あまり大きな声では言えないが、「仕事をしたくない」「やる気が出ない」と考えてしまうタイミングはどんな人でも一度は経験したことがあるだろう。そんな仕事のやる気に関する調査で、「仕事のやる気が出ないときはある?」という質問に「ある」と答えた人はなんと91%にものぼり、常にやる気を保ち続けている人はわずか1割にとどまることが判明した。
はたして世の中のサラリーマンが「やる気が出ない」と感じる理由とは…。
仕事のやる気が出ないとき1位は「体調が悪い」
まず5位は「人間関係に問題がある」。ギクシャクした関係のなかではコミュニケーションを取ること自体がおっくうになったり、怖くなったりしてしまう。職場にとって100%いい効果はないと見ていいだろう。4位は「怒られた」だ。過度な怒りや一方的な叱責は、立場の低い人を萎縮させてしまうことがほとんどだ。反省点をしっかり伝えることは業務上必要だが、上司や先輩といった指導する立場にある人は、感情的にならないよう努める方が賢明だ。
3位は「やりたくない仕事をしている」で、苦手な業務と向き合うためのモチベーションづくりの難しさがわかる。2位は「仕事がうまく進まない」。成長するための試練と思おうとしても、気持ちが引いてしまうことはままある。ひとりで難しいときには、人の手を借りることも大切だ。そして1位は「体調が悪い」となった。具合がよくないなか仕事をしなければならない状況は誰にとってもツラい。多くの人が納得の理由だろう。
どんな仕事環境ならやる気が出るのか?
逆に、どんな環境ならやる気が出るのかについても、調査で明らかにされている。3位は「忙しすぎない」。労働時間や疲労度に直結する内容だけに、これは大いに納得だ。次の2位には「満足できる収入」がランクイン。仕事内容が好きでも給料が見合わなければ「搾取されている」「不当に遣われている」という意識が心をすり減らしていく。そして1位は「人間関係がいい」となった。関係が良好であり自分の居場所だと感じられる職場は、仕事だけでなく人生にとってプラスになるだろう。
仕事への「やる気が出ない理由」と「やる気が出る理由」は表裏一体だ。熱心に働いていた部下や後輩がもし転職を選んだなら、「せっかく育てたのに」と不満に思うのではなく、その理由を改善することに力を注ぐほうがより建設的だろう。
出典元:【20代に聞いた!仕事のやる気が出ないときランキング】男女500人アンケート調査【ビズヒッツ】