Windows 11の「スタート」メニューを旧Windowsスタイルに戻す方法

パソコンをWindows 11に買い替えたとき、ちょっと違和感を覚えるのが「スタート」メニューです。以前とは操作感がまったく異なっているので、もし、使いにくいと感じるなら、使い慣れたクラシック(旧Windows)スタイルに戻してみましょう!

Windows 11の「スタート」メニューはクラシックスタイルに戻せる!

Windows 11の「スタート」メニューは、レジストリエディターでクラシックスタイルに戻すことができます。

レジストリエディターでクラシックスタイルメニューに戻す手順

レジストリエディターでクラシックスタイルメニューに戻す手順1

まず、キーボードで「Windows」+「S」キーを同時に押して、Windowsの「検索」を開きます。検索欄に「regedit」と入力して「Enter」キーを押して表示された「レジストリエディター」を開きましょう

レジストリエディターでクラシックスタイルメニューに戻す手順2

レジストリエディターが開いたら、画面上部に「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced」パスをコピー&ペーストして「Advanced」を開きます

レジストリエディターでクラシックスタイルメニューに戻す手順3

表示された「Advanced」を選択して右側の何もない部分を右クリックしたら、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します。すると、「新しい値」が作成されますので、ここを「Start_ShowClassicMode」という名前に変更しましょう

レジストリエディターでクラシックスタイルメニューに戻す手順4

先ほど作成した「Start_ShowClassicMode」をダブルクリックすると別ウインドウが表示されるので、「値のデータ」に「1」と入力して「OK」を押したら、パソコンを再起動すればOKです

ただし、このレジストリエディターでクラシックスタイルメニューに戻す方法は、Windows 11のバージョンが「22H2」以前の場合です。もし、22H2以降にアップデートしている場合は、セキュリティ上の問題でレジストリ変更が保存されないため、この方法は利用できません。

無料ツール「Open-Shell-Menu」でクラシックスタイルメニューにする方法もある!

もし、Windows 11のバージョンが「22H2」以上の場合は、無料ツール「Open-Shell-Menu」を使用することで、「スタート」メニューをクラシックスタイルに変更することもできます。

まず、Open-Shell-MenuはGitHubで公開されていますので、Google Chromeで最新版を入手しましょう。24年8月時点での最新版は「OpenShellSetup_4_4_191.exe」です。

●GitHub「Open-Shell-Menu」は→こちら(英語)

GitHubから「Open-Shell-Menu」を入手してインストールする手順

GitHubから「Open-Shell-Menu」を入手してインストールする手順1

まず、GitHubを開いて画面を下にスクロール。「Open-Shell」の下にある「DOWNLOADS」をクリックします(画像はGitHub公式サイトより引用)

GitHubから「Open-Shell-Menu」を入手してインストールする手順2

すると、最新バージョンのダウンロードページが表示されるので、「OpenShellSetup_0000.exe」をクリックしてダウンロードします(画像はGitHub公式サイトより引用)

GitHubから「Open-Shell-Menu」を入手してインストールする手順3

入手した「OpenShellSetup_0000.exe」をダブルクリックして起動したら、画面に従ってインストールしましょう

GitHubから「Open-Shell-Menu」を入手してインストールする手順4

途中で表示される「Custom Setup」画面では、「Classic Explore」と「Classic IE」は「Entire feature will be unavailable」を選んで「×」にします。あとは「Next」を押してインストールを完了しましょう

「Open-Shell-Menu」を使う手順

「Open-Shell-Menu」を使う手順1

Open-Shell-Menuのインストールが終わったら、「スタート」を右クリックして「設定」を選択します(上写真)。ここでは好みのスタイルを選んで「OK」を押しましょう(下写真)

「Open-Shell-Menu」を使う手順2

「スタート」をクリックするとOpen-Shell-MenuによるWindows 7風のクラシックメニューが表示されるようになります

スタートボタンを左寄せにすれば完全に旧Windows化できる!

Open-Shell-Menuを使ってスタートメニューをクラシックスタイルにしたら、「スタート」ボタンをタスクバーの左端に寄せてみましょう。これで、完全に旧Windowsのようなスタートメニューになりますよ。

スタートボタンを左端に寄せて旧Windows化する手順

スタートボタンを左端に寄せて旧Windows化する手順1

タスクバー右クリックで「タスクバーの設定」を開き、「タスクバーの動作」→「タスクバーの配置」で「左揃え」を選択すれば、スタートボタンが左端に寄ります

スタートボタンを左端に寄せて旧Windows化する手順2

スタートボタンが左に寄ったことで、かなり旧Windows化することができました。Windows 10から乗り換えたときは、こちらのほうが操作しやすいでしょう

まとめ

いかがでしょうか? 今回は、Windows 10からWindows 11に乗り換えたときに違和感のあるスタートメニューを旧Windowsのようなクラシックスタイルに変更する方法を紹介しました。

もし、Windows 11のバージョンが22H2以上だった場合でも、「Open-Shell-Menu」という無料ツールを使うことで、旧Windows風にすることができますので、ぜひ試してみてください。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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