仕事でもプライベートでも、もはやなくてはならないアプリのひとつが地図アプリ。単に地図を表示してくれるだけでなく、乗換案内やナビ機能、周辺情報もわかるなど、どんどん進化しており、自転車走行に特化したものや登山者向けなど、利用シーンを限定したアプリも多い。そんな中、Yahoo!MAPがより使いやすくなるよう、クチコミと写真投稿が同時にできる機能の提供を開始した。他に、過去に自分が投稿した履歴を確認できる機能も備わっているという。今回はこれらの機能の使い勝手を紹介しつつ、最も利用されている地図アプリのひとつであるGoogleマップとも比較してみよう。
クチコミ&写真の同時投稿が可能に
Yahoo! MAPの1つ目の追加機能は、これまでは別々に投稿する必要があったクチコミと写真が同時に投稿できるようになったこと。行きつけの飲食店や近所のレストランなどのテイクアウト検索やデリバリー検索と併用すれば、テイクアウトメニューの投稿もできる。お店が行っている感染予防対策や、一時的に変更された営業時間などの情報も同時投稿できるので、ユーザーは店舗の最新情報を簡単に把握できるようになった。
2つ目は、投稿の対象が飲食店のみならず、宿泊施設やショッピング施設、観光スポット、映画館、駅など約100以上のジャンルに広かったことだ。ユーザーにとってみれば情報の投稿が簡単になったことは嬉しい限り。最後の追加機能は、自分の投稿履歴も確認できるようになったこと。メニューから「あなたのクチコミ」を開くだけで一覧となって表示されるので、メモ替わりに使う人も増えそうだ。
しかし実はこれらの機能は、ライバルサービスであるGoogle マップではすでに取り入れられているもの。使い勝手の差はあれど、これまでGoogle マップを利用していた人にとってのアプリ切り替え理由とはなりにくい。
だが、Yahoo!MAPアプリでは先日、「新型コロナワクチンマップ」機能を開始した。これにより、ワンタップで付近の新型コロナワクチン接種会場や医療機関を確認でき、ルート検索やネット予約(対応可能な施設のみ)ができる。こちらはまだGoogleマップには備わっていないため、今回の機能追加でGoogleマップと同等以上の機能を持ち合わせることとなった。
とはいえ、米グーグルも先日、「最も環境に優しいルート」を表示するサービスをアメリカでスタートし、世界各国で展開していくと発表しており、こちらの動向も気になるところ。両者とも今後もますます機能が充実していくと予測され、私たち消費者の生活もどんどん利便性が増していくことになりそうだ。
参照元:Yahoo! MAP、飲食店や施設などのクチコミと写真を同時に投稿できる機能を提供開始【ヤフー株式会社】