新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐには、密閉・密集・密接の「3密」を避けることが重要だといわれている。そこで活用したいのが「Yahoo! MAP」の「混雑レーダー」機能だ。混雑状況を事前にチェックすることで、人が密集する場所を避けるために役立つ。
外出前に目的地の混雑状況を確認できる
「Yahoo! MAP」の「混雑レーダー」は、地図で表示した場所の混雑状況を確認するための機能だ。Yahoo! JAPANの各種アプリで収集されたユーザーの位置情報をもとに混雑状況を算出し、人の多い場所は赤、少ない場所は青というように色分けして表示してくれる。どうしても外出しなければならないとき、事前に状況をチェックすることで、混み合う時間帯を避けたり、混雑しているターミナル駅などを回避して別のルートで移動したり、といった対策を取ることができる。
混雑レーダーは2020年1月31日にいったん終了されたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月10日から再び提供を開始。さらに、5月25日に実施されたアップデートで機能が強化され、最短20分前の情報を取得できるようになり(アップデート前は最短2時間前)、よりリアルタイムに近い混雑状況がわかるようになった。
ここではまず、スマホ用(iPhone版・Android版)の「Yahoo! MAP」アプリで混雑レーダーを使う方法を説明する。調べたい場所を地図で表示しておき、下記の手順で操作しよう。
Yahoo! MAPの混雑レーダーでは、現在(実際には20分前)の混雑状況だけでなく、24時間前(実際には24時間20分前)までの状況をさかのぼってチェックすることもできる。画面下部の「再生」アイコンをタップすると、時間の経過に伴う混雑状況の推移がアニメーションで表示される。また、スライダーを使って手動で時間帯を指定することも可能だ。この機能を使うことで、たとえば「夕方は混雑しそうだから、午後早めに出かけよう」というように、混雑を避けて行動するための予定を立てることができる。
ウェブ版の「Yahoo!地図」で混雑レーダーを使う
混雑レーダーは、スマホやパソコンのブラウザーでウェブ版の「Yahoo!地図」にアクセスして利用することも可能だ。わざわざアプリをインストールするのが面倒な場合や、出かける前に自宅のパソコンで混雑状況を調べておきたい場合は、こちらが便利だろう。ただし、この方法で確認できるのは現在(最短20分前)の混雑状況のみで、過去の情報をさかのぼって調べることはできない。
●Yahoo!地図(ウェブ版)は→こちら
緊急事態宣言はすでに全国で解除されたものの、まだまだ新型コロナウイルスの感染拡大は予断を許さない状況だ。むしろ、外出自粛要請が緩和されたことで、人混みが気になる場面も増えている。混雑をうまく回避して安全に外出できるように、今回紹介したYahoo! Mapの混雑レーダーをぜひ活用してほしい。