Microsoft Teamsの会議で画面共有機能を使う方法をご存知だろうか。画面共有機能を使えば、Teamsでオンライン会議を行いながら同じ画面を参加者同士で見ることができる。本記事ではTeamsの会議で画面共有機能を使う方法を紹介するのでぜひ参考にしてほしい。
【Teams】会議の画面共有とは
Microsoft Teamsに搭載されている会議で利用可能な画面共有機能をご存知だろうか。本記事では、Teamsの会議で画面共有機能を使う方法を紹介するのでぜひ参考にしてほしい。はじめに、Teamsの会議に搭載されている画面共有機能とはどのような機能なのか紹介するので、画面共有機能についてご存知ではない方は参考にしてほしい。
・自分の画面を相手に共有できる
Teamsの会議で利用できる画面共有機能とは、自分のパソコンで表示されている画面をTeamsで会議中のメンバーと共有できる機能だ。また、Teamsの画面共有機能では自分のパソコンで表示されている画面全体の共有ではなく、自分が指定したウィンドウのみの画面表示を共有することも可能だ。
この機能を使うことでTeamsの会議で離れた場所にいるメンバー同士でひとつの画面を確認しながら資料の作成や作品の作成を行うことができる。さらに、Teamsの画面共有機能には共有されている画面を参加者がリモートで操作できる機能も搭載されているので、作業サポートなどにも利用可能だ。
なお、今回はTeamsの会議で画面共有機能を利用する方法を紹介するが、実はTeamsのチャット機能にも画面共有機能が搭載されている。チャット機能に搭載されている画面共有機能も基本的は、Teamsの会議で利用できる画面共有機能と使い方は同じだ。チャットで画面共有機能を使いたい方も本記事でチャット機能から画面共有機能を使う方法も紹介するので参考にしてほしい。
・画面共有できるコンテンツは4種類
Teamsの画面共有機能で共有することができるコンテンツには4つの種類がある。実際にTeamsの画面共有機能を使う方法を見ていく前に、画面共有機能で共有可能なコンテンツについて紹介しておく。
Teamsの画面共有機能では、「デスクトップ(画面に表示されている画像全体)」、「特定のウィンドウ」、「PowerPoint(指定したPowerPointの閲覧のみ)」、「参照(任意のファイル)」がある。
これらをうまく使い分けるにはTeamsの画面共有機能をどのような目的で使用するのかを考えるとわかりやすい。たとえば、ExcelでデータをまとめながらPowerPointで会議資料を相談しながら作る場合には、ウィンドウを切り替えたりPowerPointの操作を行いたいので「デスクトップ」の画面共有を利用し、プレゼンや商談ですでにある資料をTeams会議の参加者に見てほしいときには「PowerPoint」や「参照」を利用するのが便利だ。
また、リモートワークで行なっている作業を確認したいという場面であれば「特定のウィンドウ」で業務ツールのウィンドウだけを指定しておけば、確認される社員のデスクトップに保存されている個人ファイルや通知などを守ることができる。
・新しい機能を搭載した開発者ツールの提供も
Teamsの画面共有機能には開発者向けにまだ実装されていない新しい機能を試すことができる、「開発者ツール」の提供もある。もし、Teamsを使ったビジネスツールの開発を行っているのであれば試してみるとよいだろう。
【Teams】会議で画面共有する方法【1人/複数人とチャット中の場合】
これから実際にTeamsのチャット機能で画面共有機能を使う方法について紹介してく。Teamsのチャット機能で画面共有機能を利用してみたい方はこれから紹介する方法を使って、Teamsを操作してほしい。なお、チャット機能で画面共有機能を使う場合にはTeamsの会議中に画面共有機能を使う場合と異なり、カメラの映像やマイクの音声は相手に共有されないので注意しよう。
この機能はチャットでテキストベースで相談などを行なっているときに利用するのが向いている。画面共有機能を使いながら相手と相談などを行いたい場合にはチャットから使う画面共有機能ではなく、Teamsの会議で利用する画面共有機能を利用しよう。
・チャット画面右上の画面共有アイコンを押す
Teamsのチャット機能で画面共有機能を使う方法を紹介する。Teamsのチャット機能で画面共有機能を使うには、画面共有を行いたい相手とのチャットを表示して、チャット画面上部に表示されている画面共有機能のアイコンを選択しよう。
・共有するウィンドウを選択する
画面共有アイコンをクリックしたら、Teamsの画面共有機能で共有するコンテンツの選択画面が表示される。チャットの画面共有機能では「デスクトップ」か「ウィンドウ」のみ選択できる。
・画面共有を開始する
画面共有機能で相手と共有したい画面を選択すると、画面共有が開始される。なお、実際に画面共有が開始されるのは画面共有を行う相手が画面共有の受け入れを行なった場合のみだ。相手が画面共有を受け入れる前までは、画面共有は開始されないので画面を共有しながら作業を行う場合には、しっかりと画面共有が開始されていることを確認してから作業開始しよう。
・画面共有中の表示がされる
画面共有が開始されると相手の画面に自分の画面が共有される。なお、画面共有を開始した場合、Teamsのウィンドウは最小化される。
・画面共有を終了する
画面共有を開始すると画面上部に「発表を停止」というボタンが表示される。画面共有を終了するには、「発表を停止」をクリックしよう。「発表を停止」をクリックすると画面共有は終了されてもとのTeamsが表示される。
【Teams】会議で画面共有する方法【会議中の場合】
Teamsの会議で画面共有機能を使う方法を紹介する。Teamsの会議で画面共有機能を使う方法をお探しの方はこれから紹介する方法を参考にして、画面共有機能を活用してほしい。
【Teams】会議で画面共有できないときの対処法
Teamsの会議で画面共有できないときの対処方法について紹介する。本記事で紹介している方法を試してもTeamsで画面共有ができないときにはこれらの対処方法を考えることができる。
・【対処法①】画面を見ることができない場合
Teamsで画面共有をしているのに相手が共有している画面を見ることができない場合には、相手が画面共有の受け入れを行っていないということが考えられる。画面共有の受け入れを許可していない場合、画面共有が開始されないため画面は表示されない。
・【対処法②】画面共有アイコンが表示されない場合
Teamsで画面共有を行おうと思ったときに、画面共有アイコンが表示されない場合には、管理者によってTeamsの機能を制限されている可能性がある。対処方法としては一度社内のIT部門などに画面共有について問い合わせてみよう。
・【対処法③】画面が重くて固まる場合
Teamsの画面共有機能はネット回線が不安定になったり低速な場合には固まる場合がある。そのようなときには対処方法として、有線でインターネットに接続したりより安定しているネットワークにパソコンを接続したりしてネットワークを改善しよう。
・【対処法④】画面の文字が点滅したりする場合
画面の文字が点滅するなどのトラブルの場合もネットワークが不安定な可能性が考えられる。有線でのインターネット接続やネットワーク改善を試してみよう。
・【対処法⑤】ネット回線が遅延する場合
ネット回線が遅い場合にどうしても画面共有機能を使いたい場合には、チャットから画面共有機能を使ってみよう。音声がカメラのビデオ映像は表示されないがその分、通信量が少なく画面共有を行うことができる。
※サムネイル画像(Image:Esragul / Shutterstock.com)