Windows 10では、パソコンのサインイン画面の前に、「ロック画面」が表示されるようになっている。そのため、サインインする前に「ロック画面」を解除しなければならない。そこで今回は、Windows 10の「ロック画面」を無効化にする方法について解説していく。
【Windows 10】「ロック画面」表示の完全無効化方法
Windows 10では、パソコンのサインイン画面の前に、「ロック画面」が表示されるようになっている。そのため、サインインする前に「ロック画面」を解除しなければならない。Windows 10の「ロック画面」は、不正使用を防ぐ観点からも必要なものではあるが、毎回「ロック画面」を解除するのは面倒だと感じる人もいるだろう。そこでここでは、Windows 10の「ロック画面」を無効化にする方法について解説していく。「ロック画面」を無効化にする方法は5つあるので、それぞれ紹介していく。
【方法①】ローカルグループポリシーの設定を変更する(Proのみ)
Windows 10の「ロック画面」を無効化にする方法①は、ローカルグループポリシーの設定を変更することだ。ローカルグループポリシーの設定を変更することで、Windows 10の「ロック画面」を無効化/非表示にできる。ただし、ローカルグループポリシーはWindows 10 Pro以上のバージョンのみの機能になっている。ローカルグループポリシーの設定を変えて「ロック画面」を無効化/非表示にする方法は、Windows 10の画面左下にある「スタートメニュー」を右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択する。
設定を変更したら、ローカルグループポリシーの画面を閉じて、Windows 10を再起動する。再起動が完了したら、「ロック画面」が無効化/非表示になったか確認する。
【方法②】レジストリから編集する(Home)
Windows 10の「ロック画面」を無効化にする方法②は、レジストリから編集することだ。先ほどのローカルグループポリシーは、Windows 10 Pro以上のバージョンのみの機能になっているが、レジストリ編集はWindows 10 Homeでも利用できる機能になっている。レジストリを編集して「ロック画面」を無効化/非表示にする方法は、Windows 10の画面左下にある「スタートメニュー」を右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択する。
そうすると、DWORD(32ビット)値(D)の編集画面が表示されるので、値のデータを「1」に変更し、表記を「16進数」に設定したら、「OK」をクリックする。設定を変更したら、レジストリの画面を閉じて、Windows 10を再起動する。再起動が完了したら、「ロック画面」が無効化/非表示になったか確認する。
【方法③】自動サインインを設定する
Windows 10の「ロック画面」を無効化にする方法③は、自動サインインを設定することだ。自動サインインを設定することで、「ロック画面」が無効化/非表示になり、サインイン画面のパスワード入力が不要になる。そのため、Windows 10の電源を入れると、起動後すぐにデスクトップ画面が表示される。自動サインインを設定する方法は、Windows 10の画面左下にある「スタートメニュー」を右クリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択する。
そうすると、自動サインインの画面が表示されるので、サインインする際の「パスワード」を入力し、「OK」をクリックする。自動サインインを設定したら、Windows 10を再起動する。再起動が完了したら、「ロック画面」が無効化/非表示になり、サインイン画面のパスワード入力が不要になったか確認する。
【方法④】サインインオプションを変更する
Windows 10の「ロック画面」を無効化にする方法④は、サインインオプションを変更することだ。パソコンの起動時の「ロック画面」を無効化/非表示に設定しても、スリープ状態などから解除されると、「ロック画面」が表示されてしまう。そこでここでは、スリープ状態などから解除されたあとに「ロック画面」が表示されないようにする方法について解説していく。スリープ状態などから解除されたあとに「ロック画面」が表示されないようにする方法は、Windows 10の画面左下にある「スタートメニュー」を右クリックして、「設定」を選択する。設定画面が表示されたら、「アカウント」をクリックする。
サインインオプションを変更したら、スリープ状態などから解除されたあとに「ロック画面」が表示されないか確認する。もしも、サインインオプションを変更しても、「ロック画面」が表示される場合は、スクリーンセーバーの設定を変更しよう。スクリーンセーバーの設定を変更する方法は、Windows 10の画面左下にある「スタートメニュー」を右クリックして、「設定」を選択する。設定画面が表示されたら、「個人用設定」をクリックする。そして、左側のメニューの中にある「ロック画面」をクリックしたら、画面を下にスクロールして、「スクリーンセーバー設定」を選択する。
スクリーンセーバーの設定を変更したら、スリープ状態などから解除されたあとに「ロック画面」が表示されないか確認する。
【方法⑤】システムアプリのフォルダ名を変更する
Windows 10の「ロック画面」を無効化にする方法⑤は、システムアプリのフォルダ名を変更することだ。パソコン起動時の「ロック画面」を無効化/非表示に設定しても、スリープ状態などから解除されると、「ロック画面」が表示されてしまう。先ほどのサインインオプションの変更だけではなく、システムアプリのフォルダ名を変えることで、スリープ状態などから解除されたあとに「ロック画面」が表示されないようにできる。システムアプリのフォルダ名を変更する方法は、Windows 10の画面左下にある「スタートメニュー」を右クリックして、「エクスプローラー」を選択する。
システムアプリのフォルダ名を変更したら、スリープ状態などから解除されたあとに「ロック画面」が表示されないか確認する。
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