コロナ禍で海外旅行だけでなく。県を超えた移動さえも制限されるようになった今、実際に足を運べなくても世界の様子を画面上で見ることができるGoogle Earthが再注目されている。そんなGoogle Earthにて、グーグル自身が“2017年以来の最大アップデート”と自信を持って送り出す新機能「3Dタイムラプス機能」が追加された。今、コロナ禍の窮屈さに疲労している世界中が、心を躍らすであろう最新機能について紹介したい。
最新機能は時空を超えて
Google Earthとは、グーグルが提供するバーチャル地球儀ソフトのこと。様々なプロバイダーから提供される高解像度の衛星画像を2Dと3Dで閲覧して、まるで地球上を旅しているかのような気分に浸れる。単なる地球儀ではない高性能なサービスだ。
2017年のアップデートでは「Voyager」というガイド付きのツアー機能や、ボタン一つで予測できない場所へと飛んでいくことができる「I’m feeling lucky」などが追加され、人によって様々な楽しみ方が可能になった。
そして今回、その2017年以来の最大のアップデートとして発表されたのが3Dタイムラプス機能だ。2D版では以前から同様の機能が存在していたが、過去37年間に撮影された2,400万枚にも及ぶ衛星写真が時間軸を含めた4Dでまとめられ、様々な角度から見ることができるようになったという。
37年前には何もなかった土地に町ができたり、水をたっぷり蓄えていた塩湖が干上がってしまったり。いま実際に足を運んでも決して見ることのできない、時空を超えたダイナミックな景色を、タイムラプス=短時間にまとめられた動画で見ることができる。
グーグルと言えばほかにも話題になっているのがGoogle マップのストリートビュー機能を使って行われる推理ゲーム「GeoGuessr(ジオゲッサー)」。ランダムに表示されたGoogleストリートビューの街並みや周りの景色から手がかりを集め、自分がどこにいるのかを推理するというもの。スウェーデンのITコンサルタント「AntonWallén」が設計し、2013年にリリースされたアプリで、一部ユーザーたちからの人気を集めていた。
また、Google マップ自体にも面白さが詰まっている。ジオゲッサーにも使われているストリートビューをさらに駆使してみると、海底から山頂まで旅をすることができる。さらには地球を飛び出して、「国際宇宙ステーション」の画像を見ながら宇宙旅行も叶えられてしまうというから見逃せない。
コロナ禍で気持ちも沈みがちな状況ではあるが、Google EarthやGoogle マップなどグーグルが提供する様々な機能を使って、気分転換に世界旅行をしてみてはどうだろうか。これもニューノーマルな旅の仕方の1つになるかもしれない。
参照元:Google Earthに3Dタイムラプス機能が追加 37年間の移り変わりを鳥瞰可能【Engadget 日本版】
※サムネイル画像(Image:google.co.jp)