新型コロナウイルスの影響や、働き方改革によってオフィスワークからテレワークへと労働環境が大きく変わりを見せた今年。自宅での作業やメンバーとのネット上でのコミュニケーションに対し、あなたは何を感じただろうか。孤独感や作業効率など思うところはたくさんあったはずだ。また、テレワークをスムーズに進めるために、あなたは何かしらの策を凝らしただろう。ひょっとしたら、いつもとは違う仕事の進め方やコミュニケーションの取り方に悪戦苦闘したかもしれない。しかし、今回はそんなあなたの救いになるかもしれない、Web会議で心がけたい映り方の重要なポイントを3つ紹介していく。
ここでいま一度Web会議のおさらい
元々インターネット環境の発展とともに隆盛してきたWeb会議。新型コロナウイルスが流行する前から利用している会社も一部ではあった。しかし、現在ではテレワークを導入する企業が増え、一段とWeb会議を行う必要が生じているだろう。
ご存知の通り、Web会議とはパソコンやスマートフォンなどのデバイスとネット環境によって、場所や時間を問わずに顔を合わせてコミュニケーションを取れるツールのことだ。あなたもきっと、既に利用しているだろう。
そんなWeb会議を利用すれば、移動時間や交通費の削減、スケジュール調整の簡易化、働き方改革の推進など多くのメリットを享受できるはずだ。
しかし、もしかしたらあなたがWeb会議で印象を悪くしてしまっている可能性があると伝えたら驚いてしまうだろうか。そんなWeb会議で陥りやすい印象悪化してしまうパターンを3つご紹介する
【印象を変えてしまう3つのパターン】
1.照明
自分の背中から光が入ってきていると、Web会議で映る自分の顔は非常に暗くなってしまい、顔色が悪そうな印象を与えてしまう。そうならないためには、太陽の光が入ってくる窓際を避けたり、壁を背にして後ろに照明が来ないようにしたり、あるいはスタンド式の小型照明をカメラの横に置いて撮影するのも良いだろう。
2.構図
自分がカメラに映るときは、画面上で顔と身体が1:1の比率で映る「ルーズバスト」と呼ばれる構図を心がけると、相手にスマートな印象を与えて良いとされる。一方で参加人数が多く全員が小さな画面で映っているような場合は逆に、顔を少し大きく映るようカメラを近づけることで、自分の表情やうなずきといったリアクションが相手に伝わりやすくなる。
3.アングル
ノートパソコンを使っている人に多く起こりがちなパターンなのだが、カメラが自分の目線より下にあると「上からのぞき込むような」映り方となってしまう。“上から目線”がどんな場面でも嫌がられるように、Web会議でも“上から”は極力避けるべきだろう。ノートパソコンの下に本などを重ねて、カメラが目線と同じ高さに来るように調節をしてから会議に参加してほしい。
人は見た目が……というように、Web会議で印象をアップさせれば、自ずと評価も上がるはずだ。