかも分からない

というようなストレスを感じることなくコミュニケーションができ、こうしたコミュニケーションが不要なときは位置情報をフリーズにしておけばいいだけです。

また、LINEの回数を大幅に減らせる可能性が高いのもメリットです。会って話している分には気持ちの良い相手でも、文章のやり取りでは冷たさを感じることはありませんか?

だからといって、相手に「LINEが冷たい」と突っかかるのも喧嘩の原因になります。こうした位置情報共有アプリを使っておけば、「いまどこ?」というようなLINEの回数を減らせるので、喧嘩の原因を一つ減らせるかもしれません。

また、待ち合わせの際にも、たとえば相手から「◎◎のところにいます!」と言われても、その「◎◎のところ」がよく分からずに困ることがなくなります。想像以上に柔軟に使えるアプリなので、一度も使ったことがない方は「ライブやフェスでの現地集合」などの際に試しに使ってみてはいかがでしょうか。

オトナライフ編集部
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