Chromeに付随する「Software Reporter Tool」がCPUの占有率を上げていることをご存知だろうか。「Software Reporter Tool」とはなにか、「Software Reporter Tool」を無効にしてもよいのか解説しよう。
「Software Reporter Tool」とは
（Image:Evan Lorne / Shutterstock.com） 「Software Reporter Tool」とは何かご存知だろうか。はじめに「Software Reporter Tool」とはなにか紹介するので「Software Reporter Tool」の役割や問題点を参考にしてほしい。
・Google Chromeに組み込まれている管理ツール
「Software Reporter Tool」とはブラウザChromeに組み込まれている、Google側の管理ツールだ。「Software Reporter Tool」はChromeで発生した問題や使用状況をGoogleに送信する際に利用される。つまり、「Software Reporter Tool」とはユーザー側にはあまりメリットの無いツールである。
「Software Reporter Tool」にあるユーザー側のメリットと言えば、Chromeに発生した問題をGoogleへ送信するくらいだ。そのため、「Software Reporter Tool」はほとんどのユーザーには関係のないツールと言える。しかし、「Software Reporter Tool」はChromeに組み込まれているツールのため、Chromeを利用していると「Software Reporter Tool」も自動的に起動してしまうのだ。
・CPU占有率が高い
「Software Reporter Tool」の問題点として、CPU利用率の高さがあげられる。「Software Reporter Tool」は動作にCPUを占有して、他のソフトの動作に影響を与えることがある。そのため、CPUの使用率を少しでも下げるために「Software Reporter Tool」を停止するユーザーも少なくない。
「Software Reporter Tool」を停止すれば確かにCPUの利用率は少なくなる。しかし、「Software Reporter Tool」は停止してもいいものなのか。「Software Reporter Tool」の動作や停止を行ってもいいのか解説しよう。
・ブラウザの機能とは関係ないため止めても問題はない
「Software Reporter Tool」はChromeのエラーや利用状況報告のためのプロセスだ。そのため、「Software Reporter Tool」は停止してもChromeのブラウザ機能には影響はない。
【Google Chrome】「Software Reporter Tool」を無効化する方法
「Software Reporter Tool」を無効に設定する方法を紹介しよう。「Software Reporter Tool」を無効にする方法を探している方はぜひ参考にしてほしい。
・詳細設定をクリックする
「Software Reporter Tool」を無効に設定するには、Chromeの詳細設定を利用する。その方法を紹介するのでぜひ参考にしてほしい。
Chromeの詳細設定を行っていこう。詳細設定を行うには、Chromeの右上のメニューから「設定」を選択する
設定を開いたら「Googleの設定」を選択して「同期とGoogleサービス」を選択する
「Software Reporter Tool」を利用する「Chromeの機能と動作の改善に協力する」をオフにして、Chromeを再起動すれば詳細設定は完了だ
「Software Reporter Tool」を完全に停止するための設定方法を紹介しよう。
・完全停止する場合
「Software Reporter Tool」を完全に停止する方法を紹介する。
「Software Reporter Tool」ファイル自体を表示して「プロパティ」を選択する
「セキュリティ」タブを開き「詳細設定」を選択する
「継承の無効化」を選択する
「このオブジェクトから継承されたアクセス許可をすべて削除します。」を選択すれば完全に停止できる
・一時停止する場合
現在、「Software Reporter Tool」を一時停止する方法は提供されていないが、「Software Reporter Tool」を無効にする方法で紹介した、「Chromeの機能と動作の改善に協力する」のオン・オフで必要時だけオンにすることは可能だ。
