Windows 11のPCをWi-Fi(無線LAN)のアクセスポイントに接続させるにはどのように設定したらいいのだろうか。この記事では、Windows 11をWi-Fiに接続させる方法と、非表示に設定されているアクセスポイントへ接続する方法を解説する。
【Windows 11】「Wi-Fi(無線LAN) 」を設定する際に必要なもの
Windows 11を利用する時にインターネット接続を有線LANではなく無線LANのWi-Fi接続にするユーザーも多い。Windows 11でのWi-Fi接続の設定はどのようにしたらいいのだろうか。この記事では、Windows 11をWi-Fiに接続するために事前に準備しておくべき必要なものと、Wi-Fi接続する方法について詳しく解説する。
・「ネットワーク名(SSID)」と「暗号化キー」
Windows 11のPCをWi-Fi接続の無線LANに接続するためには、「ネットワーク名(SSID)」とそのネットワーク名に対応する「暗号化キー(パスワード)」が必要である。
ネットワーク名(SSID)とは無線で飛び交っているWi-Fiの通信を識別するために付けられている名前のことである。英語では「Service Set IDentifier」となるために頭文字を取って「SSID」とも言われる。最大で32文字の英数字と記号を組み合わせた文字列で付けられている。
暗号化キーとはSSIDへの接続を暗号化するために設定されているパスワードである。SSIDと通信を暗号化するためのパスワードを組み合わせることで、他のユーザーがアクセスできないように設定することができる。
SSIDと暗号化キーはWi-Fiのアクセスポイントとなるルーターを確認すれば調べられる。Wi-Fiルーターの側面や底面に貼り付けられたシールに初期設定で設定されているSSIDとパスワードが記載されているはずだ。
Wi-Fiルーターによっては、購入後に自分でSSIDと暗号化キーを変更できるものもある。自分で変更できるWi-Fiルーターの場合には、変更方法や変更後のSSIDと暗号化キーの確認方法をWi-Fiルーターのマニュアルで確認してみよう。
【Windows 11】「Wi-Fi(無線LAN) 」を設定する方法
アクセスポイントとなるWi-FiルーターのSSIDと暗号化キーを確認したら、Windows 11にWi-Fi(無線LAN)を設定していこう。Windows 11にWi-Fiを設定する方法は、Windows 11に自動で表示されるアクセスポイントから接続するWi-Fiを選択する方法と、非表示設定されているアクセスポイントに手動で接続する方法がある。
自動で表示されるアクセスポイントに接続する方法と、非表示に設定されているアクセスポイントへ接続する方法をそれぞれ見ていこう。
なお、Windows 11をWi-Fiに接続するためには、PCをWi-Fiに接続可能な状態にしておく必要がある。
無線LANネットワークアダプターが内蔵されていないPCの場合は、外付けの無線LANアダプターを利用する必要がある。外付けの無線LANアダプターを利用する場合にはドライバーのインストールなどのアダプターのセットアップを完了しておこう。
Windows 11でWi-Fiに接続するように設定できたら次の手順でアクセスポイントへ接続設定していこう。
・近くにあるアクセスポイントの一覧の画面から選択して接続する方法
アクセスポイントが非表示設定になっていなければ、近くにあるアクセスポイントが自動でWindows 11に表示される。Windows 11の画面に表示されたアクセスポイントの一覧から選択して接続する方法をみていこう。
画面に表示されたアクセスポイントの一覧から選択する方法は、タスクバーの通知領域で選択する方法と、Windows 11の「設定」から選択する方法がある。どちらを選択しても同じようにWi-Fi接続できる。それぞれの方法について解説する。
ータスクバーの通知領域で選択する方法
複数のアクセスポイントを使い分けて利用する場合には、その都度Windows 11の設定を開くのは面倒だ。Windows 11のWi-Fi設定はタスクバーからもできる。Windows 11のタスクバーの通知領域でWi-Fiを選択する方法は次のとおりである。
ーWindows 11の「設定」で選択する方法
タスクバーから選択する方法以外にも、Windows 11の「設定」から選択する方法もある。Windows 11の「設定」からWi-Fiを選択して接続する方法は次のとおりである。
・非表示に設定されているアクセスポイントへ接続する方法
無線LANのアクセスポイントによっては、近くにあるPCやスマホなどのデバイスの画面にSSIDを表示しないように非表示設定されている場合がある。非表示設定されているWi-Fiのアクセスポイントに接続するためには、手動でSSIDを入力する必要がある。非表示に設定されているアクセスポイントへ接続する方法を見ていこう。
なお、セキュリティの種類は次の中から選択する。あらかじめ、非表示設定されているアクセスポイントに該当するものを調べておこう。
●WEP
●WPA2-パーソナル AES
●WPA3-エンタープライズ AES
●WPA3-エンタープライズ 192 ビットモード
●802.11x WEP