Simejiは危険? 噂の原因(フルアクセス)や個人情報を守るには?

若者に人気のキーボードアプリ「Simeji」をご存知だろうか。「Simeji」は各種顔文字などを手軽に入力できることで有名だが、個人情報の流出など「Simeji」の危険性を訴える噂をよく耳にする。そこで本記事では「Simeji」の危険性を解説する。

Simejiとは

若者に大人気のアプリ「Simeji」をご存知だろうか。「Simeji」とはスマホで利用できるキーボードアプリのひとつだ。はじめに「Simeji」とはどのようなキーボードアプリなのか「Simeji」の人気のポイントを確認しておこう。

・スマホのキーボード着せ替えアプリ

「Simeji」は他のキーボードアプリやデフォルトのキーボードアプリにはない「着せ替え」機能を搭載している。「Simeji」の着せ替え機能とはスマホでキーボードを使うときに背景やキーボードそのものの背景に任意の画像やキャラクターをベースにしたデザインを施す機能のことだ。「Simeji」が登場した当初はこのような機能は「Simeji」にしか搭載されていなかったため、流行に敏感なティーンズの間で「Simeji」は大流行した。

・主な特徴

「Simeji」の特徴はキーボードの着せ替え機能だけではない。着せ替え機能以外の「Simeji」の特徴についてもいくつか紹介しておこう。「Simeji」が登場する前まではキーボードアプリを比較する指標といえば、変換の優秀さくらいであった。しかし、「Simeji」が登場してからはその状況に変化が訪れた。

「Simeji」では前述した着せ替え機能以外にも特殊文字を利用したいわゆる「キモ顔文字」を手軽に入力できる機能や「Simeji」で利用できる専用の辞書を共有できる機能を搭載したのだ。これらの機能が搭載されたことにより「Simeji」は若者の間で一躍ブームとなった。

とはいえ、一昔前までは「Simeji」はAndroidでしか使うことはできなかった。そのため、多くの若者が利用していたiPhoneには「Simeji」は非対応のためそこまで話題になることはなかった。しかし、iOS8でiPhoneでもサードパーティ製のキーボードアプリが利用できるようになり直後に「Simeji」のiPhone版がリリースされた。その時点から「Simeji」は若者の間では定番のキーボードアプリになったのだ。

また、「Simeji」が若者たちの間で流行し始めた頃から「Simeji」の危険性について様々な噂が立ち始めた。次項では「Simeji」にある様々な危険性についての噂について解説していくので「Simeji」の危険性や噂を耳にしたことがある方はぜひ参考にしてほしい。

Simejiは危険?噂の原因【フルアクセスについて】

 

「Simeji」の危険性を訴える噂として、「Simeji」はスマホのフルアクセス権限を利用してスマホ内の個人情報や「Simeji」で入力した文字情報を漏洩しているという噂がある。

特に、「Simeji」によるスマホへのフルアクセス権限については多くのユーザーが「Simeji」の危険性を疑うポイントとなっている。「Simeji」の危険性についての噂として「Simeji」がスマホに対して求める「フルアクセス権限」を中心に解説を行っていこう。

なお、「フルアクセス権限」についてご存知でない方も多いかと思う。そのため軽くスマホでの「フルアクセス権限」について解説しておく。スマホ上で動作する「Simeji」を含む多くのアプリはスマホに保存されている写真や動画などのデータ、位置情報、その他スマホ内の個人情報を使うものが多くある。これらのデータにアクセスするにはそのデータごとにアプリに対してアクセス権限を付与する。「フルアクセス権限」とは、このアクセス権限をすべてのデータに対して与えることだ。「Simeji」はキーボードアプリでありながらこの「フルアクセス権限」を要求してくるということで危険性について個人情報漏洩などの噂が囁かれている。

・全機能を利用するにはフルアクセスが必要

「Simeji」は他のキーボードアプリと異なり文字入力や辞書機能以外にも様々な機能が搭載されている。「Simeji」でこれらすべての機能を使うにはスマホへの「フルアクセス権限」が必要だ。

例えば、「Simeji」といえばキーボードの着せ替え機能だがこれに使うスマホ内の画像へのアクセスや「Simeji」ユーザー間で辞書データを共有する際に使う連絡先などの個人情報へのアクセスが考えられる。

・フルアクセスの許可をする際に警告文が表示される

「Simeji」の危険性を噂する方の多くが、「Simeji」へ「フルアクセス権限」を付与する際にスマホに表示される「警告文」で不信感を抱いたことだろう。スマホではアプリに対して「フルアクセス権限」を与えるとそのアプリはスマホの個人情報などすべてのデータを使うことができ、アプリの仕様によってはこれら個人情報が流出する可能性があると表示するのだ。

これを見たユーザーからすると「Simeji」をインストールしたことで個人情報が流出する危険性があると思ってしまっても無理はない。また、このような経験をした方が「Simeji」の危険性についての噂として個人情報流出を訴えていることも多い。

・スマホ側の仕様のため問題はなし

前述の通り、「Simeji」をインストールした際のフルアクセス権限による警告により「Simeji」は危険性が高く個人情報が流出する可能性があると思っている方は多い。しかし、実際にはこの警告はスマホ側が仕様で表示しているものであり、「Simeji」以外のキーボードアプリをインストールしても表示されることがある。そのため、「Simeji」をインストールしたことでスマホにフルアクセス権限の危険性を知らせる画面が表示されてもその時点で問題はない。

「Simeji」のようなデフォルト以外のキーボードアプリの場合、スマホの仕様としてすべてのキーボードアプリで個人情報流出の危険性を知らせるダイアログが表示される

Simejiは危険?噂の原因【過去の事件について】

「Simeji」が危険だと噂される原因に過去に発生したある事件が関係している。「Simeji」を使う上で知っておきたい過去の事件について紹介する。

・過去にデータ転送を許可していないユーザーのデータを取得していた

「Simeji」はもともとはAndroid限定のキーボードアプリだった。その当時の「Simeji」はユーザーに確認することなく、「Simeji」での入力データや端末の情報を取得していた。これによって「Simeji」は危険なアプリだという認識が広く広まることになった。

また、「Simeji」の開発元は中国の「Baidu」という会社だ。同社は本国では圧倒的な地位を築いているIT企業だが日本での評判は良いとは言えない。以前から、「Simeji」に限らずPCソフトに付属してきた「Baidu」のサービスが無断で情報を流出しているなど同社についての黒い噂が多くネット上で囁かれてきたからだ。そのような背景もあり、「Simeji」が起こしたユーザーデータの無断取得は「Simeji」を危険なアプリだと評判ずける決定打となったのだ。

「Simeji」のアプリは中国の「Baidu」が開発を行っている。「Baidu」はGoogleを利用できない中国では大手の検索エンジンを運営するなど一大IT企業となっている

・システムのバグが原因で起こった

後に、「Simeji」が危険だという噂を作る原因となった当事件の原因としては、システムのバグだということが発表された。そのため、現在配信されている最新バージョンの「Simeji」はユーザーに無断でデータを取得しているという事実は確認されていない。しかし、「Simeji」や運営会社「Baidu」の噂から「Simeji」は危険だと言っているネットユーザーも多い。

Simejiは危険性が高いの?

現在の「Simeji」を使うと個人情報流出などの危険性はあるのか、「Simeji」の現在の最新バージョンについての危険性について解説する。「Simeji」を使うか迷っている方は参考にしてほしい。

・国際規格であるISMS認証を取得している

現在、「Simeji」は国際規格であるISMS認証を取得している。ISMS認証とは「情報セキュリティマネジメントシステム」のことである。そのため、「Simeji」は個人情報などユーザーデータは適切に扱っていることが国際規格で認められている。

・安全性は高いと言える

前述の通り、「Simeji」は国際規格で認められる認証を取得していることより、安全性は高いアプリだと言える。ただし、より安心して「Simeji」を使う場合には次項で紹介する「個人情報を守る安全なSimejiの使い方」を参考にして利用してほしい。

個人情報を守る安全なSimejiの使い方

「Simeji」は安全なアプリだと紹介したがより安全に「Simeji」を使うための使い方を紹介しよう。これから紹介する使い方で「Simeji」を利用することでより安心して「Simeji」を使うことができる。

・【使い方①】個人情報を入力する場所に注意する

個人情報を守りながら「Simeji」を使う使い方に、個人情報を入力する場所については注意を払っておくという使い方がある。

普段、ログイン画面でIDやパスワードの入力を求められた場合、特に考えることなくこれらを入力する方も多い。しかし、より安全な使い方を考えた場合にはここで入力した情報は決して漏らしてはいけないという意識を持つことが大切である

・【使い方②】辞書機能に個人情報を登録しない

「Simeji」を始めとしたキーボードアプリには任意の文字列を簡単に入力できるようにする辞書機能が搭載されている。一昔前までは、辞書機能を便利に使うテクニックとして住所やメールアドレスなどを登録するといった使い方が多く紹介されていた。

しかし、「Simeji」には辞書データを共有する機能があるのでこのような使い方をしていると誤って個人情報を流出させる原因となってしまう。そのため、辞書機能に個人情報を登録しないことが重要だ。

「Simeji」の辞書機能を確認するには、「Simeji」を起動して「設定」を開き、「辞書/変換」を選択する

「マイ定型文」を選択する

現在、辞書に登録されている文字列があれば表示される。安全な使い方として、辞書には個人情報を入力しないようにしよう

・【使い方③】予測変換候補を削除する

「Simeji」には予測変換候補がありこの機能はユーザーが入力した内容を学習して、ユーザーがより便利に変換を行えるように制御されている。しかし、個人情報が学習データとして活用されると流出の原因となってしまうので予測変換候補を削除すると良い。

予測変換候補を削除するには設定内にある「入力補助」を開く

「共通変換設定」を開く

「変換学習をリセット」という項目があるので「リセット」をタップする

確認が表示さえるので「実行」で削除する

・【使い方④】個人情報入力時にデフォルトキーボードを使う

「Simeji」を安心して使うための使い方として、個人情報を入力するときはデフォルトキーボードを利用して、必要なときにのみ「Simeji」を利用するという使い方がある。

個人情報入力時にキーボードを切り替えるには、画面上のキーボード切り替えボタンをタップする

キーボードが選択できるので、デフォルトキーボードを選択する

これで「Simeji」を使うことなく個人情報を入力できる

・【使い方⑤】フルアクセスなしで利用する

「Simeji」はフルアクセス権限を要求してくるが実は基本的な機能に限れば、一部の権限は必要ない。そこで、「Simeji」から権限を取り上げてフルアクセス権限なしで動作させるという使い方がある。

「Simeji」から権限を剥奪するには設定のアプリ一覧画面から「Simeji」を開き「権限」を選択する

「Simeji」の最低限の動作で「ストレージ」「マイク」は不要なのでこれらの権限をオフにして剥奪する

「Simeji」に付与されている権限がない状態になれば完了だ

※サムネイル画像(Image:simeji.me

オトナライフ編集部
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