「dブック」とは? 料金や支払い方法、おすすめポイントは?

dブックはNTTドコモが運営する電子書籍サービスだが、他の電子書籍サービスと比較するとどのようなおすすめポイントがあるのだろうか。この記事では、dブックとはどのような特徴があるのか、利用料金や対応機種などについて詳しく解説する。

「dブック」とは

 NTTドコモからは、「dヘルスケア」や「dヒッツ」などの「d」から始まるさまざまなアプリやサービスが提供されている。今回は「dブック」というサービスについて見ていこう。dブックとはどのようなサービスなのだろうか。

・NTTドコモが提供している電子書籍サービス

 dブックとはNTTドコモが提供する電子書籍サービスである。コミックや小説などの電子書籍が68万冊以上も用意されていて、好きな作品を購入できる。購入する前の試し読みも可能だ。dブックのWebサイトで電子書籍を購入すると、そのままブラウザかdブックの本棚アプリで読むことができる。

 購入できるだけではなく、約3,000冊ものコミックが試し読み以外で無料で解放されており、読むことができる。

 同じNTTドコモが運用しているdマガジンと混合してしまいそうだが、dマガジンは月額440円で500誌もの雑誌を読み放題できる雑誌読み放題サービスである。

 dブックでは雑誌の購入はできるが、dマガジンのような読み放題はできない。dブックで読み放題できるのは、無料で解放されている約3,000冊ほどのコミックだけである。

 無料で読み放題できる作品は頻繁に入れ替えが行われているので、気になる作品が無料読み放題の対象になっているときには、早めに読んでしまうことをおすすめする。

・ドコモユーザーでなくても利用可能

 dブックはNTTドコモが運用するサービスであるが、ドコモユーザー以外の人も利用できる。auやソフトバンクなど、他の携帯電話キャリアや格安SIMを利用している人でも、dブックで電子書籍を購入したり試し読みしたりすることが可能だ。

・無料のユーザー登録だけで試し読みが可能

 すべての作品ではないが、dブックには試し読みできる作品も用意されている。

dブックには試し読みできる作品も用意されている

 試し読みできる作品や無料で読み放題できる作品は、無料で登録できるdアカウントに登録して、dブックでログインすれば試し読みできる。ドコモユーザーであればdアカウントは必須だが、ドコモユーザーでなくてもdアカウントはメールアドレスの登録だけで無料で作成できる。

 dブックで販売している電子書籍に興味がある場合には、dアカウントを作成して試し読みだけでもしてみよう。

「dブック」のおすすめポイント

 現在、国内で運用されている電子書籍サービスはたくさんあるが、dブックのおすすめポイントとはどのような点があるのだろうか。dブックのおすすめポイントについて解説する。

【おすすめ①】様々なコンテンツが豊富に揃っている

 電子書籍サービスの中には、取り扱いコンテンツがコミックしか扱っていないサービスや、コミックとライトノベルに強くて、ビジネス書やライトノベル以外の小説の取り扱い数が極端に少ないものもある。

 しかし、dブックでは幅広いジャンルからバランス良く68万冊ものコンテンツを集めて販売している。ジャンルを問わず、コミックから小説、ビジネス書や実用書まで購入できる点は、dブックのおすすめポイントである。

 また、取り扱い冊数68万冊も、他の電子書籍サービスと比べると遜色ない品揃えである。100万冊以上そろえているサービスもあるが、海外の書籍もカウントしていることもある。dブックでは洋書などの海外製のコンテンツはほとんど扱っていない。国内で発行された書籍の品揃えとしては、dブックのコンテンツはとても充実している。

【おすすめ②】無料で閲覧できたり先行配信コミックがある

 dブックでは無料で読み放題できるコミックが常に3,000冊ほど用意されている。また、dブックだけに先行配信されるコミックもある。無料読み放題できるコミックは毎週月曜日と金曜日に作品の入れ替えが行われるので、こまめにチェックした方がいい。また、気になる作品の先行配信があるかもしれないので、こちらもチェックが必要だ。

 無料にはならなくても、期間限定で割引されるコンテンツが用意されることもある。気になっている作品をお得に購入できる機会を逃さないために、割引のチェックもこまめに行おう。

【おすすめ③】dポイントを使ったり貯めたりできる

 dポイントを貯めている場合には、電子書籍の購入はdブックがおすすめである。dポイントはNTTドコモが運用するポイントサービスで、dアカウントを取得すればドコモユーザー以外の人でも貯めたり使ったりできる。

 dブックで電子書籍を購入すると、100円につき1ポイントのdポイントがもらえる。また、dブックでの購入時にdポイントが貯まっていれば、dポイントを使って電子書籍を購入することもできる。dポイントを購入に使うのなら、1ポイント1円で利用できるので、たくさん貯めていた場合にはかなりお得に電子書籍の購入に使える。

【おすすめ④】お得なキャンペーンを展開している

 dブックではユーザーがお得にdポイントを貯められるキャンペーンを頻繁に展開している。dブックのWebサイトにログインすると、「キャンペーン」というリンクがあり、クリックするとそのときに参加できるキャンペーンが表示されている。

dブックにログインして「キャンペーン」に入ると、お得なキャンペーンを見つけられる

「dブック」の料金体系

 dブックの料金や支払い方法について解説する。

・月額ではなく購入ごとに料金を払う

 dブックの料金は、月額定額のサブスクリプションではない。1冊ごと購入するたびに料金を支払う。1冊ごとの料金はコンテンツの検索結果や詳細ページに表示されている。

コンテンツごとに料金が表示されているので確認する

・支払い方法は?

 dブックの支払い方法は、クレジットカードかdポイントでの支払いが基本である。ドコモユーザーなら支払い方法の選択肢に携帯電話料金などと一緒に支払いができるドコモ払いを選択できる。

 クレジットカードでの支払いを選択する場合には、支払いに使えるクレジットカードは次の通りだ。

 ●Visa
 ●Master Card
 ●JCB
 ●American Express

「dブック」の対応機種

(Image:Kicking Studio / Shutterstock.com)

 dブックで購入した電子書籍を読むためには、スマホで読む場合でもPCで読む場合でも、dブックの電子書籍に対応した機種が必要だ。dブックに対応している機種は次の通りである。

iPhoneの対応機種
iOS11.0以降
iPhone5s以降

iPadの対応機種
iOS11以降もしくはiPadOS13.1以降
iPad mini Retinaディスプレイ
iPad mini3以降
iPad第5世代以降

Androidの対応機種
Android OS5.0以降
Androidの機種についてはメーカーごとに異なるのでdブック公式ページの「対応機種一覧」→こちらですること。

Windows パソコンの対応機種
Windows10以上

Macの対応機種
Mac OS10.6以上

推奨ブラウザ
Google Chrome79以上

 なお、上記の対応機種に該当する機種であってもdブックで購入した作品が読めない場合には、コンテンツのダウンロードに失敗している可能性がある。購入ページからもう一度ダウンロードを試してみることをおすすめする。

 また、一部の過去作品についてはdブックの本棚アプリに対応していない場合がある。本棚アプリに対応していないコンテンツはブラウザでなら閲覧できるので、ブラウザで開いてみることをおすすめする。

オトナライフ編集部
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