【Android】画像ビューア「QuickPic」の危険性は? 代替アプリは?

Androidの画像ビューアアプリ「QuickPic」の危険性について疑問をいだいてはいないだろうか。「QuickPic」の利用は危険なのか、「QuickPic」の代わりとなる別のオススメ画像ビューアアプリも交えて解説するので参考にしてほしい。

「QuickPic」とは?

 「QuickPic」というAndroidアプリをご存知だろうか。本記事では、Androidアプリ「QuickPic」の危険性や代替アプリとはどのような物があるのか紹介する。はじめに、本記事での主役でもあるAndroidアプリ「QuickPic」とはどのようなアプリなのか紹介するので、「QuickPic」というAndroidアプリをはじめて耳にした方はぜひ参考にしてほしい。

・Androidで使える画像ビューアアプリ

 「QuickPic」とはAndroidで利用できる画像ビューアアプリだ。Androidにはデフォルトの機能として、画像ビューアアプリがあるものの、「QuickPic」はサクサクと動き、軽快な動作が人気となり多くのユーザーがデフォルト画像ビューアアプリの代替アプリとして利用している。
 とくに、Android端末の性能がまだまだ低かった頃2010~2012年頃には非常に多くのAndroidユーザーがデフォルトの画像ビューアアプリに不満を覚えて「QuickPic」などの動作が軽い代替画像ビューアアプリを利用していた。一昔の前のAndroidスマホユーザーであれば「QuickPic」をはじめいくつかの画像ビューアアプリの名前を耳にした事がある方も多いはずだ。
 現在発売されているほとんどのAndroid端末であれば、Androidのデフォルト画像ビューアアプリである「Googleフォト」や独自の画像ビューアアプリが採用されており、不自由なく動作しているものがほとんどであるが、長年のAndroidユーザーであれば初期の頃のAndroidスマホから同じ「QuickPic」などの代替画像ビューアアプリを利用し続けている方も多いだろう。
 前述したようなAndroid初期の頃のAndroidの画像ビューアアプリ「QuickPic」は非常に高評価であった。しかし、現在の「QuickPic」についてはそのアプリの利用について安全性について懸念事項を唱えるユーザーが多くなってきている。次項からは、「QuickPic」の危険性や安全性について解説していこう。

 人気画像ビューアAndroidアプリ「QuickPic」の危険性について解説する。Android黎明期に多くユーザーが利用してきた「QuickPic」は今になってその利用について危険性や安全利用についての懸念事項を唱えるユーザーが多くなってきた。
 現在の「QuickPic」の利用には危険性があるのか、現在の「QuickPic」を利用するにあたり知っておきたい、「QuickPic」の安全利用についての懸念事項である危険性とはどのようなものがあるのか紹介しよう。

・買収後に危険性が報告されている

 「QuickPic」は多くのAndroidユーザーがアプリをインストールしたAndroid黎明期と現在では運営している企業が異なる。「QuickPic」は数年前に中国の「Cheetah Mobile」という企業に買収されたのだ。このことから、「QuickPic」について危険性や安全利用について懸念次項が報告されるようになった。
 買収された「QuickPic」について報告されるようになった危険性、安全利用についての懸念事項とは、「QuickPic」が買収された後のアップデートからAndroidスマホで動作中に謎の通信をはじめたことだ。
 これに気がついた「QuickPic」ユーザーが調べた結果、「QuickPic」は買収した謎の中国企業である「Cheetah Mobile」がアプリ「QuickPic」を通して、ユーザーの個人情報を無断で送信しているのではないかという危険性や安全利用について懸念事項が報告されたのだ。
 現在、この「QuickPic」についての危険性、安全利用についての懸念事項について広まった結果、「QuickPic」の代替となる画像ビューアアプリを探し求める「QuickPic」難民が生まれた。

・買収したCheetah Mobile社とは?

 「QuickPic」を買収した「Cheetah Mobile」とはどのような企業なのか気になる方も多いだろう。「Cheetah Mobile」とはどのような企業なのか紹介するので参考にしてほしい。
 「Cheetah Mobile」とは、中国北京の企業であり各種ソフトウェア・アプリの開発事業を行っている企業だ。「Cheetah Mobile」は日本でも有名な代替安価Officeソフトである「キングソフト」の親会社だ。
 これだけ聞くと「Cheetah Mobile」とはとくに問題のない企業だと思う方も多いだろう。しかし、実際には「Cheetah Mobile」がこれまで買収してきたアプリには非常に多くの広告が表示されるようになっており、その広告についてはマルウェア感染の危険性や安全利用についての懸念事項が多いものも少なくないのが現実だ。
 また、「Cheetah Mobile」は非常に大きな企業でアプリ買収も非常に多く行っていることもあり、その事業規模から各アプリから吸い上げたユーザー情報を事業などに利用しているという噂もある。これによって、「QuickPic」にも同様の危険性や安全利用についての懸念事項があると言われているのだ。

【Android】「QuickPic」を安全に使う方法

 「QuickPic」とはどのようなアプリなのか、現在の「QuickPic」について言われている危険性や安全利用についての懸念事項とはどのようなものがあるのか紹介してきた。そのため、多くの方は「QuickPic」から別の代替アプリへ画像ビューアアプリの移行を考えたことだろう。しかし、まだどうしても「QuickPic」の利用を続けたいと思っているユーザーも少なくないはずだ。
 そこで、現在危険性や安全利用についての懸念事項が示されている「QuickPic」を安全に利用するための方法を紹介する。難易度は高いが本項で紹介する条件を満たした「QuickPic」をAndroid端末へインストールすることができれば、「QuickPic」の危険性や安全利用についての懸念事項を心配することなく「QuickPic」を利用することができる。

・買収される前のバージョンを利用する

 「QuickPic」をこれまで紹介したような危険性や安全利用についての懸念事項について心配することなく、安全に「QuickPic」を利用する方法とは、買収される前のバージョンの「QuickPic」を利用することだ。古い端末や別の危険性や安全利用についての懸念事項がある野良アプリで、買収される前の「QuickPic」を入手することができれば、安全に「QuickPic」を利用することができる。

 前述したように買収される前の「QuickPic」であれば危険性や安全利用についての懸念事項を心配することなく、安全に「QuickPic」を利用できるがすでに「QuickPic」は買収から5年以上経過しているため、「QuickPic」の代替となる新しい画像ビューアアプリへの移行をオススメする。
 本記事では、「QuickPic」の代替となるオススメの画像ビューアアプリを7選ピックアップしたので、「QuickPic」の代替アプリを検討している方はぜひ本項で紹介するアプリを代替として候補のひとつにしてほしい。

・【代替①】Gallery

 「QuickPic」の代替アプリとなる「Gallery」を紹介しよう。「Gallery」は非常にシンプルで利用者数もトップクラスの画像ビューアアプリだ。「Gallery」アプリはとくにそのシンプルさと軽量さで人気があり、古い端末でもサクサクと動作することが人気だ。2021年1月の本記事執筆時点ではダウンロード数は100万を超えている。

・【代替②】F-Stop Media Gallery

「QuickPic」の代替アプリとなる「F-Stop Media Gallery」を紹介しよう。「F-Stop Media Gallery」は、画像に含まれている撮影日時や撮影場所などさまざまなメタデータを利用して、画像を並び変えたり管理できる非常に高性能で便利な、画像ビューアアプリである。また、有料バージョンを使えばより高性能なアルバム機能を使えるなどさまざまな利点がある。

・【代替③】FOTOギャラリー

 「QuickPic」の代替アプリとなる「FOTOギャラリー」を紹介しよう。「FOTOギャラリー」は非常にシンプルなレイアウトでタグ検索や画像の移動を行うことができる画像ビューアアプリだ。ただし、無料版では広告が表示されるため「FOTOギャラリー」で写真を楽しんでいるときに誤って広告をタップしてしまう危険性がある。

・【代替④】シンプルギャラリー

 「QuickPic」の代替アプリとなる「シンプルギャラリー」を紹介しよう。「シンプルギャラリー」はその名の通り、非常にシンプルな画像ビューアアプリでありながら、簡単な画像編集機能や指紋ロックなどのギャラリー保護機能を搭載した高性能な画像ビューアアプリだ。
 また、「シンプルギャラリー」はスマホアプリではあるもののRAWファイルやMKVファイルといった一眼レフやPC向けの動画形式にも対応しており、スマホでさまざまなメディアファイルを取り扱っている方でも、これらのファイルをすべて一元管理できる手軽さを兼ね備えている。

・【代替⑤】Piktures

 「QuickPic」の代替アプリとなる「Piktures」を紹介しよう。「Piktures」はグラフィカルに利用できる画像ビューアアプリであり、Androidの内蔵ストレージやSDカード内以外でもGoogleDriveやDropbox、OneDriveなどのクラウドストレージ内の画像についてもアクセスができるようになっている。
 「Piktures」には画像やビデオの簡易的な編集機能も搭載されており、一般的なユーザーであれば画像編集アプリの代わりにも利用できる。また、パスコードで秘密の写真をギャラリー一覧に表示されないようにロックすることができるので、スマホに人に見られたくない写真を保存している方も安心だ。

・【代替⑥】FlickMomentギャラリー

 「QuickPic」の代替アプリとなる「FlickMomentギャラリー」を紹介しよう。「FlickMomentギャラリー」は残念ながら現在は配信が停止しているものの、ダウンロードできるチャンスが有ればぜひとも手に入れてほしい、高性能かつ使いやすい画像ビューアアプリだ。

・【代替⑦】Googleフォト

 「QuickPic」の代替アプリとなる「Googleフォト」を紹介しよう。「Googleフォト」はもはや説明不要な方も多いかと思うが、現在の多くのAndroidスマートフォンでデフォルトの画像ビューアアプリとして利用されている、Google謹製の画像ビューアアプリだ。
 「Googleフォト」はGoogleアカウントに紐付けされて同じアカウントでログインしている「Googleフォト」のアプリ間で画像を見たり追加したりできる。
 残念ながら2021年6月以降に終了してしまう機能であるが、「Googleフォト」には最大の魅力として、「高画質」設定で行うことができる「Googleフォト」への写真や動画のアップロードがすべて無制限、無料というメリットが有る。そのため、「Googleフォト」は画像ビューアアプリとしてだけではなく、スマホの写真バックアップ用のアプリとして利用している方も非常に多い。なお、2021年の6月以降アップロードする分については「高画質」設定の写真や動画についてもGoogleDriveの空き容量を消費するので、大量の写真や動画をバックアップしておきたい方は、2021年の5月中に行っておこう。無制限終了前にアップロードしてしまえばその分は6月以降もGoogleDriveの空き容量を消費しないのだ。

オトナライフ編集部
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