ハードディスク(HDD)が壊れて、大切なデータが消えてしまった! そんな経験はないだろうか? 今回、紹介するのは「HDDの劣化を診断・警告してくれる無料ソフト」。これがあれば、大切なデータを失うことはないだろう。
こんな便利なソフトが無料で使い放題とは!
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PC用HDDの寿命は5年と言われている。長年使い続けていると、いつかは故障してデータが失われてしまうのだ。だが、耐久性には個体差があるので、その時がいつ訪れるのかは誰にもわからない……。そんな恐ろしいことにならないように、日頃からHDDの診断ツールを導入しておこう。
今回紹介するHDD診断ツール「みまもり合図」は、PC周辺機器の大手メーカーBUFFALO(バッファロー)が提供しているサービス。同社が販売する外付けHDDにも添付されているソフトウェアだが、旧式のHDDでも対応品であれば無料で使えて、しかもアカウント登録なども一切不要ない。
「みまもり合図」をPCにインストールした状態でネット接続すれば、HDD内蔵の自己診断機能「S.M.A.R.T.(スマート; Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)」が動作して、常にHDDに異常がないか監視してくれるのである。これなら、ずっと安心してHDDを使えるだろう。
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BUFFALO社の外付けHDDなら、PCに「みまもり合図」をインストールすることで、HDDの異常を感知して通知してくれる
●みまもり合図 (Windows) Ver.1.40の入手先は→こちら
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PCに「みまもり合図」をインストールするだけでOK。常に外付けHDDの状態を監視してくれるので、その安心感はハンパない!
HDDが壊れてデータを失う前に対策しておきたい
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我々が普段使っているHDDが故障する前には、データ読み取りや書き込みができなくなる不良セクタの発生、ディスクやヘッドの動作トラブル、長期間の稼働による経年劣化や発熱といった前兆があるもの。「みまもり合図」はクラウド上に蓄積されてきた「S.M.A.R.T.」のデータによって、HDDの寿命がある程度予測可能になったことで実現できたサービスなのだ。
ただし、「みまもり合図」が利用できるのはBUFFALO社の対応HDDのみ。残念ながら同社の製品でもPC内蔵タイプやTVレコーダー向け、およびNASには非対応だ。もし、自分のHDDがBUFFALO社の対応HDDなら、万一に備えてぜひ導入しておこう。