Macにおけるフォントの保存場所をご存じだろうか。本記事では、Macのシステムフォントやインストールしたフォントの保存場所を紹介するのでMacのフォント保存場所でお困りの方やフォントの場所を確認しておきたい方はぜひ本記事を参考にしてほしい。
「Mac」のフォントの保存場所はどこ?
Macにインストールされているフォントの保存場所を紹介する。Macのフォントには3つの種類がある。それぞれ「システムフォント」、「ライブラリフォント」、「ユーザーフォント」だ。Macの場合、これら3つのフォントの保存場所はそれぞれ異なるのでそれぞれのフォントの保存場所を見ていこう。
なお、「システムフォント」はMacのシステム自体が利用するためにはじめからMacにインストールされて保存されているフォントだ。「ライブラリフォント」はインストールしたソフトウェアに付属してインストールされたフォントのことであり、Macにインストールされているソフトウェアによってライブラリフォントフォルダに保存されているフォントは異なる。「ユーザーフォント」とは、自分でMacへインストールしたフォントのことだ。
【保存場所①】システムフォント
Macのシステムフォント保存先は、「/System/Library/Fonts」でありこの直下にシステムフォントが保存されている。
【保存場所②】ライブラリフォント
Macのライブラリフォント保存先は、「/Library/Fonts」でありこの直下にライブラリフォントが保存されている。
【保存場所③】ユーザーフォント
Macのユーザーフォント保存先は、「/Users/<ユーザー名>/Library/Fonts」でありこの直下にユーザーフォントが保存されている。なお、<ユーザー名>の部分には実際にMacで利用されているユーザー名が入る。
「Mac」の追加インストールしたフォントは?
前述の通り、Macではフォントの種類、フォントインストール時のパターンに分けてフォントの保存先が決定する。では、ユーザーがMacへ追加でインストールしたフォントはどのような扱いになるのだろうか。ユーザーがMacへ手動で追加インストールしたフォントについて解説する。
ユーザーがMacへ追加インストールしたMacは、ユーザーフォント扱いとなる。そのため、通常はユーザーフォントと同様の場所に追加インストールしたフォントも保存される。
「Mac」のフォントの保存場所に関する注意点
これまでMacのフォントの保存場所について解説してきた。最後に、Macのフォントの保存場所について注意事項を紹介する。
【注意点①】フォント管理ソフトを利用している場合は保存場所が違うこともある
本記事で紹介した、Macのフォント保存先はあくまでもMacのデフォルトのフォントの保存場所だ。そのため、Adobe CCなどに代表されるフォント管理ソフトなどを利用している場合、そのソフトで入手したフォントの保存場所はMacのデフォルトに依存せずに専用の保存場所がソフトウェアによって生成される場合が多い。
よって、サードパーティー製のフォント管理ソフトを利用している方はMacにインストールしてあるフォントの保存場所を確認するときには、確認しようとしているフォントがMacのデフォルトもしくは自分で追加したものであるか、フォント管理ソフトによって管理されているフォントであるのかをチェックする必要がある。
【注意点②】フォントデータをインストールしすぎると起動しなくなる可能性がある
Macでは自由にフォントをインストールすることができその数に制限は設定されていない。しかし、あまりにも多くのフォントをMacへインストールしてしまうとフォントを利用するソフトが起動できなくなってしまう場合がある。
一部のソフトウェアでは、ソフト起動時にMacに保存されているフォントをすべて読み込んだりチェックしたりしてフォントの一覧を作成する。Macに保存されているフォントがあまりにも多い場合、この作業で時間がかかったりソフトがフリーズして起動できなくなる場合があるのだ。
また、Macのフォントフォルダに入っているフォントを手動で勝手に移動させた場合、Macのシステムや各種ソフトが管理しているフォントの保存場所と相違が発生してしまうため、これについてもソフトが起動できなくなったりフリーズしたりする原因となってしまう。
※サムネイル画像(Image:support.apple.com)