テレワーク下で20代の「コミュニケーションがしにくい」と感じる人が6割を超えた!

新型コロナウイルス感染症の影響により、一気にニューノーマルな働き方として世の中に普及してきたテレワーク。これまで毎日顔を合わせていた同僚と会うことも減っただろう。チャットで話したり、Web会議などでコミュニケーションを取ったりはするものの、明らかにオフィスでの業務以外の会話が減ったと感じている人は意外に多いのだ。
今回は、現状のテレワークにおけるコミュニケーションの調査を見ていき、年齢の壁が存在する従業員のマインドに迫りたい。

テレワーク中の気になるコミュニケーション

あなたはテレワーク中に無駄話で笑ったりしているだろうか

 企業や組織へチームワークや働き方改革のメソッドを提供するサイボウズ チームワーク総研は、緊急事態宣言から約半年のタイミングで「テレワークのコミュニケーション」についての調査を実施。調査対象は週1回以上在宅勤務をしている全国の会社員・公務員・経営者および役員 3,087名で、年齢は20~69歳を対象としている。

 調査の結果、
・職場の人とコミュニケーションをとる時間は、『業務に関わるもの』では1日あたり「30分未満(0分含)」が6割、『業務に直接関わらないもの』では「0分」が4割
・在宅勤務の「コミュニケーションがしにくい」人は5割を超える。年代が下がるほど増え、20代では6割を超える
・「コミュニケーションの時間数」を多くしたいか少なくしたいかを聞いたところ、全体値である総計では「もっと多くしたい」が2割となり、『業務に関わるコミュニケーション』との違いが見られた。さらに年代別で見ると「もっと多くしたい」は「20代」「30代」で高く、「40代以上」との差が見られる
など、注目すべき驚きの数字が連続している。多くの人が業務・業務外関わらずコミュニケーションをほとんど取らなくなっており、若手ほど「もっとコミュニケーション」したいと感じているのだ。
 業務に関わらないコミュニケーションの時間をもっと多くしたいという若い世代と40代以上との差にはどんな価値観の違いがあるのだろうか……?

上と下はいつでも対立してしまう!?

 テレワークが導入され、上司は職場の姿で部下を評価できなくなったというのはよく言われているところだ。どの仕事でも、働く場所が異なるテレワーク下でも適用できるパフォーマンスによる評価方法の確立が少なからず急務になっているはずだ。そんな中で、部下が業務以外のコミュニケーションを取っていたとしたら、上司としたら判断に困るのかもしれない。一方部下は部下で、廊下ですれ違ったときに軽く交わすたわいもない小さなコミュニケーションを求めている。そうしたちょっとした会話で築かれる人間関係が、チームとして動くときにチームワークの良し悪しを左右するのだ。

 上司がどこまで寛容になれるか、それは上司のマネジメント力も試されているということと同義なのかもしれない。

参照元:在宅勤務者3,000人に聞く「テレワークのコミュニケーション」調査【サイボウズ

オトナライフ編集部
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