緊急事態宣言は解除されたが、まだまだ「密」な場所は避けたいところ。しかし、通勤・通学で電車を使う人は避けにくいものだ。もし電車を使う時間をずらせる人は、鉄道各社のアプリや乗換案内などのアプリを使うのがおすすめ。駅や電車の混雑状況などをリアルタイムでチェックできる。
鉄道各社のアプリで駅の混雑状況をチェックする
緊急事態宣言の解除に伴い、人々の生活が元に戻りつつある。しかし、まだまだ油断は禁物。電車を使う場合は混雑状況に気を掛けて、身の安全をできるだけ守りたい。そのために使って欲しいのが、鉄道各社が提供するスマホアプリだ。
JR東日本をはじめ、東急、小田急、京急、相鉄などの鉄道各社は、駅の混雑率などを確認できるアプリを提供している。特に注目したいのが、駅構内のカメラ映像をチェックできる機能。駅構内や改札を写すカメラ映像を個人が特定できないように加工・処理し、その映像をアプリ上でチェックできる。リアルタイムに混雑状況を知ることが可能なので、出かける前にチェックしておけば「密」を避けた行動が取れるだろう。なお、この機能はまだ試験運用中なので指定された駅の映像しか確認できないが、今後は対象駅が広がっていく予定となっている。
ここでは、JR東日本のアプリで主要駅の混雑状況をチェックする方法を紹介するが、各社ともにほぼ同じような操作なので、利用している路線のアプリをインストールしてチェックしてみてほしい。
電車の混雑状況のチェックもできる
駅構内と同じように気になるのが電車内の混雑状況だ。こちらも鉄道各社のアプリでチェックできる路線がある。JR東日本の場合、山手線に限定されるが、運行中の電車内の混雑状況と車内温度の情報を確認できる。また、東急が提供する「東急線アプリ」では、運行中の車両ごとに混雑率を確認することも可能だ。
混雑状況に対応していない鉄道会社の場合でも、電車のリアルタイムな運行状況を確認できるので、使う路線のアプリをインストールしておいて損はないだろう。
乗換案内アプリや地図アプリを併用すれば、さらに「蜜」を避けやすくなる。ナビタイムジャパンが提供する「電車混雑回避ナビゲーション」というサービスは、首都圏主要65路線の各駅の混雑状況や空いている電車を探せるというもの。同社が提供するアプリ「NAVITIME」や「乗換NAVITIME」で路線を検索すると、その路線の混雑状況を確認することができる。
Yahoo!Japanが提供する「Yahoo! Map」では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために「混雑レーダー」が提供されている。この機能を使うと、指定したエリアやターミナル駅周辺の現在から24時間前までの混雑度を確認することが可能。目的地の混雑具合がひと目でわかるので、行動の指針にすることができるだろう。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、不要不急の外出は避けたいもの。しかし、やむを得ない外出はどうしても発生する。その際は、今回紹介したアプリを活用して「密」な場所を避ける行動を取るようにしたい。