思い出した頃には「あなたの『Google アカウント』は消えてしまいました」、なんて事態に陥らないようにしたい。なんと先日発表されたGoogle アカウントのストレージポリシーによれば、「『Gmail』『Google ドライブ』『Google フォト』のサービスを2年間利用していないと、ファイル等が削除される可能性がある」と宣言されたのだ。とくにGoogle ドライブ等は「Google ドキュメント」「Google スプレッドシート」といったサラリーマンにとってもなじみ深いサービスが含まれている。
今回は、絶対に忘れずにいたい「Google アカウントのファイル削除を免れる方法」についてお伝えしていきたい。
2年使っていないと“無かったこと”にされる危険?
今回伝えられているGoogle アカウントの削除の条件は、「サービスを2年間利用していない場合」と「2年以上継続して保存容量を超過している場合」だという。
2年間未利用は、そのまま「Google アカウントのサービスを使ったかどうか」であり、注意点として「GmailとGoogle ドライブは利用されているがGoogle フォトは2年間未利用」という場合には、「Gmail・Google ドライブのファイルは削除されず、Google フォトのファイルのみ削除される」という仕様のようだ。また、「コンテンツが削除の対象となる3ヶ月以上前にGoogle サービス内での通知およびメールで通知される」ともしており、何の連絡もなく唐突に削除される、という事態は避けられるようだ。
「2年以上継続して保存容量を超過している場合」では、「保存容量の超過が 2 年以上続いているにもかかわらず、上限を超えないようにする対応(空き容量を増やす、追加容量を購入するなど)がとられていない場合」に、すべてのファイルが削除される可能性がある、と示唆している。
Google アカウントのサービスといえば、Google フォトが6月1日より「無料分で利用できるのは15GBまで」とサービスを改定することが決まっている。この対応はネット上で大きな話題となったが、有料プランに加入する以外の抜け道としてGoogleのスマートフォン「Google Pixel」のユーザーも有料プランに加入することなく無制限でGoogle フォトを利用できるという。
もしかするとGoogle アカウントのファイル削除についても、何かしらの方法で「未利用でも削除されません」というプランが出る可能性もゼロではない。ただ、素直に「プランに加入するほど利用するユーザーであれば、2年放置はしないだろう」と考えることもできるだろうか。
なんにせよ、これまでふとした機会にファイルをアップロードしたりしていたライトユーザーは、ちょっとだけこまめな利用を意識すべきなのかもしれない。Google アカウントだって持ち主が使ってくれなければさみしいだろうから。
参照元:放置してない?「Googleアカウント」、使わないと削除されるかも【PHILE WEB】
※サムネイル画像(Image:Ascannio / Shutterstock.com)