「Apple CarPlay」対応アプリは? 特徴や使い方を解説

「Apple CarPlay」の対応アプリや特徴、使い方をご存知だろうか。最新のカーナビには「Apple CarPlay」が搭載されている事が多い。そこで、本記事では「Apple CarPlay」で利用可能なアプリや特徴、使い方を紹介するのでぜひ参考にしてほしい。

「Apple CarPlay」とは

(Image:apple.com)

「Apple CarPlay」とはどのようなサービスなのかご存知だろうか。iPhoneユーザーであれば「Apple CarPlay」という機能を耳にしたことがある方も多いかと思う。そこで本記事では、「Apple CarPlay」の対応アプリや特徴、「Apple CarPlay」の使い方について紹介するのでぜひ参考にしてほしい。

はじめに、そもそも「Apple CarPlay」とはどのようなサービスなのか確認してみよう。はじめて「Apple CarPlay」を耳にした方や「Apple CarPlay」とはどのようなサービスなのか概要をご存知でない方はぜひ参考にしてほしい。

・Apple社が提供する車載システム

「Apple CarPlay」とは、Apple社が提供している車載用の専用システムである。「Apple CarPlay」は従来のカーナビとは異なり、「Apple CarPlay」に対応した車種や専用カーナビと「Apple CarPlay」を利用可能なiPhoneを連動して活用するシステムだ。

そのため、「Apple CarPlay」を利用するには「Apple CarPlay」に対応した車種か「Apple CarPlay」に対応したカーナビが必要となる。また、これらの車種・カーナビと接続するiPhoneなどのAppleデバイスが必要だ。なお、「Apple CarPlay」と似たサービスに「Android Auto」というサービスがある。こちらは、「Apple CarPlay」とは異なりAppleデバイスではなくAndroidデバイスで「Apple CarPlay」と同様のことを行うことができるサービスだ。「Apple CarPlay」に対応している車種・カーナビであれば、「Android Auto」にも対応している事が多い。

・おもな特徴

「Apple CarPlay」とはどのようなサービスなのか概要を確認できたところで、「Apple CarPlay」の特徴とはどのようなことなのか解説しよう。これから新たに車種やカーナビを選定するときには、既存の「Apple CarPlay」非対応車種・カーナビにするか「Apple CarPlay」に対応した車種・カーナビにするかで悩む場面も多くなるはずだ。
「Apple CarPlay」の特徴とは、「Apple CarPlay」対応車種・カーナビは車種・カーナビ自体には地図ソフトなどの処理機能は持たず、カーナビなどのほぼすべての機能は「Apple CarPlay」で接続したiPhone側で行なっていることだ。

つまり、「Apple CarPlay」に対応した車種・カーナビとは、非対応の車種・カーナビとは異なり、それ単体で利用するのではなく「Apple CarPlay」を使ってiPhoneと連動させて利用することになるのだ。

ここまでの「Apple CarPlay」の特徴を確認すると、一見すると従来の「Apple CarPlay」非対応車種・カーナビのほうが便利に思う方も多いだろう。ではなぜ、現在「Apple CarPlay」対応の車種・カーナビが増えているのだろうか。そこには、「Apple CarPlay」非対応の従来の車種・カーナビにはない、「Apple CarPlay」の便利さがあるのだ。

この便利さとは、「Apple CarPlay」非対応の車種・カーナビでは実現できなかった圧倒的な操作性や機能性だ。「Apple CarPlay」はiPhoneと連動して利用するため、iPhone上の音楽をそのまま再生したり、iPhoneにインストールされているマップアプリを利用してカーナビを実現できる。

そのため、「Apple CarPlay」非対応の車種・カーナビで不便な点のひとつであった文字入力などもiPhone側でかんたんに入力したり、音声入力で検索したりできるようになったのだ。

また、「Apple CarPlay」対応車種・カーナビではカーナビ機能を利用するのに、iPhoneを接続する必要があり、一見すると不便なように思えるが実際には車に乗るときにはほとんどの方がiPhoneも一緒に持ち歩くのでこの部分を不便と考えているユーザーは少ないのだ。

「Apple CarPlay」対応アプリは?

(Image:apple.com)

「Apple CarPlay」の概要がわかったところで、「Apple CarPlay」に対応しているアプリを確認していこう。「Apple CarPlay」ではiPhoneにインストールされた各種アプリを利用できるが、すべてのアプリが「Apple CarPlay」に対応しているわけではない。そこで、本記事では、「Apple CarPlay」に対応している代表的なアプリを紹介するので参考にしてほしい。

・対応アプリ一覧

「Apple CarPlay」に対応しているアプリを紹介する。はじめに、iPhoneにデフォルトで搭載されているアプリで「Apple CarPlay」に対応しているアプリを紹介しよう。デフォルトアプリでは、「Map、電話アプリ、iMessage、カレンダー、Podcast、ミュージック」が「Apple CarPlay」に対応している。そのため、「Apple CarPlay」を利用していればシームレスに「Apple CarPlay」対応車種・カーナビ上から電話アプリで会話したり音楽を楽しんだり、カレンダーで予定を確認することができる。もちろんSiriも利用できるのでこれらをSiriに操作してもらうことも可能だ。

デフォルトアプリ以外の音楽系アプリで「Apple CarPlay」に対応しているアプリを紹介しよう。音楽系アプリでは、「LINE MUSIC、AWA、Amazon Music、YouTube Music、Audible、KKBOX」などの音楽系アプリが「Apple CarPlay」に対応している。

その他、デフォルトアプリ以外で「Apple CarPlay」に対応している便利なアプリには、「LINE、Googleマップ、Yahoo!カーナビ、カーナビタイム」等がある。そのため、「Apple CarPlay」では、Apple製マップ外にもさまざまな自分に合ったマップアプリを使ってカーナビ機能を実現することができるのだ。もちろん、これらのマップアプリは従来のカーナビのような地図更新は不要である。

「Apple CarPlay」対応車種/カーナビは?

(Image:Gabriel Nica / Shutterstock.com)

「Apple CarPlay」を利用するには対応アプリだけでなく、「Apple CarPlay」に対応した車種・カーナビが必要だ。「Apple CarPlay」に対応した車種・カーナビを紹介するので参考にしてほしい。

なお、これから紹介する「Apple CarPlay」対応車種・カーナビでもグレードやモデルによっては「Apple CarPlay」非対応のものも存在するので購入時には必ず、その車種・カーナビの仕様を再確認してほしい。

・対応車種一覧

「Apple CarPlay」に対応している国産車種を紹介しよう。車種として「Apple CarPlay」に対応している車種を発売しているメーカーは「トヨタ(レクサス)、日産、ホンダ、スズキ、スバル、三菱、マツダ」だ。これらのメーカーが発売するおよそ2019年以降のモデルの多くの車種に「Apple CarPlay」対応車・グレードが用意されている。車選びで「Apple CarPlay」を検討している方はぜひこのポイントについてもチェックしてほしい。

・対応カーナビ一覧

「Apple CarPlay」に対応しているカーナビを紹介しよう。「Apple CarPlay」非対応車種でもカーナビを使って「Apple CarPlay」に対応することが可能だ。
 現在、「Apple CarPlay」を利用可能なカーナビを発売しているメーカーは「ケンウッド、パイオニア、クラリオン」だ。「Apple CarPlay」を利用したい方はこれらのメーカーが発売している「Apple CarPlay」対応カーナビを検討してみよう。

「Apple CarPlay」の初期設定方法

「Apple CarPlay」の初期設定方法について紹介する。「Apple CarPlay」に対応した車種・カーナビをお持ちの方は初期設定を行うことで「Apple CarPlay」が利用できる。
はじめに、「Apple CarPlay」の初期設定を行うには対応車種・カーナビとiPhoneをLightningケーブル(対応していればBluetooth)で接続しよう。

「Apple CarPlay」対応車種・カーナビとiPhoneを接続したら実際に初期設定を行なっていく。「Apple CarPlay」の初期設定はiPhoneの設定アプリから行うことができるので、接続した方は、設定アプリを起動して設定内にある「一般」をタップしよう

「一般」をタップすると各種設定項目が表示されるので、設定項目の中から「CarPlay」を探し出して、「CarPlay」をタップしよう

「CarPlay」をタップすると「Apple CarPlay」の設定画面が表示される。設定画面に沿って、「Apple CarPlay」に対応している車種やカーナビの「Apple CarPlay」設定ボタンなどを操作しよう

「Apple CarPlay」の使い方

(Image:apple.com)

「Apple CarPlay」の初期設定を行うことが出来たら、実際に「Apple CarPlay」の使い方を紹介しよう。「Apple CarPlay」でiPhoneを対応車種・カーナビに接続することが出来たら、カーナビの画面上にiPhoneと同じような画面が表示される。しかし、この画面はiPhoneとまったく同じ画面ではなく、「Apple CarPlay」で利用できるアプリだけが表示された画面だ。「Apple CarPlay」でカーナビ機能や音楽再生機能を使うときには、この画面に表示されているアプリをカーナビ上でタップして利用することができる。

操作方法はiPhone上での操作方法とほぼ同じであり、Siriを使った音声操作も可能なのでこれまでiPhoneを利用してきた方からすれば迷うことなく利用可能だ。

「Apple CarPlay」を使う時の注意点

これまで「Apple CarPlay」の概要や使い方について紹介してきた。最後に、「Apple CarPlay」を使う上で知っておきたい、YouTubeアプリや動画再生アプリについての注意事項を紹介しよう。

・YouTubeなどの動画再生アプリには対応していない

「Apple CarPlay」の注意点として、YouTubeなどの動画再生アプリは「Apple CarPlay」に対応していないという点がある。スマホとカーナビの連動で多くの方がYouTubeや動画再生アプリの使用を検討しているかと思うが、残念ながら「Apple CarPlay」ではYouTubeでの動画再生やその他YouTube以外の多くの動画再生アプリには対応していない。

YouTubeや動画再生を目的として、「Apple CarPlay」を検討している方は注意が必要だ。なお、カーナビでどうしてもYouTubeや動画再生を行いたい方はカーナビへの外部映像入力やミラーリングツールを利用して、スマホ上のYouTubeや動画再生画面をカーナビへ映し出すという方法がある。ただし、当然ではあるが運転中にYouTubeや動画再生アプリを利用するのは危険なので行なってはならない。YouTubeや動画再生アプリを楽しむときには必ず車を安全なところに駐車しよう。

オトナライフ編集部
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