星持ちだけが良い店じゃない? Googleマップでわかった現代人の飲食店選び

PCやスマートフォンで見られる「Google マップ」。読者のみなさんの中にも毎日のように使っている人が少なくないことだろう。そんなGoogle マップの機能として利用率が高いのは、実は飲食店を探す機能だという。
今回は、そんなGoogle マップで飲食店検索を利用するユーザーの傾向を分析していきたい。

世界を網羅するサービス・Google マップ

(Image:AngieYeoh / Shutterstock.com)

Google マップは世界中あらゆる場所で利用可能だ

 Google マップとは、ご存知Googleが提供している地図・地域検索サービスだ。GPSで現在位置を表示したり、初めて向かう目的地に行く際に便利なナビ機能があったりと非常に高機能で、スマホを持ち歩くビジネスパーソン必携のアプリと言っても過言ではない。さらに駅や施設、飲食店などのリアルタイム情報も取得でき、飲食店であれば営業時間やメニュー内容、店内の雰囲気がわかる写真、5段階評価の星の数なども調べることができる。

 この飲食店検索機能で優秀なところは、現在位置で料理名を入れれば近場のおすすめ店が表示されたり、「駅名 料理名」と検索して後日訪れる予定のあるエリアの飲食店を事前にリサーチしたりと、広く融通の利く調べ方ができるところだ。それによってわざわざ現地に赴くことなく、遠い旅行先でおすすめのグルメを調べるときにも利用することができる。

高級レストランからラーメン店まで、あらゆる飲食店をリサーチ可能だ

 しかし、訪れる飲食店をリサーチする際に何を重視するのかは、人によって大きく変わってくるようだ。「Google マップを使ってお店を選ぶ際に興味を引かれるもの」として挙げられた1位は「メニュー内容が良いお店」だった。これは59.8%と半数以上のユーザーがポイントとして認識しており、やはり「お店で何が味わえるか」という点は外せないもののようだ。さらに2位には「提供物の写真が良いお店」が43.6%でランクイン。「名前を見て興味を持ったメニューのビジュアルを写真で確認して来店する」という流れがお決まりのパターンのようだ。

 一方で気になるのは、「口コミ評価点数が良いお店」という項目が5位(37.6%)しかいなかった点だ。飲食店の評価といえば、ミシュランガイドのように星の数で表されることが少なくない。事実、様々なグルメ情報サイトでも、多くの場合星の数や点数で評価されており、Google マップでも5点満点で評価がついている。

 にも関わらずユーザー目線では店舗を選ぶポイントとしては上位に入ってきていない。これはたびたびネット上などで話題となる「点数を操作しているのではないか」という疑いの目を持つ人たちから疑惑を払拭しきれていないのだろうか。だからこそ、「美味しいと評判のお店」よりも「写真を見て自分が行きたくなったお店」を選ぶ人が増えているのかもしれない。
 他人からの情報に流されず自分の感性を信じて決める人多いことも、令和のネットサービスの特徴になっていく。

参照元:Google マップ利用者へのアンケート調査結果を公開~MEOサービスをリニューアルし提供開始したフルスピードが調査~【fullspeed

※サムネイル画像(Image:omerfarukguler / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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