その個性を長所ととるか短所ととるか、想定される場面によって大きく異なってきそうだが…。大雑把を自覚する人に実施したアンケート結果をもとに「大雑把な人に向いてる仕事ランキング」が発表された。トップ3には、大雑把な人が苦手な作業の少なそうな仕事や、大雑把な人が持っている長所が生かせる仕事がランクインした。
大雑把な人は、ストレス耐性や行動力がある?
株式会社ビズヒッツが「自身を大雑把な性格と自覚している方」504名を対象に「大雑把な人に向いてる仕事に関する意識調査」を実施した。
調査によると「大雑把な性格を指摘されたことがある?」という質問に対して、85.9%が「ある」と回答。もともと自覚していた人もいるだろうが、人からの指摘で「自分は大雑把なんだ」と思い込んでしまう人もいるかもしれない。そもそも「大雑把」という言葉自体がマイナスのイメージを持っているにも関わらず、これほど多くの人がストレートな指摘を受けているというのも驚きだ。
しかし、短所は長所に言い換えることもできる。細やかさや正確性に難がある一方で、細かいことが気にならないためストレスに強かったり、大胆なふるまいが行動力につながったりとプラスに働くこともある。アンケート結果をもとに「大雑把な人に向いている仕事ランキング」が発表された。
大雑把さんが思う「向いている仕事」とは
3位は「配送・ドライバー」だった。ひとりで行動する時間が長く、細かい仕事も多くないため気負わなくていいというのが向いている理由のようだ。2位には「営業職」がランクイン。成果重視である仕事のため、細かな仕事ができるか否かよりも元気さや人懐っこさ、行動力で勝負できる側面が強いという。また「細かいことでいちいち悩まない」というタフさという名の大雑把さを発揮すれば、数打ってアタリを引き寄せる飛び込み営業にも向いていると言えるだろう。
そして1位に輝いたのは「接客・販売・飲食業」だ。2位の営業と同じく、お客さんに興味を持ってもらうためにぐいぐい声をかけていくタイプの接客はもちろんのこと、飲食業などでは「細かいことを気にしている暇もないくらい忙しいから(大雑把でも構わない)」というコメントが。ときには理不尽なクレーム対応もあるため、大雑把であったりおおらかな人のほうがストレスを溜め込まずにいられるという意見もあった。
誰しも向き、不向きがあるのは当然だ。どうしても苦手なことからは距離を置き、自分の性格により向いている職業に就くことで心穏やかな毎日を手に入れたいものだ。
出典元:【大雑把な人に向いてる仕事ランキング】男女504人アンケート調査【Biz Hits】
※サムネイル画像(Image:Aleksandrs Muiznieks / Shutterstock.com)