日本だけでなく世界中のほとんどの道路を360度のパノラマ画像でアーカイブしたGoogleマップとGoogleストリートビュー。普段は道案内にしか利用していない人がほとんどだろうが、実はサーキットを走れるのだ!
あこがれのサーキットを走行してみよう!
(Image:google.co.jp)
世界中の道を360度のパノラマ画像で検索できるGoogleマップとGoogleストリートビュー。初めて訪れる旅行先の下調べやドライブ前に目的地までのルート確認などにもってこいだ。最近では美術館や博物館、カフェなど、建物の中まで確認できるようになっており、ますます使いやすくなっている。
そこで、ふと思い立ったのが「舗装路でありながらなかなか入れない場所……」。そう、それはサーキットだ。
まず、日本の誇る2大サーキット「鈴鹿」と「富士」をチョイス。すると、なんと普通にコース内に入ることができたではないか! 通常のストリートビューとまったく同じく移動が可能で、ちゃんと一周することもできる。さらに、ピットやコース内に自動車を搬入する専用通路にまで入ることができてしまう。こうした部分はリアルさを売りとするドライビングシミュレータでも再現されていないだけに、なんとなく貴重な体験をしたような気分になってくる。
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富士スピードウェイのホームストレート。ここから少し下がった位置から、右側にあるピットレーンへ行くことも可能だ
行けない・回れないコースもまだ多い
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「ツインリンクもてぎ」を検索してみたところ、そもそもマップ上位オーバルコースの一部しか描かれていなかった。まだまだ1周できるコースは少ない
こうなってくると、俄然、ほかのサーキットも気になってくるところ。続いて米国のインディーカー(CART)レースも行われた栃木県の「ツインリンクもてぎ」を検索してみると……。こちらはそもそも地図上にコース表示がなく、オーバルコースのストレートからターン1入口程度の狭い範囲しかコースを見られなかった。ほかにもF-1が開催される海外の有名サーキットをいくつか巡ってみたが、ほとんどがコーナーなどをピンポイントで見られるだけという状態だった。どうやら丸々1周走れる「鈴鹿」と「富士」のほうが特別だったようだ。
なおGoogle Earthにはフライトシミュレーターの機能があり、実際の街並みの上を飛ぶことができる。いつの日かGoogleストリートビューでも世界中のサーキットを走れるようにしてほしいものだ。