近年は「1台あればなんでもできる」と言っても過言ではないほどスマートフォンの重要度が高まっている。それを支える要素のひとつに、多様化するスマホアプリの存在があることは間違いないだろう。
今回は、モバイル系マーケティング企業・Apptopiaが発表した「2021年アプリダウンロード数ランキング」をご紹介していきたい。
2021年に世界中で最もダウンロードされたのはTikTok!
Apptopiaが12月27日に発表した2021年のアプリダウンロード数ランキングは、「ショッピング」や「エンタメ」のほか、「ゲーム」「ビジネス」といった様々なカテゴリーに分類され、「全世界」と「アメリカ国内」に分けて発表されている。今回は全世界版を見ていこう。
「総合ランキング」では、日本でも若年層を中心に流行している「TikTok」が1位に輝いた。そのダウンロード数はなんと約6億5,600万回。日本の全人口が一人5回ダウンロードしても届かない数というところからも、TikTokが世界的に流行している様子が伺える。
そして2位以下には、2位「Instagram」3位「Facebook」4位「WhatsApp」と、旧・Facebook社(Meta社に社名変更)のサービスがズラリ。日本国内では「おじさんのSNS」などとも揶揄されがちなFacebookだが、世界的に見ればまだまだ勢いのあるサービスなのだ。
エンタメカテゴリーではNetflixが僅差で首位に輝く
カテゴリー別に見てみると、「ショッピング」カテゴリーでは日本でもお馴染みの「Amazon」が前回調査の1位から4位に転落するというまさかの事態に。トップ3は日本には馴染みのないサービスが並ぶあたり、ワールドワイドなサービスの需要の幅広さに驚かされてしまう。
そして注目したいのは「エンタメ」カテゴリーだ。1位となったのは「Netflix」で、ダウンロード数は約1億7,300万回。オリジナルコンテンツを多数制作し日本国内でも多くのファンを獲得しているサービスの人気は健在だ。2位には約1億6,600万回でわずかに1位に届かなかった「YouTube」がランクインした。さらに3位の「Google Play ゲーム」を挟んで4位に「Disney+」(約1億2,600万回)、5位「Amazonプライム・ビデオ」(約1億2,000万回)と続き、トップ5に動画配信サービスが4つ入る結果となった。さらにそのダウンロード数を見ても、比較的僅差なこともありいつ順位が逆転してもおかしくなさそうだ。
4つどれもが私たち日本人にも身近なサービスなだけに、世界的なシェアが日本でのサービス提供に影響を与えないとも限らない。例えば1位を逃したサービスが、ユーザー数獲得のため大盤振る舞いのキャンペーンを始めたりだとか…。筆者はさほど熱心に動画サービスを見るタイプではないが、ネトフリやアマプラの話題作が気になることも少なくない。もし「初回登録○ヶ月無料!」といったキャンペーンが始まったとすれば、「あの話題作ちょっと見てみたいし登録してみようかな」と思ってしまうかもしれない。
今後本当にお得なサービスが始まるかは不明だが、ちょっと期待して普段より情報をキャッチするアンテナを高くしてみてもよいのではないだろうか。
引用元:Apptopiaは→こちら
参照元:「2021年スマホアプリDL数ランキング」が発表される、Amazonがカテゴリ首位転落などの波乱も【GIGAZINE】
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