Windows 10の「22H2」がリリース – 早めにアップデートしないと危険な状態に!?

Microsoftは2022年10月18日にWindows 10の最新アップデート「22H2」を公開しました。Windows 10は2025年10月14日まで利用できますが、最新版にアップデートしないと安全に使用することができません。たとえば、2021年5月リリースの「21H1」は2022年12月13日でサポートが終了されるので、早めにアップデートすべきでしょう。そこで今回は、Windows 10の最新版「22H2」をインストールする3つの方法を紹介します。

Windows 10の「21H1」は12月13日でサポート終了!「22H2」にアップデートする3つの方法とは

2022年10月18日、MicrosoftはWindows 10の最新アップデート「22H2」を公開しました。

22H2はWindows 10の大規模アップデートですが、今回は品質改善をメインとしたアップデートとなっており、新機能や仕様変更などはないようです。

Windows 10は2025年10月14日まで使える予定ですが、きちんとアップデートを行っていないと、サポートを受けられず、パソコンが危険な状態になってしまいます。

たとえば、2021年5月リリースの「21H1」は2022年12月13日でサポートが終了されますので、早めにアップデートしておいたほうがよいでしょう。詳しくはこちらの記事を確認してください。

今回の「22H2」にアップデートする方法は、以下の3パターンが用意されています。通常はWindows Updateで簡単にアップデートできますが、状況に合わせてほかの方法で実行してください。

■Windows 10「22H2」にアップデートする3つの方法

【1】「Windows Update」を利用してアップデートする
【2】「Windows 10 更新アシスタント」を使って手動でアップデートする
【3】「メディア作成ツール」でインストールメディアを作成してアップデートする

●Microsoft「Windows 10 リリース情報」は→こちら

なお、「22H2」のサポートはHome/Proが2024年5月14日まで、Enterprise/Educationは2025年5月13日までとなっています。Home/Proの人は2025年10月までに、もう一回アップデートする必要があるので注意しましょう。

OSバージョンを確認するには「設定」→「システム」→「詳細情報」を開き、「Windowsの仕様」を確認しよう。もし、「21H2」以下なら今すぐアップデートを!

【1】「Windows Update」を利用してアップデートする

Windows 10が「20H2」以降のバージョンにアップデートしてあるパソコンは、Windows Updateを利用して簡単に22H2に更新できます。

まず、Windows 10の「設定」を開き「更新とセキュリティ」→「Windows Update」に移動したら、「更新プログラムのチェック」ボタンを押しましょう。

すると、「Windows 10、バージョン 22H2の機能更新プログラム」が表示されるので、「ダウンロードしてインストール」を押せば「22H2」にアップデートされるはずです。

なお、22H2のダウンロードはバックグラウンドで実行され、自動的にインストールされたあと、パソコンが再起動されれば完了です。

■Windows Updateでアップデートする手順

まずは、Windows 10の「スタート(キーボードのWindowsロゴ)」をクリックして、歯車アイコンの「設定」をクリックする

次に、設定のメニューから「更新とセキュリティ」を選択しよう

左側で「Windows Update」を選択したら「更新プログラムのチェック」をクリック。「22H2」が表示されたら「ダウンロードしてインストール」を押す

22H2のダウンロードが始まるのでしばらく待とう(上写真)。「再起動が必要です」と表示されたら「今すぐ再起動する」をクリックしよう(下写真)。パソコンが再起動されればアップデートは完了する

【2】 「Windows 10 更新アシスタント」を使って手動でアップデートする

パソコンの状態によっては「Windows Update」になかなか22H2が届かない場合もあります。

その場合はアップデートが届くまで待てばいいのですが、今すぐアップデートしたいなら手動でアップデートすることも可能です。

まずMicrosoftの「Windows 10のダウンロード」サイトを開いて、「Windows 10 2022 更新バージョン 22H2」の「今すぐアップデート」を押してみましょう。

すると、「Windows10Upgrade9252.exe」がダウンロードできるので、これをダブルクリックしてインストールすることができます。

●Microsoft「Windows 10のダウンロード」は→こちら

■Windows Updateでアップデートする手順

Microsoft公式サイトの「Windows 10のダウンロード」を開いて、「Windows 10 2022 更新バージョン 22H2」の「今すぐアップデート」を押す(画像はMicrosoft公式サイトより転載)

Chromeの場合は、ダウンロードが完了したら「フォルダを開く」をクリック(上写真)。ダウンロードフォルダのなかの「Windows10Upgrade9252.exe」をダブルクリックしよう(画像はMicrosoft公式サイトより転載)

「Windows 10の最新バージョンへの更新」が表示されたら、「今すぐ更新」をクリックする

「このPCはWindows 10と互換性があります」画面ではシステム要件をクリアしているかチェックされるので、問題なければ「次へ」をクリックしよう

すると、アップデートのダウンロードが始まり、次に「インストール中」と表示される。この作業はパソコンによってはかなり時間がかかるので、しばらく待とう

インストールには時間がかかるが、100%になったら「PCを再起動する必要があります」と表示されるので、「今すぐ再起動」をクリックしてパソコンを再起動すれば終了

【3】「メディア作成ツール」でインストールメディアを作成してアップデートする

ほとんどの人が、ここまで紹介した2つの手順で22H2にアップデートできると思いますが、もし、どちらの方法でも上手くいかない場合は、「メディア作成ツール」でインストールメディアを作成してアップデートする方法もあります。

まず、Microsoft公式サイトの「Windows 10のダウンロード」を開いて、「PCへのWindows 10のインストールをご希望ですか?」の「ツールを今すぐダウンロード」を押しましょう。

すると、メディア作成ツール(MediaCreationTool22H2.exe)を入手できるので、あとはウィザードに従って作業を進めればOKです。

ただし、途中で【1】「このPCを今すぐアップグレードする」か、【2】「別のPCのインストールメディアを作成する」を選べる画面が表示されるので、22H2にアップデートするなら【1】を選択すればいい。もし、ほかのパソコンをアップデートするためにUSBメモリなどにインストールメディアを作成するなら【2】を選択しましょう。

Microsoft公式サイトの「Windows 10のダウンロード」を開いて、「PCへのWindows 10のインストールをご希望ですか?」の「ツールを今すぐダウンロード」を押す(画像はMicrosoft公式サイトより転載)

「MediaCreationTool22H2.exe」を入手したらダブルクリックして起動する(上写真)、最初にライセンスが表示されるので、「同意する」をクリックしよう(下写真)

途中「このPCを今すぐアップグレードする」か「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択できるようになっているので、どちらかを選んでアップデート作業を進めよう

まとめ

いかがでしょうか? Windows 10は2025年10月14日まで利用可能となっていますが、その間しっかりアップデートしていかないと、パソコンを安全に利用することができません。

もし、まったくアップデートしていないという人は、今すぐ自分のパソコンのOSバージョンを確認して、最新版にアップデートしておきましょう。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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