これって老眼!? 「パソコンの文字が読みにくい」を改善してクッキリ表示する方法!

Windows 10から11にアップグレードしたり、パソコンを買い替えたとき、なんだか文字が滲んだりボヤけていると感じたことはありませんか? 一瞬、老眼が進んでしまったのかと思う人もいるでしょうが、実はそれ、「ClearTypeテキストチューナー」機能を使えば解決できるんです! 

Windowsパソコンの文字が滲んでいるときはどうすればいい?

最近、筆者は自分のパソコンをWindows 10からWindows 11にアップグレードしました。すると、なんだか画面の文字が滲んでボヤけて見えます。「もしかして、年のせいで老眼が進んでしまったのか?」と思いましたが、そうではありません。

実は、Windowsには標準機能として文字を読みやすくする「ClearTypeテキストチューナー」という機能があるのをご存じでしょうか?

このClearTypeテキストチューナーを使えば、画面に表示される文字を簡単にクッキリと読みやすくしてくれるんですよ。ちなみに、この機能はWindows 10でも11でも利用可能です。

Windowsパソコンの文字が滲んでいるときはどうすればいい?

ClearTypeが無効の状態は文字が細くて読みづらいのですが(上写真)、ClearTypeを有効にすることで、太くクッキリした文字になります(下写真)

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順1

まずは、キーボードの「Windowsアイコン」と「R」を同時に押します(画像はillustACより引用)

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順2

すると「ファイル名を指定して実行」が表示されるので「名前:」の後ろに「cttune.exe」と入力して「OK」を押しましょう。これでClearTypeテキストチューナーが起動します

ClearTypeテキストチューナーが起動したら、2個または6個のサンプルテキストが表示されるので、そのなかから、「もっとも読みやすいものを選ぶ」を5回行うだけでOKです。これで画面の文字が鮮明になりかなり読みやすくなりますよ。

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順3

ClearTypeテキストチューナーが起動したら、「ClearTypeを有効にする」にチェックを入れて、「次へ」をクリック

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順4

次に「Windowsでモニターがネイティブの解像度に設定されていることを確認しています…」と表示されるので、「次へ」を押しましょう

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順5

すると、サンプルが2つ表示されますので、読みやすいほうを選んで「次へ」をクリック

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順6

このあとは、6つのサンプルのなかからもっとも読みやすいものを選んで、作業を進めます

「ClearTypeテキストチューナー」を起動する手順7

「モニターのテキストの調整が完了しました」と表示されたら終了です。「完了」をクリックしましょう

まとめ

いかがでしょうか? 今回紹介したClearTypeテキストチューナーは、実はWindows XPから備わっている機能です。

通常はデフォルトでオンになっているはずですが、筆者の場合は、Windows 10から11にアップグレードしたときに、なぜかオフになってしまったようです。もし、Windows画面の文字が読みにくいと感じたら、老眼を疑う前に、まずはClearTypeテキストチューナーを試してみてくださいね。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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