旅行やドライブなどで頼りになる「Googleマップ」。現地の道案内やカーナビはもちろん、レストランや居酒屋の営業時間などを調べたり、バスや自転車などのルート検索にまで対応するのが便利だ。しかし、Googleマップには意外と知られていない便利機能がもっとたくさんある。そこで今回は旅行やドライブで役に立つGoogleマップの知られざる11の機能を紹介しよう。
知ってた? Googleマップの知られざる便利機能
SNS、メール、Web検索、ゲーム以外でよく使うスマホの機能といえば、地図アプリの「Googleマップ」だろう。Googleマップは、旅行や出張などで初めて訪れる街でホテルやお店の場所を検索したり、ドライブ中のカーナビとして利用することも可能だ。アナタも毎日のように使っているのでは? しかし、オフラインでも地図を見たい、ナビで複数の経由地を指定したい、ルート検索履歴を残したくない……といったプラスアルファの機能を求める人もいるだろう。そこで今回は、あまり知られていないGoogleマップの便利機能を紹介しよう。これで今よりもっと便利にGoogleマップを使いこなせるぞ。
【1】検索履歴を記録させないシークレットモードを使う
Googleマップでは、基本的に検索履歴やナビゲーション結果がGoogleアカウントに記録されるようになっている。あとから、自分の行動履歴をチェックしたいときは便利な機能だが、自分の行動を他人にチェックされたくないという人もいるだろう。そんなときは「シークレットモード」がおすすめ。シークレットモードを使えば、Androidスマホ全体でロケーション履歴や共有している位置情報が更新されなくなるのだ。ただし、Googleマップ以外のアプリはロケーション履歴を利用できるので、シークレットモードを使っても、完全に自分の行動履歴を消せるわけではない点は注意したい。
【2】ロケーション履歴を一時的に停止する
「ロケーション履歴」とは、スマホの位置情報サービスを使って自分が訪れた場所を自動記録する機能。あとから、旅先で訪れたお店や移動したルート(タイムライン)などを調べるのに役立つ。その一方で、Googleアカウントがこの行動記録を利用して広告やおすすめスポットなどを表示してくるし、タイムラインから自宅や会社の場所を誰でも簡単に調べることができてしまう。もし、自分の行動記録を一切残したくないのであれば、ロケーション履歴をオフにしておけばいいが、状況に応じて一時的に停止させることも可能となっている。
【3】カーナビの高速道路設定を確認する
自動車の純正カーナビは、マップを更新しないと新しくできた高速道路などが反映されない。そこで、長距離ドライブのときはGoogleマップをカーナビとして利用しているという人も多いだろう。しかし、Googleマップを正しく設定していないと面倒なことになる場合もある。たとえば、高速道路を避ける設定にしたまま長距離ドライブに出かけると、高速道路を使わないルートを案内されてムダに時間がかかってしまうのだ。そこで、Googleマップのカーナビを使うときは、事前にGoogleマップの設定を確認しておくようにしたい。
【4】カーナビに途中で立ち寄りたい場所を追加する
Googleマップをカーナビとして使用する場合、最終目的地を設定するだけでなく、途中に立ち寄りたい場所を追加することもできる。事前に場所が分かっているなら最初からカーナビのルートに追加しておこう。「経由地を追加」機能で簡単に設定できるぞ。これなら、Googleマップでスムーズなドライブができるうえ、最終的な到着時間の目安も事前に分かるはずだ。
【5】ネット接続なしでも使えるオフラインマップを入手する
いうまでもなく、Googleマップはインターネットに接続していないと活用することができない。しかし、インターネットがつながらない場所でGoogleマップを使いたいときもあるはずだ。そんなときは、オフラインでも確認できるように、あらかじめマップをダウンロードしておくのがおすすめ。交通情報などは正確ではないが、ネット接続なしでも地図を確認できるのは助かるだろう。
【6】出発時間のリマインダー(通知)を設定する
Googleマップでは時間通りに目的地に到着できるよう、出発時間のリマインダー(通知)を設定することができる。大切な用事の場合はリマインダーを設定しておけば遅刻する心配がないだろう。リマインダーは、出発地と目的地を入力したら、メニューから「出発時間の通知を設定」を選べば設定できる。
【7】「徒歩が少ない」や「料金が安い」ルートを検索する
Googleマップは車のルートはもちろん、電車やバスなど公共交通機関の時刻やルートも検索できる。Googleマップで公共交通機関のルート検索するときは「乗換回数が少ない」「徒歩が少ない」「車椅子対応」「料金が安い」といった細かいオプションを利用できるので、より適切なルートを調べることができるのだ。
【8】自転車用ルートを調べる
2020年9月18日、「Googleマップ」のルート検索で、大都市圏では「自転車」が選択できるようになったのをご存じだろうか? 実際に使ってみると分かるが、自動車専用道路や歩道橋、歩道の階段などは避けて自転車用のルートが案内されるので、自転車で移動するときにはぜひ試してみてほしい。
【9】友だちや家族と現在地情報をリアルタイム共有する
初めて訪れた街で、友だちや家族と待ち合わせするときに利用したいのが「現在地を共有」機能だ。「現在地を共有」機能を使うと、指定した時間内で自分の現在地をリアルタイムで相手に伝えることができるので、待ち合わせ場所が分からないときや遅刻したときなどに使えば役に立つ。ほかにも、友人宅に遊びに行くとき、あとどれくらいで到着するかを相手に伝えたり、災害時の安否確認や子どもの見守りなどにも活用できるだろう。
【10】マップのアイコンを矢印以外ものに変更する
通常、Googleマップのルート案内に現在地として示されるアイコンは「青い矢印」だ。実は、この矢印を「乗り物」アイコンに変更することができるのをご存じだろうか? ちょっとした遊び心だが、きっといつものドライブが楽しくなるだろう。
【11】Googleマップで郵便番号を調べる
郵便物を送るとき、住所は分かっているが郵便番号が分からないときがある。郵便番号検索は郵便局の公式サイトで調べる人が多いと思うが、実は、これが意外と面倒くさい。そんなときは、Googleマップの検索欄で住所を入力して検索してみよう。簡単に郵便番号を確認することができるはずだ。
いかがだろうか? Googleマップは単に地図やルート検索するだけのアプリではないことがお分かりいただけただろう。Googleマップのすべての機能を把握するのは難しいが、今回紹介したような便利機能を覚えておけば、きっと旅行やドライブが快適になものになるはずだ。
参考元「Googleマップの知られざる11の便利機能」【GIZMODE】
※サムネイル画像(Image:Brenda Rocha – Blossom / Shutterstock.com)