集中豪雨や台風などによる浸水のリスクは自治体のハザードマップから知ることが可能だが、それ以外に古い地図を参照することでも推測ができる。
昔は池や川などの低湿地だった場所は要注意
一般的に洪水は川から近く、周囲と比べて低い場所ほどリスクが高い。しかし、現在では暗渠化されて目に見えない川や、下水道のオーバーフローなどの危険性も無視できない。こうした水害のリスクは昔の地形を知っておくと、ある程度は予測を立てることができる。以前は池や沼、葦原などの低湿地帯だった場所は、浸水の被害を受けやすいのだ。また、改修工事などによって、川の流れる場所が昔とは移動していることもある。そうした情報は現在の地図だけを見てもわかりにくいので、昔の地図を参照できるサービスを利用するのがいいだろう。
また、地震に伴う地盤の液状化現象は、埋立地に発生しやすいことが知られている。今ではかなり海から遠い場所でも、古い地図で確認すると埋立地であることがわかる場合もある。さらに、埋め立てるのは海だけとは限らない。池や沼、湿地などを埋め立てて、その上が住宅街が広がっている地域も少なくないのだ。古地図からその土地の歴史を知ることで、防災意識の向上に役立ててほしい。
●今昔マップ on the webは→こちら
●ウェブで過去の地形図や空中写真を見る (Leaflet版)は→こちら
これらの地図では江戸時代以前の状況を確認することはできないが、ある程度は戦前の旧地名から推測することが可能だ。池や沼の他に「○○窪」や「〇〇新田」などの地名も、低湿地や埋立地の可能性がある。