Windows 11をできるだけWindows 10仕様に近づける6つの設定

【4】エクスプローラーの行間を狭くする

Windows 11の「エクスプローラー」を開くと、各項目の行間がWinodws 10のときより妙に広くて、なんだか間延びしています。これでは、1画面で表示できる項目が減ってしまうので、大量のファイルを探すときにイライラすることもありますよね。

そのようなときは、エクスプローラーの「表示」設定から「コンパクトビュー」を選択して行間を狭くしてあげましょう。

エクスプローラーの行間を狭くする手順

エクスプローラーの行間を狭くする手順1

エクスプローラーを開いたら、上部タブで「表示」をクリック。表示されたメニューで「表示」→「コンパクトビュー」を選択すればOKです

エクスプローラーの行間を狭くする手順2

エクスプローラーの「表示」設定から「コンパクトビュー」を選択すると、行間が狭くなって1画面で表示できる項目がかなり多くなりました

【5】タスクバーの不要なアプリアイコンを削除する

Windows 11のタスクバーには、普段あまり使わないようなアイコンがいくつも並んでいます。

しかし、天気や気温は必ずしも必要ありませんし、「Copilot」「タスクビュー」などは一度も使っていない人もいるでしょう。そうした不要なアプリのアイコンがタスクバーにあると、間違ってクリックしてしまうこともありますよね。

もし、タスクバーの不要なアイコンを消したいなら、「タスク バーの設定」でスイッチをオフにすればOKです。

タスクバーの不要なアイコンを削除する手順

タスクバーの不要なアイコンを削除する手順1

まず、タスクバーのなにもない所を右クリックし、メニューから「タスク バーの設定」を選択します

タスクバーの不要なアイコンを削除する手順2

ここで不要な項目のスイッチをオフにすると、タスクバーに不要なアイコンが表示されなくなります。なお、「検索ボックス」もここで消すことができますよ

【6】ライトモードをダークモードに変更する

Windows 10で背景を黒く表示する「ダークモード」を利用していた人もいるでしょう。ダークモードにすると暗い場所でも画面が見やすくなったり、バッテリーの持ちがわずかによくなるようです。

もし、Windows 11でもダークモードにしたい人は、設定を開き「個人用設定」→「色」を選択し、「モードを選ぶ」のタブで「ダーク」を選択すれば変更できますよ。

ライトモードをダークモードに変更する手順

ライトモードをダークモードに変更する手順1

まず、タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして、メニューから「設定」を選択します

ライトモードをダークモードに変更する手順2

設定画面の左側で「個人用設定」を選び、右ウインドウで「色」をクリックしましょう

ライトモードをダークモードに変更する手順3

「モードを選ぶ」の右側にあるタブで「ダーク」を選択すれば、Windows 11でもダークモードに変更できます

【番外編】無料アプリ「Explorer Patcher for Windows11」で一気にWindows 10風にする方法も!

ここまで、Windows 11をできるだけWindows 10に近づける設定方法を紹介してきましたが、個別にやるのは面倒だと感じた人も多いでしょう。

そのような場合は、無料ツールの「Explorer Patcher for Windows11」を利用して、一気にWindows 10風に変更する方法もあります。

Explorer Patcher for Windows11はタスクバーやエクスプローラーをWindows 10風にするパッチ。具体的にはタスクバーボタンにラベルを表示したり、右クリックメニューを従来のスタイルに戻す、エクスプローラーのリボンUIを復活させる、といったことが簡単に設定できます(それぞれ自分でオン・オフ可能)。

2024年8月現在の最新版はVer.22621.3527.65.5ですが、こちらは日本語にも対応しており、インストールすると自動的に日本語版が起動するようになっています。

まず、valinet公式サイトを開いて画面下の「Assets」で「ep_setup.exe」をダウンロード。これをダブルクリックしてパソコンにインストールしましょう。

次に、タスクバーのなにもない所を右クリックして、「プロパティ」を選択すると、メニューからさまざまな設定変更が簡単にできるようになるのです。

●valinet「Explorer Patcher for Windows11(22621.3527.65.5)」は→こちら

Explorer Patcher for Windows11でWindows10風に変更する手順

Explorer Patcher for Windows11でWindows10風に変更する手順1

「Explorer Patcher for Windows11」をインストール後、タスクバーのなにもない所を右クリックしたら、メニューから「プロパティ」を選びます

Explorer Patcher for Windows11でWindows10風に変更する手順2

すると、「プロパティ」が表示されるので、左のメニューからWindows 10に戻したい部分を選択します。今回は「タスク バー」を選びました

Explorer Patcher for Windows11でWindows10風に変更する手順3

右の項目から「タスク バーのスタイル*:Windows 11(が既定)」をクリックし、「Windows 10」にチェックを入れれば完了です。同様にほかの項目もチェックしてみましょう

まとめ

いかがでしょうか? 今回は、Windows 11をできるだけWindows 10に近づけることで、以前のパソコンのように使いやすくする方法を紹介しました。

Windows 10のサポート期間は25年10月までですので、それまでにWindows 11パソコンに乗り換える人も多いと思いますが、少しでも違和感をなくすために、最初に今回紹介した設定を自分の好みで変更しておきましょう。

※サムネイル画像(Image:Ralf Liebhold / Shutterstock.com

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

Windows 11をできるだけWindows 10仕様に近づける6つの設定のページです。オトナライフは、【スキル・ビジネスWindows 10パソコンパソコン/スマホの設定方法Windows 11Windows 11の使い方】の最新ニュースをいち早くお届けします。